千葉PARCO フロアガイドのデザインとして専門学生による制作作品3点が採用される
千葉デザイナー学院(千葉市中央区)の学生によるデザイン力を活かし、産学連携の新しい形として店舗のイメージチェンジに寄与
千葉デザイナー学院に在籍する2年生が春先からそれぞれ制作に着手し、第一線で活躍する講師陣の審査を通じて21作品を選出。6月26日、パルコの宣伝担当者、千葉パルコ店長を招いて、21名の学生が自分の作品とそのコンセプトをプレゼンテーションしました。さらに、7月3日~20日の期間、千葉パルコ1階の中央エスカレーター脇で21作品が展示され、一般の買い物客による投票が行われました。
その投票結果と審査をもとに、最優秀賞の受賞者に選ばれたのは千葉デザイナー学院2-Bクラス(総合デザインコース)の岡田丈君となりました。このデザインのイメージは千葉パルコ周辺の地図をあらわしており、色を多く使うことで若者らしさを表現したとか。パステル調の色彩豊かな作品で、手にとれば何か新しいものが飛び込んでくるような期待が膨らんできます(9~11月配架)。
次に優秀賞となったのは同2-Bクラスの小高彩美さんの作品で、独自の文字フォントを使い、白をベースに6つのサークルが白を一層際立たせています。作品のコンセプトは「清々しく、上品に」を意識してイメージカラーを水色でまとめ、色は薄めに印象が弱まらないよう真ん中にデザインを配置したとしています(12~2月配架)。
最後に優良賞となったのは同2-Cクラス(コミックアートコース)の富澤真仁君の作品で、ゆっくりと春の訪れを感じさせる控えめな桜色の花をあしらったものになりました。作品のコンセプトは「私の世界」、パルコは女性客が多いと思い、女性の方が手に取りやすいデザインに仕上げたそうです(3~5月配架)。
千葉デザイナー学院は2007年4月に設立され、多くのクリエイターを業界に送り出してきました。2013年には、コミックアートコースを新設し、コミック、キャラクターを専門とする人材育成にも取り組んでいます。また、即戦力を養うため、2年生では企業と組んでハイレベルな実践的制作ができるよう、OJTを通じて習得するプログラムに取り組んでいます。プロの現場を体験した卒業生は、社会人になった後もこのコラボ企画が貴重な経験になったとしています。
パルコ千葉店営業総務課・川田光規氏によると、選定では「レベルが高く、絞りこむのが難しかった」とのことで、優良賞を追加して、今年の受賞作品を3点としたそうです。千葉パルコは来年11月の閉店を発表していますが、最後まで地元に愛される店として、このようなイベントを続けたいとしています。千葉パルコにお越しの際には、ぜひフロアガイドを手に取っていただき、学生たちが制作したデザインを鑑賞してみてはいかがでしょうか。
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