ニュージーランド乳業最大手フォンテラによる新たなグローバル消費者調査
日本の消費者のライフスタイルにおける問題が、自身の健康目標を達成できないでいる要因に。
ニュージーランド乳業最大手フォンテラ(本社:ニュージーランド オークランド、日本法人/フォンテラジャパン株式会社 本社:東京都港区、代表取締役社長:斎藤 康博)が実施した新たな調査結果によると、多くの消費者が健康を総合的に捉え、栄養を通じて健康を改善したいと考えている一方、自身の健康管理に割く時間が不足しているのに加え、既存商品の健康機能性について十分信頼出来ていない事が改めて確認されました。
多くの日本の消費者は、主な病気の予防にはバランスの取れた食事が重要であると考えています。しかし、フォンテラの新たなB2BニュートリションブランドNutiani(ニューティアニ)が行った消費者健康調査によると、消費者のライフスタイルの特徴がバランスの取れた食生活を送る事の妨げになっていることが分かりました。
Ipsos Nutiani Consumer Wellness Researchは、大手市場調査機関であるIpsosとNutianiが共同で実施している消費者ウェルネス調査で、日本の消費者600人を対象に健康全般における調査を行っています。
同調査によると、85%の消費者は健康について総合的な考え方をしており、身体的な面だけでなくウェルビーイングのあらゆる側面に配慮されている事が健康的であるという考えを持っています。しかし、多くの消費者が積極的に健康管理に取り組んでいると答えているにも関わらず、ライフスタイルの送り方に起因する障壁が進歩を妨げています¹。
ウェルビーイング全般について改めて考える
栄養はあらゆるウェルビーイングに不可欠であると考えられており、消費者の88%がバランスの取れた食事が主な病気の予防に重要であると考えています。しかし実際には、健康維持を目的とした食事をとっている消費者は、全体の48%に留まっています。
26% の消費者は「自身の健康目標をサポートするために栄養機能性を有した商品や手段を利用しない」を選択。既存商品で謳われている機能性を信じておらず、コストが嵩むという理由から普段の食事で栄養を摂る事を望んでいます。
その他の消費者においても、行動に移すまでには依然障壁が残ります。消費者の約5人のうち4人が健康管理の課題に直面している一方、全体の38%が「コスト」、36%が「教育・知識の欠如」、26%が「忙しいライフスタイル」を、行動に移すのを躊躇う要因として挙げています。
時間の不足によって健康管理に影響を及ぼしている消費者の割合は、世界でも日本が最も高く、特に学校や職場など外出先での過ごし方による影響を大きく受けています。この傾向は25歳から34歳の間で特に顕著ですが、これはキャリア志向に重きが置かれている事と、長時間労働が一般的に受け入れられている既存の社会的慣習によるものと推察されます²。
グローバルの状況と密接に関わるウェルビーイングの優先領域
新型コロナウィルスの感染拡大は、日常生活をよりストレスフルなものにしたのと同時に²、予防健康のトレンドを加速させるきっかけにもなりました。消費者は自身の人生を最大限に謳歌するために、潜在的な病気のリスクを減らす事に一層注力するようになりました。Consumer Wellness Researchによると、健康を維持する最大の理由として、37%の人は「大切な人と豊かな時間を過ごすため」と答え、34%の人は「主な病気から身を守るため」と答え、33%の人は「人生を最大限に謳歌するため」と答えています。
フォンテラのアクティブリビング担当ディレクター Dan Luo氏は、次のように述べています。
「現在の消費者は自身の健康に必要な栄養について深い関心を持ち、シンプルで信頼できる商品を求めていることを我々は理解しています。世界を取り巻く身体的、精神的、医療的、および内面的な健康栄養の市場は目まぐるしく成長し続けています。各ブランドオーナーは、利便性と信頼性を兼ね備え、且つ進化し続ける健康へのあらゆるニーズに応える商品を提供するという途方もないプレッシャーを抱えているのです。」
「我々フォンテラは、この計り知れない市場の可能性を認識したうえで、各ブランドオーナーの商品開発プロセス、即ち健康への多様なニーズに応えるイノベーションパイプラインをサポートするために、Nutianiを立ち上げました。健康とウェルビーイングに特化した製品、コンセプト、サービスを組み合わせて提供することで、お客様のブランドの新たな機会創出を後押しし、健康と栄養における将来的なビジネスチャンスを掴めるようサポート致します。単に高機能原料と健康市場に即したコンセプトを提供するだけではありません。独自調査による消費者インサイトや全てのバリューチェーンにおける専門家による知見を基にしたマーケティングとイノベーションのサポートも致します。」
Ipsos Nutiani Consumer Wellness Researchについて
NutianiブランドとIpsosは、7か国でオンライン調査を実施致しました。調査対象は、16歳から70歳までの合計5000人(中国と米国でそれぞれ1000人、日本、韓国、ドイツ、フランス、イギリスでそれぞれ600人)。調査対象の割当ては、代表的な調査範囲を確保するために、主要な人口統計学的および地理的変数に基づき設定されました。調査は2021年8月に実施。Nutianiブランドを通じて、消費者と消費者による健康とウェルビーイングのニーズを包括的に理解する取り組みの一環で初めて実施した調査になります。
Nutiani™について
Nutiani™は、人体科学に基づいたウェルビーイングニュートリションブランドであり、お客様のブランドの新たな機会創出から製造までのイノベーションパイプラインをサポートする一気通貫のソリューションを提供致します。高機能で科学に基づく特殊原料、消費者による実証試験済のコンセプト、各専門家によるサービスを組み合わせる事で、より持続的で、充足感のある、健康的な生活の実現をサポートしてまいります。
1. IPSOS Nutiani, Consumer Wellness Research (August 2021)
2. https://www.who.int/news/item/02-03-2022-covid-19-pandemic-triggers-25-increase-in-prevalence-of-anxiety-and-depression-worldwide
ウェルビーイングニュートリションブランドNutiani™のローンチに関する記事
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000107701.html
【本件に関するお問い合わせ先】
フォンテラジャパン株式会社
担当:戸川
E-mail:shota.togawa@fonterra.com
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像