人工知能が人間を追い越すとどうなるのか?
「まだ先だろう」? いえいえ、結構すぐです。あわてる前に、しっかり勉強しておきましょう。
人工知能が人間の知能を超えた後の世界を予測した世界的名著『ポスト・ヒューマン誕生』(2007年/レイ・カーツワイル著)をコンパクトに再編集した『シンギュラリティは近い[エッセンス版]』がNHK出版より刊行されました(税込1,620円。4月26日発売)。
◆シンギュラリティは必ず起こる
シンギュラリティとは「人工知能が人間の知能を追い越し、以前とは全く異なる世界が到来すること。技術的特異点」。
◆衝撃の未来像
Googleの人工知能が世界最強の囲碁プレーヤーを打破、将棋ソフトがプロ棋士に勝利、クルマの自動運転の実用化など、人工知能は私たちの予想をはるかに上回る加速度で進化しています。
このような背景の中、「人工知能が人間の仕事を奪ってしまうのか?」と不安を抱く人もみられるようになってきました。
このまま人工知能が進化を続けてゆくと、この先どのような世界が待っているのでしょうか? 人工知能の世界的権威であるカーツワイルに見えている世界の一部を紹介してみましょう。
・2020年代の終わりまでに、コンピュータの知能が人間の知能と区別がつかなくなる。
・分子レベルで設計された、大きさがミクロン(1ミリの1000分の1)単位のロボット“ナノボット”ができる。
・何十億ものナノボットが脳・人体を循環するようになる。
その結果、「人間の知能は大幅に高まる」「人類は人工知能と融合し、人体は今のままの人体ではなくなる」「ナノボットが脳を制御し、ヴァーチャル・リアリティを体験できるようになる」そして・・・
本書のもとになった親本『ポスト・ヒューマン誕生~コンピュータが人類の知性を超えるとき』(2007年NHK出版刊)は600ページを超える大著でした。
今回刊行する『シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき』は、親本から最重要部分を抽出して再編集し、編集部の「あとがき」を新たに付け加えたものです(全256ページ)。
【目次と主な項目】
第1章 六つのエポック
直感的な線形的展望vs歴史的な指数関数的展望/特異点の歴史/シンギュラリティは近い
第2章 テクノロジー進化の理論――収穫加速の法則
秩序と複雑性/ムーアの法則とその先/経済的要請としてのシンギュラリティ
第3章 人間の脳のコンピューティング能力を実現する
人間の脳のコンピューティング能力/コンピューティングの限界
第4章 人間の知能のソフトウェアを実現する
人間の脳はコンピュータとは違うのか?/脳のモデルを構築する/脳と機械を接続する
第5章 衝撃
人体2.0/非生物的体験への変容/情報の寿命/戦争/学習/仕事/遊び
第6章 私は技術的特異点論者だ
意識をめぐる厄介な問題/わたしは誰?わたしはなに?/超越としてのシンギュラリティ
シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき
レイ・カーツワイル Ray Kurzweil
1948年ニューヨーク生まれ。発明家、思想家、フューチャリスト。人工知能の世界的権威であり、現在はGoogle社で機械学習と自然言語処理の技術責任者を務める。これまでにオムニ・フォント式OCRソフト、フラットヘッド・スキャナーなどを発明し、MITレメルソン賞やアメリカ国家技術賞などを受賞。2002年には「発明の殿堂」に名を連ね、PBSは彼を「過去2世紀においてアメリカに革命を起こした16人の発明家」の一人に挙げている。2008年にはシリコンバレーにシンギュラリティ・ユニバーシティを共同で創設。
■NHK出版 商品ページ
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000816972016.html
シンギュラリティとは「人工知能が人間の知能を追い越し、以前とは全く異なる世界が到来すること。技術的特異点」。
ベストセラー『ポスト・ヒューマン誕生』(NHK出版刊)で著者のレイ・カーツワイルは「2045年にシンギュラリティが起こる」として、世界的に大論争を巻き起こしました。
◆衝撃の未来像
Googleの人工知能が世界最強の囲碁プレーヤーを打破、将棋ソフトがプロ棋士に勝利、クルマの自動運転の実用化など、人工知能は私たちの予想をはるかに上回る加速度で進化しています。
このような背景の中、「人工知能が人間の仕事を奪ってしまうのか?」と不安を抱く人もみられるようになってきました。
このまま人工知能が進化を続けてゆくと、この先どのような世界が待っているのでしょうか? 人工知能の世界的権威であるカーツワイルに見えている世界の一部を紹介してみましょう。
・2020年代の終わりまでに、コンピュータの知能が人間の知能と区別がつかなくなる。
・分子レベルで設計された、大きさがミクロン(1ミリの1000分の1)単位のロボット“ナノボット”ができる。
・何十億ものナノボットが脳・人体を循環するようになる。
その結果、「人間の知能は大幅に高まる」「人類は人工知能と融合し、人体は今のままの人体ではなくなる」「ナノボットが脳を制御し、ヴァーチャル・リアリティを体験できるようになる」そして・・・
そのほか多岐にわたる予測は、現代人には信じ難いものに見えるかもしれません。しかし、Google社で人口知能開発を指揮するカーツワイルの語りは、大胆ではあるのですが、技術的にあり得ることの積み重ねであり、非常に説得力があるものとなっています。
現代人の想像力を文字通り超えた未来、しかも本当に起こる可能性が高い未来を見ることができる1冊です。
本書のもとになった親本『ポスト・ヒューマン誕生~コンピュータが人類の知性を超えるとき』(2007年NHK出版刊)は600ページを超える大著でした。
今回刊行する『シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき』は、親本から最重要部分を抽出して再編集し、編集部の「あとがき」を新たに付け加えたものです(全256ページ)。
【目次と主な項目】
第1章 六つのエポック
直感的な線形的展望vs歴史的な指数関数的展望/特異点の歴史/シンギュラリティは近い
第2章 テクノロジー進化の理論――収穫加速の法則
秩序と複雑性/ムーアの法則とその先/経済的要請としてのシンギュラリティ
第3章 人間の脳のコンピューティング能力を実現する
人間の脳のコンピューティング能力/コンピューティングの限界
第4章 人間の知能のソフトウェアを実現する
人間の脳はコンピュータとは違うのか?/脳のモデルを構築する/脳と機械を接続する
第5章 衝撃
人体2.0/非生物的体験への変容/情報の寿命/戦争/学習/仕事/遊び
第6章 私は技術的特異点論者だ
意識をめぐる厄介な問題/わたしは誰?わたしはなに?/超越としてのシンギュラリティ
シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき
- レイ・カーツワイル著
- 監訳/井上健(東京大学名誉教授) 翻訳/小野木明恵、野中香方子、福田実 編/NHK出版
- 発売 2016年4月26日
- 定価 1,620円(税込)
- 仕様 四六判上製 256ページ
- ISBN 978-4-14-081697-4
レイ・カーツワイル Ray Kurzweil
1948年ニューヨーク生まれ。発明家、思想家、フューチャリスト。人工知能の世界的権威であり、現在はGoogle社で機械学習と自然言語処理の技術責任者を務める。これまでにオムニ・フォント式OCRソフト、フラットヘッド・スキャナーなどを発明し、MITレメルソン賞やアメリカ国家技術賞などを受賞。2002年には「発明の殿堂」に名を連ね、PBSは彼を「過去2世紀においてアメリカに革命を起こした16人の発明家」の一人に挙げている。2008年にはシリコンバレーにシンギュラリティ・ユニバーシティを共同で創設。
■NHK出版 商品ページ
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000816972016.html
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