血流シミュレーションによる先天性⼼臓疾患の⼿術設計技術が、AMEDの「医療機器開発推進研究事業」に採択されました
先天性心疾患の最適な⼿術⽅法を、コンピューターシミュレーションで設計する医療機器の開発実現へ
株式会社Cardio Flow Design(本社:東京都千代⽥区、代表取締役:⻄野輝泰)が提案した研究開発課題「⾮解剖学的⾎⾏再建を要する先天性⼼疾患の⼿術設計⽀援を⽬的とした⾎流解析シミュレーション」が国⽴研究開発法⼈ ⽇本医療研究開発機構(AMED)の令和3年度 「⼩児⽤医療機器の実⽤化を⽬指す医師主導治験・臨床研究」に採択されました。この事業は病態が複雑で治療⽅法の決定が困難な先天性⼼疾患に対して、コンピューターシミュレーションにより最適な⼿術設計を行う技術開発を行います。当社顧問の板⾕慶⼀医師をプロジェクトリーダーに、埼⽟医科⼤学国際医療センターと岡⼭⼤学⼤学院医⻭薬学総合研究所とともに共同で医療機器化を目指します。
- 「⾎流シミュレーションによる先天性⼼臓疾患の⼿術設計技術」のAMED採択について
令和3年度、「iTSimulation」の技術を小児用医療機器として開発する事業が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が公募する「医療機器開発推進研究事業」に採択されました。本事業では令和7年度を目標に、先天性心疾患手術に対する「iTSimulation」の有効性を検証し、医師がクラウドを通じて手術設計ができる医療機器を開発します。Cardio Flow Design社では今回の採択を受け、シミュレーション手術という分野を大きく発展させ、先天性心疾患領域のみならず、後天的に起こる心疾患全般へ血流解析を応用し医療に大きなイノベーションを起こします。
- 「iTSimulation」について
「iTSimulation」はCardio Flow Design社で開発している血流シミュレーション技術の名前です。2016年より医学研究者向けの受託解析サービスとして提供されてきました。コンピュータグラフィックス、数値流体解析、3Dモデリングなどの技術を循環器領域に応用しています。手術前のCTデータを元にコンピュータ上で心臓手術を仮想的に行い、手術後にどのように血流が流れるかシミュレーションすることが可能です。
先天性心疾患は心血管の解剖が複雑で、手術後の血流の良し悪しが患者さんのQOLに大きく影響します。また疾患や手術の方法が多岐に渡り、手術方針を明確に決めることが難しい症例も少なくありません。「iTSimulation」を用いることで、先天性心疾患の様々な手術パターンでどの手術が最適な血流となるかを予測し、最適な手術を設計できるようになると考えています。
https://cfd.life/itsimulation/
- Cardio Flow Design社について
【会社概要】
社名 : 株式会社Cardio Flow Design
所在地 : 102-0082 東京都千代田区一番町22-3
代表 : 代表取締役 西野輝泰
事業内容: アプリケーションの開発及び販売
URL : https://cfd.life/about/
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