渋谷拠点開設に向けたプレ事業 移動する港Ⅰ 「豊かな不都合」展のご案内
各位
「東京都渋谷公園通りギャラリー」では、ダイバーシティの理解促進と共生社会の実現を目指し、さまざまな作り手の作品展示や情報発信等の取組を行っています。現在、ギャラリーは改修休館中で2019年度中にリニューアルオープンする予定です。このため本年度は施設外に飛び出し、展覧会「移動する港」を都内三会場において開催して参ります。各地から船が乗り入れ、多くの文化が交差し続ける港のように、さまざまなタイプの表現と鑑賞者が出会う場の創出を目指す企画です。本展は「移動する港」全三期の第一期にあたります。
○展覧会概要
展覧会名:移動する港Ⅰ「豊かな不都合」
Trans-PortⅠ : Fertile Differences
出展作家:榎本高士、関川航平、即興からめーる団、檜皮一彦
会 期:平成30年8月14日(火)~8月28日(火)
会 場:四谷三丁目ランプ坂ギャラリー(東京都新宿区四谷4-20四谷ひろば内)
開場時間:11:00~18:00
休場日:毎週木曜日
入場料:無料
主 催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館(東京都渋谷公園通りギャラリー)
○ 関連イベント (参加無料)
8月18日(土) 14:00~17:00 関川航平によるワークショップ(事前要申込み)
8月19日(日) 14:00~17:00 即興からめーる団によるワークショップ(事前要申込み)
8月28日(火) 16:00~18:00 出展作家によるトークイベント(申込み不要)
詳細・変更は随時東京都渋谷公園通りギャラリーのウェブサイトにてご案内いたします。
○展覧会のみどころ
「移動する港」は、障害や個人の特性などに関わらず、さまざまな生き方や価値観が互いに尊重される社会を考えるきっかけとなる展覧会を目指しています。今回の展覧会では、わたしたちが生活のなかで経験する、うまくいかない事柄に注目します。言葉による行き違いや、思い通りにならない身体、理想と現実のギャップなど、社会や他者、ときに自分自身との間に生じるズレを本展では「不都合」と呼んでいます。一方で、人がそのようなズレを解消し、あるいはうまく付き合っていく方法は、例えばだれもが使いやすいデザインなどのように、さまざまな創意に満ちています。また、気づかなければズレは解消できないので、建物や制度の問題点にいち早く気づく眼は貴重です。このように、うまくいかない事柄を豊かな創造性の契機として見つめながら、本展ではだれか/なにかとの関係から生まれる豊かな表現や、さまざまな固定観念を鋭く問う作品をご紹介いたします。
みどころ1 会話や身体といった身近なことがらを取り上げる活動・作品をご紹介します
障害の有無によらず、多様な人とうたをつくるワークショップを主催する即興からめーる団、一貫して「意味の伝達」を問い続ける関川航平、自身も利用する車椅子を素材に作品を組み上げる檜皮一彦、障害者の創作活動を支える「やまなみ工房」から本人にしかわからないリズムを絵によって共有する榎本高士の作品をご紹介します。
みどころ2 新作公開とワークショップ
榎本高士と檜皮一彦は本展にあわせて新作を公開する予定です。本展が展覧会初出展となる即興からめーる団は、これまでのワークショップ・演奏を紹介する展示を計画しており、関川航平は本展にあわせて作品を再構成する予定です。また、即興からめーる団と関川航平によるワークショップをそれぞれ予定しており、作家の活動や発想を直に体験いただけます。
○作家プロフィール
榎本高士(えのもと たかし)
1985年生まれ。2004年からやまなみ工房(運営:社会福祉法人やまなみ会)に所属。同施設にて清掃作業などを担当するかたわら、2014年頃からクレヨン、アクリル絵の具などを用いたドローイングをはじめる。短いストロークを幾度も重ねる筆遣いと穏やかな色彩が特徴的。アトリエでは、静かに、ゆるやかなリズムを周囲と共有しながら制作を進める。近年の主な参加展覧会に2017年「アールブリュット?アウトサイダーアート?それとも?-そこにある価値-」(EYE OF GYRE、東京)がある。
関川航平(せきがわ こうへい)
1990年生まれ。パフォーマンスやインスタレーション、イラストレーションなどさまざまな手法で作品における意味の伝達について考察する。近年の主な個展に2017年「figure/out」(ガーディアンガーデン、東京)など。グループ展に2018年「SICF19 PLAY」(スパイラル、東京)「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」(国立国際美術館、大阪)「漂白する私性 漂泊する詩性」(横浜市民ギャラリー、神奈川)、2017年「BankART Life Ⅴ~観光」(BankART NYK、神奈川)ほか。
即興からめーる団(そっきょうからめーるだん)
音楽家・赤羽美希(東京藝術大学大学院音楽研究科修了・東京音楽大学非常勤講師)と打楽器奏者・正木恵子(日本大学芸術学部音楽学科打楽器専攻卒業、フリーパーカッショニスト)による音楽ユニット。2006年より活動を開始。うたづくり、楽器を使った音楽ワークショップなどを開催するほか、演奏活動も精力的に行う。障害の有無によらず、多様な人が共同でうたを創作する「うたの住む家プロジェクト」を主催し、ワークショップに参加した一人ひとりがいなければ成り立ち得ない音楽づくりを続けている。
檜皮一彦(ひわ かずひこ)
自身も使用する車椅子や身体・器官をモチーフにした彫刻・インスタレーションを幅広く手がけ、近作では自らが登場する映像も取り入れている。律動的でユーモラスな作風は直感を刺激するが、同時に身体に関する固定化したイメージをあぶりだす。近年の展覧会に2018年「inner space colony」(ARTZONE、京都)、2017年「新古宮展」(伊丹市立伊丹郷町館、兵庫)、2016年「ニュー・オーガニクス」/(京都造形芸術大学、京都)などがある。
「東京都渋谷公園通りギャラリー」では、ダイバーシティの理解促進と共生社会の実現を目指し、さまざまな作り手の作品展示や情報発信等の取組を行っています。現在、ギャラリーは改修休館中で2019年度中にリニューアルオープンする予定です。このため本年度は施設外に飛び出し、展覧会「移動する港」を都内三会場において開催して参ります。各地から船が乗り入れ、多くの文化が交差し続ける港のように、さまざまなタイプの表現と鑑賞者が出会う場の創出を目指す企画です。本展は「移動する港」全三期の第一期にあたります。
○展覧会概要
展覧会名:移動する港Ⅰ「豊かな不都合」
Trans-PortⅠ : Fertile Differences
出展作家:榎本高士、関川航平、即興からめーる団、檜皮一彦
会 期:平成30年8月14日(火)~8月28日(火)
会 場:四谷三丁目ランプ坂ギャラリー(東京都新宿区四谷4-20四谷ひろば内)
開場時間:11:00~18:00
休場日:毎週木曜日
入場料:無料
主 催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館(東京都渋谷公園通りギャラリー)
○ 関連イベント (参加無料)
8月18日(土) 14:00~17:00 関川航平によるワークショップ(事前要申込み)
8月19日(日) 14:00~17:00 即興からめーる団によるワークショップ(事前要申込み)
8月28日(火) 16:00~18:00 出展作家によるトークイベント(申込み不要)
詳細・変更は随時東京都渋谷公園通りギャラリーのウェブサイトにてご案内いたします。
○展覧会のみどころ
「移動する港」は、障害や個人の特性などに関わらず、さまざまな生き方や価値観が互いに尊重される社会を考えるきっかけとなる展覧会を目指しています。今回の展覧会では、わたしたちが生活のなかで経験する、うまくいかない事柄に注目します。言葉による行き違いや、思い通りにならない身体、理想と現実のギャップなど、社会や他者、ときに自分自身との間に生じるズレを本展では「不都合」と呼んでいます。一方で、人がそのようなズレを解消し、あるいはうまく付き合っていく方法は、例えばだれもが使いやすいデザインなどのように、さまざまな創意に満ちています。また、気づかなければズレは解消できないので、建物や制度の問題点にいち早く気づく眼は貴重です。このように、うまくいかない事柄を豊かな創造性の契機として見つめながら、本展ではだれか/なにかとの関係から生まれる豊かな表現や、さまざまな固定観念を鋭く問う作品をご紹介いたします。
みどころ1 会話や身体といった身近なことがらを取り上げる活動・作品をご紹介します
障害の有無によらず、多様な人とうたをつくるワークショップを主催する即興からめーる団、一貫して「意味の伝達」を問い続ける関川航平、自身も利用する車椅子を素材に作品を組み上げる檜皮一彦、障害者の創作活動を支える「やまなみ工房」から本人にしかわからないリズムを絵によって共有する榎本高士の作品をご紹介します。
みどころ2 新作公開とワークショップ
榎本高士と檜皮一彦は本展にあわせて新作を公開する予定です。本展が展覧会初出展となる即興からめーる団は、これまでのワークショップ・演奏を紹介する展示を計画しており、関川航平は本展にあわせて作品を再構成する予定です。また、即興からめーる団と関川航平によるワークショップをそれぞれ予定しており、作家の活動や発想を直に体験いただけます。
○作家プロフィール
榎本高士(えのもと たかし)
1985年生まれ。2004年からやまなみ工房(運営:社会福祉法人やまなみ会)に所属。同施設にて清掃作業などを担当するかたわら、2014年頃からクレヨン、アクリル絵の具などを用いたドローイングをはじめる。短いストロークを幾度も重ねる筆遣いと穏やかな色彩が特徴的。アトリエでは、静かに、ゆるやかなリズムを周囲と共有しながら制作を進める。近年の主な参加展覧会に2017年「アールブリュット?アウトサイダーアート?それとも?-そこにある価値-」(EYE OF GYRE、東京)がある。
関川航平(せきがわ こうへい)
1990年生まれ。パフォーマンスやインスタレーション、イラストレーションなどさまざまな手法で作品における意味の伝達について考察する。近年の主な個展に2017年「figure/out」(ガーディアンガーデン、東京)など。グループ展に2018年「SICF19 PLAY」(スパイラル、東京)「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」(国立国際美術館、大阪)「漂白する私性 漂泊する詩性」(横浜市民ギャラリー、神奈川)、2017年「BankART Life Ⅴ~観光」(BankART NYK、神奈川)ほか。
即興からめーる団(そっきょうからめーるだん)
音楽家・赤羽美希(東京藝術大学大学院音楽研究科修了・東京音楽大学非常勤講師)と打楽器奏者・正木恵子(日本大学芸術学部音楽学科打楽器専攻卒業、フリーパーカッショニスト)による音楽ユニット。2006年より活動を開始。うたづくり、楽器を使った音楽ワークショップなどを開催するほか、演奏活動も精力的に行う。障害の有無によらず、多様な人が共同でうたを創作する「うたの住む家プロジェクト」を主催し、ワークショップに参加した一人ひとりがいなければ成り立ち得ない音楽づくりを続けている。
檜皮一彦(ひわ かずひこ)
自身も使用する車椅子や身体・器官をモチーフにした彫刻・インスタレーションを幅広く手がけ、近作では自らが登場する映像も取り入れている。律動的でユーモラスな作風は直感を刺激するが、同時に身体に関する固定化したイメージをあぶりだす。近年の展覧会に2018年「inner space colony」(ARTZONE、京都)、2017年「新古宮展」(伊丹市立伊丹郷町館、兵庫)、2016年「ニュー・オーガニクス」/(京都造形芸術大学、京都)などがある。
お問い合わせ
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 文化共生課
TEL 03-5633-5087
FAX 03-5633-5870
E-mail inclusion@mot-art.jp
URL http://inclusion-art.jp
プレスリリース
https://prtimes.jp/a/?f=d35827-20180712-2133.pdf
チラシPDF
https://prtimes.jp/a/?f=d35827-20180712-6260.pdf
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