高精度放射線治療 サイバーナイフ&トモセラピーで治療実施件数1,000件を達成しました!
医療法人DIC 宇都宮セントラルクリニック(栃木県宇都宮市屋板町/理事 佐藤俊彦)( https://ucc.or.jp/ )は、2021年6月に、当院における放射線治療実施件数累計1,000件を達成しました。
当院は、2018年2月に県内で初めてとなる最新鋭の放射線治療機器「サイバーナイフ」と「トモセラピー」を2台同時導入しました。主に、がん診療を行う県内の医療機関から多くの患者様をご紹介いただき、地域医療連携を担う1施設として高精度放射線治療を提供してきました。開設より3年4ヶ月で治療実施件数1,000件に到達し、今後も地域医療への貢献にますます尽力いたします。
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欧米ではがん治療の3分の2を占める放射線治療ですが、日本では30%程度に留まっています。しかし、治療機器の技術革新により最先端の装置では、より精密な放射線照射が可能になり、正常組織へのダメージを少なく、治療回数も減らすことができるようになりました。放射線治療は体にメスを入れることなく、副作用もほとんどありません。数回の通院で治療ができ、仕事を続けながらがん治療ができます。また、多くの場合、保険適用で患者様の費用負担も少ないため、メリットの多い治療法のひとつです。
また、進行がん患者様が有する痛みや出血等の症状を制御する、緩和目的の放射線治療も徐々に浸透しており、当院においても積極的に取り組んで参りました。
実施件数1,000件到達にあたり、県内のがん診療を行う医師のみなさまとの密な連携が不可欠でした。従来、県外に紹介しなければならなかった患者様の治療を県内で完遂できる点、より高精度な治療を選択肢のひとつとして提供できる点において、少しずつ認知が広がり、ご賛同頂けるようになってきた背景があり、地域の中に「高精度放射線治療」のニーズがあったことが要因と考えます。
【当院の治療実績および特徴】(※集計期間:2018年2月~2021年6月)
治療件数は、サイバーナイフ553件(左)、トモセラピー447件(右)となり、部位別の内訳は以下の通りです。
■サイバーナイフ(定位放射線治療装置)
自在に動くロボットアームであらゆる方向から照射が可能なため、脳腫瘍の治療など、正常部へのダメージを限りなく低減できます。巡航ミサイルに使われている追尾技術(DSMAC-2)を応用し、リアルタイムの画像解析によって肺などの動く臓器に対して追尾照射ができます。
■トモセラピー(強度変調放射線治療装置)
放射線治療装置とCT(コンピューター断層撮影装置)が一体になっていて、治療直前の状態を撮影し、腫瘍や周辺臓器の位置を確認できるため、より精密な治療が可能です。例えば前立腺癌には、照射ビームの強度を変えることで、腫瘍には高線量、周囲の膀胱や直腸などの正常組織には線量を減らすといった治療が可能です。
≪ 当院医師よりメッセージ ≫
▶宇都宮セントラルクリニック 放射線治療部長 山本健太郎医師
当治療センターは今年で4年目を迎えますが、この度1,000件という治療件数を達成できたことを大変嬉しく思います。これもひとえに近隣の医療機関の皆様のご理解・ご支援の賜物と感謝しております。今後もご依頼頂く先生方や地域の皆様の期待に応えるべく尽力して参りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
▶東京大学大学院医学系研究科 総合放射線腫瘍学講座 特任教授 中川恵一医師
当センター開設時より東大病院から常勤医を派遣しており、 私の家内が栃木県出身ということもあり、「とちぎ愛」を持って毎週自身も診療させていただいております。 栃木県は隣県の群馬県・茨城県と比して、がん死亡率が高いことから、 県内に世界最高レベルの高精度放射線治療施設を作り上げたいという夢が、関係各位のご協力の下、実現しつつあり、 今回一里塚の達成ができましたことを、この場を借りて御礼申し上げます。
▶宇都宮セントラルクリニック 理事/放射線科専門医 佐藤俊彦医師
2016年に免疫チェックポイント阻害剤と放射線治療のセミナーをワシントンで聴いて、これからの放射線治療は大きく変わると実感し、2018年に当センターを開設しました。関係各位のご協力の下、1,000件の治療実績を上げることができたことを御礼申し上げますとともに、この分野の研究がますます進み、早期がんは言わずもがな、末期がんの患者さんの希望につながる治療センターを目指して参ります。
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欧米ではがん治療の3分の2を占める放射線治療ですが、日本では30%程度に留まっています。しかし、治療機器の技術革新により最先端の装置では、より精密な放射線照射が可能になり、正常組織へのダメージを少なく、治療回数も減らすことができるようになりました。放射線治療は体にメスを入れることなく、副作用もほとんどありません。数回の通院で治療ができ、仕事を続けながらがん治療ができます。また、多くの場合、保険適用で患者様の費用負担も少ないため、メリットの多い治療法のひとつです。
また、進行がん患者様が有する痛みや出血等の症状を制御する、緩和目的の放射線治療も徐々に浸透しており、当院においても積極的に取り組んで参りました。
実施件数1,000件到達にあたり、県内のがん診療を行う医師のみなさまとの密な連携が不可欠でした。従来、県外に紹介しなければならなかった患者様の治療を県内で完遂できる点、より高精度な治療を選択肢のひとつとして提供できる点において、少しずつ認知が広がり、ご賛同頂けるようになってきた背景があり、地域の中に「高精度放射線治療」のニーズがあったことが要因と考えます。
【当院の治療実績および特徴】(※集計期間:2018年2月~2021年6月)
治療件数は、サイバーナイフ553件(左)、トモセラピー447件(右)となり、部位別の内訳は以下の通りです。
■サイバーナイフ(定位放射線治療装置)
自在に動くロボットアームであらゆる方向から照射が可能なため、脳腫瘍の治療など、正常部へのダメージを限りなく低減できます。巡航ミサイルに使われている追尾技術(DSMAC-2)を応用し、リアルタイムの画像解析によって肺などの動く臓器に対して追尾照射ができます。
■トモセラピー(強度変調放射線治療装置)
放射線治療装置とCT(コンピューター断層撮影装置)が一体になっていて、治療直前の状態を撮影し、腫瘍や周辺臓器の位置を確認できるため、より精密な治療が可能です。例えば前立腺癌には、照射ビームの強度を変えることで、腫瘍には高線量、周囲の膀胱や直腸などの正常組織には線量を減らすといった治療が可能です。
≪ 当院医師よりメッセージ ≫
▶宇都宮セントラルクリニック 放射線治療部長 山本健太郎医師
当治療センターは今年で4年目を迎えますが、この度1,000件という治療件数を達成できたことを大変嬉しく思います。これもひとえに近隣の医療機関の皆様のご理解・ご支援の賜物と感謝しております。今後もご依頼頂く先生方や地域の皆様の期待に応えるべく尽力して参りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
▶東京大学大学院医学系研究科 総合放射線腫瘍学講座 特任教授 中川恵一医師
当センター開設時より東大病院から常勤医を派遣しており、 私の家内が栃木県出身ということもあり、「とちぎ愛」を持って毎週自身も診療させていただいております。 栃木県は隣県の群馬県・茨城県と比して、がん死亡率が高いことから、 県内に世界最高レベルの高精度放射線治療施設を作り上げたいという夢が、関係各位のご協力の下、実現しつつあり、 今回一里塚の達成ができましたことを、この場を借りて御礼申し上げます。
▶宇都宮セントラルクリニック 理事/放射線科専門医 佐藤俊彦医師
2016年に免疫チェックポイント阻害剤と放射線治療のセミナーをワシントンで聴いて、これからの放射線治療は大きく変わると実感し、2018年に当センターを開設しました。関係各位のご協力の下、1,000件の治療実績を上げることができたことを御礼申し上げますとともに、この分野の研究がますます進み、早期がんは言わずもがな、末期がんの患者さんの希望につながる治療センターを目指して参ります。
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