デリバリープラットフォームの一元化SaaS「Orderly(オーダリー)」の提供開始および1.1億円の資金調達を実施
株式会社Toremoroは、様々なデリバリーサービスの受注・売上を一括管理可能なサービス「Orderly」の提供開始にあわせて、総額1億1,000万円の資金調達を実施致しました。
あわせて、 DNX Ventures、DIMENSION、Headline Asia(旧Infinity Ventures )、河合聡一郎氏、ほか1社を引受先とし、総額1億1,000万円の資金調達を実施致しました。
・今回の資金調達の背景
当社は、2019年末に運営していた音声サービス「toremoro」から事業転換を行い、ゴーストレストランを運営してきました。同ゴーストレストラン事業を通じ、
-デリバリー事業者毎に店舗に増え続ける受注用タブレット
-サービス毎に分散される管理画面や本部オペレーション
-POSへの二度打ち作業
等の、デリバリーマーケット特有のペインを感じ取り、新たに本事業デリバリープラットフォームの一元化SaaSの開発をスタートしました。
現在では、数百店舗を超える大規模なチェーン企業様にもご利用頂いております。
この度、組織の拡充・プロダクト開発の加速を目的とした資金調達を行いました。
・Orderlyについて
「Orderly」は、複数のデリバリーサービスの受注・売上管理の一元化を行い、オペレーションの負担を増やすこと無く複数デリバリーサービスの導入を実現し、売上機会の最大化を行えるサービスです。
これまでサービスごとに必要だった端末を、「Orderly」の導入でタブレット1台で賄うことが可能になります
今後「Orderly」は、デリバリーサービスの受発注管理から領域を拡大し、連携サービスの拡充とPOSレジとの連携により、オーダーの集約からPOSレジへの取り込みまでのオーダーフロー自動化を目指します。
さっそく、大手POS会社様とPOSのオーダー取り込みについての連携を行いました。
最後に、「オンデマンドコマースのインフラ」を目指すことをビジョンに、今後は外食産業だけでなく、オンデマンドコマースの普及により同様のペインを抱えうるリテール全般へのサービス提供、及び物流領域のプロダクト展開を目指していきます。
- 各投資家からのコメント
DNX Ventures / マネージングパートナー・日本代表 倉林 陽
今回、中野さん及びToremoroのチームを支援することができ、大変嬉しく思います。中野さんとは弊社が運営するインキュベーションオフィスSPROUNDにて出会い、投資を行う前から事業の相談を受けておりました。ディスカッションを重ねていく中で事業領域に対する深い理解や事業戦略の確かさ、フレッシュなチームながら一度事業の失敗から再起を成功させた高い実行力と責任感を大変尊敬するとともに、アドバイスを柔軟に受け入れることのできる傾聴力に大きな可能性を感じている次第です。飲食・リテールにおけるデリバリー市場はコロナ禍において急成長を遂げた市場ですが、業界にとっても必要不可欠な営業チャネルとなりつつあります。一方でデリバリーに関するオペレーションは日々進化を続けており、Orderlyを導入することにより、企業が店舗横断で戦略的にデリバリー事業への取り組みを進化させ、Orderlyもまた、連携先の拡大やPOSとの連携強化を通して事業インフラとなるべく成長することを期待しています。
DIMENSION株式会社 / 下平将人
多くの飲食店が様々なフードデリバリーサービスを活用する中、受注管理が大きなボトルネックとなっています。 Orderlyを活用することによって、オペレーション上の制約から解放され、飲食店として販売機会の増大、負担減少の恩恵を受けられる、提供価値の高さが素晴らしく、 withコロナ、afterコロナにおける飲食店DXの基幹SaaSとなる可能性を感じ、出資の機会をいただきました。 今後ご一緒していけることを楽しみにしています。
LAUNCHPAD FUND / 島川敏明
知り合いの経営者とフードテックについてディスカッションをしている際に中野さんについて知り、自分からTwitterでDMさせていただいたことが出会ったきっかけです。中野さんは事業の経験もあり、フードテック業界の将来についての高い解像度、事業への熱い想いに惹かれ出資させていただきました。 海外の事例としてもToremoroが取り組んでいるフードテック領域のスタートアップはコロナ禍で急成長をしており、日本でも同様の課題が浮き彫りになりました。僕はデリバリーの注文管理やPOS連携から始まりOrderlyが飲食業界のスタンダードになる未来を信じています。 LAUNCHPAD Fundとしても海外の情報や人脈に加え、資金、採用、分析などから、飲食業界に変革を起こすToremoro社と伴走していきたいと思います。
株式会社 ReBoost 代表取締役 / 河合聡一郎
コロナ禍を通じてデリバリーサービスが一層の市民権を得て、飲食店にとっても必要不可欠な顧客確保の手段となりました。 今後はテクノロジーを活用した、オペレーションの効率化と継続的な経営活動に必要な利益確保が、大きなテーマになってくると感じています。 こうしたテーマに対して、Orderlyが飲食店だけではなく業界全体のDXに繋がることを期待しています。 何度か事業や組織設計に関してのディスカッションを通じて、代表の中野さんは非常に学習意欲も高く、 高い熱量を持って取り組んでいる部分、そして大手企業を巻き込んで事業を推進するエネルギーを尊敬し、出資をさせて頂きました。 Orderlyが次世代の業界におけるデファクトスタンダードになるべく、組織創り全体や、事業の方向性など様々な観点からサポートができればと思っています。
【株式会社Toremoro概要】
会社名:株式会社Toremoro(トレモロ)
所在地: 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟 22階
代表取締役社長:中野 凱仁
設立: 2018年6月29日
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