MaaS Tech Japanが提案する「移動情報統合データ基盤」が「Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業」に採択
株式会社MaaS Tech Japan (本社:東京都千代田区、代表取締役:日高 洋祐、以下「MaaS Tech Japan」) は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の「Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業」(以下、本事業)において、交通事業者間のデータの連携・接続および横断的分析可能とする「移動情報統合データ基盤」の開発を株式会社日本マイクロソフト(本社:東京都港区、代表取締役 社長 吉田 仁志、以下「日本マイクロソフト」)、株式会社ISAO(本社:東京都台東区、代表取締役:中村 圭志、以下「ISAO」)などとともに開始いたします。
1.開発の背景
現在日本では、都市における渋滞・混雑、過疎地域での交通維持、高齢者の免許返納など、モビリティ・交通分野における様々な課題を抱えており、この社会的課題の解決にMaaS(Mobility as a Service)の活用が期待されています。
そこで、MaaS Tech Japanでは、モビリティ・交通分野における社会課題解決に資する価値あるMaaS
の実現に向け、日本マイクロソフト、ISAOなどと共同で、各交通事業者のデータを連携・接続および、事業者横断でデータ分析・予測を可能とする「移動情報統合データ基盤」の開発を開始いたします。
2.移動情報統合データ基盤の概要
移動情報統合データ基盤は、様々な形式で保持されている各交通事業者の交通データを、統一したインターフェースで収集・蓄積するとともに、横断的なクエリ処理*1、統計分析、機械学習処理することを目的に、交通輸送情報を統一したインターフェースで処理できるデータ連携共通基盤(TraISARE: Transport Information Store with Aggregator, Receiver and Encoder)および、TraISARE上でデータ統計分析や機械学習処理を行うAIシステムにて構成します。
3.移動情報統合データ基盤の機能
移動情報統合データ基盤は、以下4つの機能を有します。
(1)各交通事業者から提供される交通データ(RAWデータ)の収集・蓄積
(2)収集した交通データ(RAWデータ)を統一的に扱えるようにするためのデータ加工(正規化・抽象化)
(3)正規化・抽象化されたデータのクエリ処理、統計分析および機械学習処理
(4)クエリ・分析・機械学習処理データの提供・フィードバック
移動情報統合データ基盤は、各交通事業者が保有する交通データの連携、横断的なクエリ処理、統計分析・機械学習処理を低コストで実現するとともに、交通事業者以外の事業者が、交通データと自社保有データとを組み合わせた分析を可能とするため、各事業者(交通事業者以外の事業者含む)のMaaSサービス開発の迅速化、異業種間が連携した新たなサービス創出に貢献します。
4.事業期間
2019年11月〜2021年度(3カ年)予定
5.今後について
移動情報統合データ基盤の開発には、交通事業者、その他様々な事業者との連携が必要であると考えています。よって本事業は、さまざまな技術やソリューション、アイデアを持つ方々と積極的に連携し、推進してまいります。
そして、MaaS Tech Japanは本事業の成果を活用しつつ、MaaSアプリ・プラットフォーム開発を行う事業者・自治体の皆さまを支援するソリューション開発を進め、価値あるMaaSの社会実装の推進に貢献いたします。
*1 クエリ処理:データを抽出・集計等する処理のこと
■株式会社MaaS Tech Japan
2018年11月創業。MaaSのモデル構築に向けて日本で最初に設立された事業会社。「100年先の理想的な移動社会の基盤を構築する」をビジョンとして掲げ、理想的な移動社会の実現に向けて、メディア事業、コンサルティング事業、プラットフォーム事業を展開。MaaSに関する先進的な知見と実務的な経験をもち、行政機関や、交通事業者、各事業者のMaaSプロジェクトを支援。
(https://www.maas.co.jp)
■株式会社日本マイクロソフトについて
日本マイクロソフト株式会社は、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代のデジタルトランスフォーメーションを可能にします。「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。
(https://www.microsoft.com/ja-jp/)
■株式会社ISAOについて
「世界のシゴトをたのしくする」ビジョナリー・カンパニーとして、たのしい!をうみだしとどけることをミッションに、クラウドマネジメント・セキュリティ・決済代行・WEBアプリ開発などの事業を展開する。その他にも「Goalous」「Mamoru PUSH」「Mamoru Biz」の自社開発サービスの運営を実施。クラウド活用支援サービス「くらまね」はクライアントのニーズに合わせてクラウドのアドバイザリー・販売・構築・運用・監視・SOC・PoC 支援サービスを提供。
受賞歴:「日本マイクロソフト Partner of the Year 2019」OSS on Azureアワード受賞
(https://www.isao.co.jp)
■関連リンク
NEDO ニュースリリース
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101244.html
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社MaaS Tech Japan
広報 森
pr@maas.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像