熟練の宮大工による伝統技法で扉を開けるたびに音が響く。神棚における“扉”の存在を再提案する「GIRIDO」誕生。

軽量の壁掛けタイプの神棚も2019年11月1日に同時発売。令和時代の新しい神棚を提案。

woodpecker

「woodpecker(所在地:岐阜県本巣郡北方町、代表:福井賢治)」は、神社本殿の御扉に用いられる特殊技法を取り入れ、開閉時に「ギギギィ」と音が鳴る扉開閉型の神棚「GIRIDO神棚(置き型)」を2019年11月1日(金)に4万5000円で発売開始します。この伝統的な置き型の神棚をはじめ、軽量タイプの「GIRIDO神棚(壁掛け型)」(2万5000円)と、置き型専用の「GIRIDO棚板」(1万8000円〜)を、本物にこだわった家庭用神棚ブランド「GIRIDO」として一斉デビューします。デザインは手工業デザイナー大治将典氏、製造は神社建築や神棚製造の老舗「唐箕屋本店」(岐阜市美園町)によるものです。


GIRIDOは、宮大工による伝統技法を用いた新しい家庭用神棚ブランドです。神社の御扉(みとびら)で用いられる「ギリ戸」という特殊な技法により、扉を開閉する時の「ギギギィ」と木の軋み鳴り響く神聖な音を再現しています。この音は、いわば神様にお会いできる合図。本来神棚には、神域との境界線という意味で扉がついています。GIRIDOは神棚における扉の意味を見つめ直し、再提案するブランドです。
 

 


木材は、伊勢神宮などの神社建築と同様、香り高く格式高い「木曽檜」を使用。「神棚は使うための道具である」という前提のもと、「神具としての機能や使いやすさ」「固定観念にとらわれない革新性」の両方を追求したデザインです。

現代の住宅事情や生活様式に合うスタイリッシュさも大切にしつつ、神棚の伝統に敬意を表した重厚感、神社の鳥居のような神聖さも感じることのできる佇まいです。
 



■開閉のたびに「ギギギィ」と鳴り響く扉
GIRIDOの置き型神棚の扉は、宮大工による熟練の伝統技法により、開閉時に「ギギギィ」と木が軋む音が鳴り響きます。これは、神社本殿の御扉にも用いられている特殊な技法で、蝶番金具等を一切使用していません。扉の上下につくられた「ほぞ」と呼ばれる突起を、土台につくられた丸い「ほぞ穴」に差し込むことで、取り付けられています。音が鳴る仕組みは、ほぞの形にあります。このほぞとほぞ穴は、丸形でも多角形でもない、「かすかな角を持つ、限りなく丸形に近いかたち」をしています。
このため、扉を開閉することでほぞの角が触れながら回っていくため、木の軋む「ギギギィ」という独特の音を生み出します。寒冷地でゆっくり育まれた木曽檜は柾目が詰まっており、水分含有量が少ないのも特長のひとつ。木材が伸縮しにくいため、長くいい音を出し続けるというのも、本物にこだわるGIRIDOの魅力です。
 


■辞書にも載っていない「ギリ戸」という工法用語から命名
神社本殿の御扉等で用いられてきたこの伝統技法は、神社建築業界内では通称「ギリ戸」と呼ばれ、造り継がれてきました。長く深い歴史がありながら、職人らしか知り得ない、いわば幻の職人用語。辞書でも見つけられないこの「ギリ戸」という言葉に敬意を表するかたちで「GIRIDO」という名が付きました。

■神社本殿の「御扉」に用いられる技法とは
御神体をお祀りしている神社本殿。本殿の扉のことを御扉と呼び、通常時は閉まっています。この御扉は祭事等の際に神主によって開かれますが、神主以外の参拝者らは低頭し、御神体を拝むことも扉を眺めることもできません。そのかわり、扉が開く際には「ギギギィ」と木の軋む音が鳴り響き、これが「神様にお会いできる合図」とされてきました。その音質は天気や湿度などにも左右され、「今日は湿度が高く、いい音が鳴った」などと評することもあるそうです。GIRIDOは、この御扉に用いられる伝統技法と同じ仕組みによって、御扉開閉時の音を同じ構造で再現しています。
 


■日本のものづくり精神を感じられる純日本製
GIRIDOはwoodpeckerが企画・販売元となり、手工業デザイナー大治将典氏によるデザインをもとに、「唐箕屋本店」の宮大工と共に、正しい知識と作法に則って製造した純日本製の神棚です。
※写真の製品は試作品で、実際の製品とは異なります
 


プロダクトデザイン/大治将典(Oji & Design 代表)
「Oji & Design」代表、手工業デザイナー。大学卒業後、建築設計事務所、グラフィックデザイン事務所を経て「Oji & Design」を設立。日本のさまざまな手工業品の生い立ちや特性をふまえたプロダクトデザインを統合的に手がける。2011年「ててて協働組合」を共同設立、共同代表。「ててて見本市」共同主催。広島市生まれ。
 


製造/小保田庸平(唐箕屋本店 代表取締役)
神社・御堂の建築、神棚・御神輿等の製造を行う「唐箕屋本店」の宮大工。唐箕屋本店は創業120余年の伝統を誇る老舗で、小保田氏は2004年より四代目社長に就任。唐箕屋本店という社名は、もともと農機具である唐箕(とうみ)を製作していたことに由来する。
 


企画・販売/福井賢治(woodpecker 代表)
祖父の代から続く神仏具製造(神輿や仏壇)の家系に生まれ育ち、家具制作や神仏具製造を経て、2007年に「woodpecker」を創業。ビジネスガイド社主催 第41回 大阪インターナショナル・ギフト・ショー春「新商品コンテスト 準大賞」受賞、ロハスクラブ主催 第3回ロハスデザイン大賞2008「モノ部門」最終エントリーノミネート。

■woodpeckerがこの神棚を企画した経緯
woodpeckerでは「いちょうの木のまな板」を主にした「木の暮らしの道具」の製造販売をしています。私のルーツともなった家業の神仏具製造に携わるなかで、近年「神仏」に対する日本人の価値観が急激に変化していると実感しました。しかし、日本人の心の奥には、家族や大切な人の日々の無事やしあわせを祈る気持ちはしっかりと刻まれていると思っています。その気持ちはあっても、生活様式が変化したことにより、自宅から神棚が消え、手を合わせお祈りする場所も習慣もなくなってしまったのではないか、と感じたのです。日本人の神仏に対する価値観や習慣を、少しでも良い方向へ導きたい。そして、日本人の根底にある温かい「こころ」にいつも触れることのできる、豊かな社会にしたい。そんな願いを込めて、この度、デザイナーと宮大工と共に、とことん「本物」にこだわりつつも、新しさも持ち合わせた、令和時代のための家庭用神棚を世に送り出します。(woodpecker 福井賢治)


《商品詳細》


商品名:GIRIDO 神棚 置き型

開閉時に音が鳴り響く扉がついた、伝統的な置き型タイプの神棚。
サイズ:高さ355×幅306×奥行115mm
価格:4万5000円(税抜)
収められる御札のサイズ:角祓大麻/縦263×横82×厚さ5mm、
頒布大麻/縦245×横68×厚さ2mm
 


商品名:GIRIDO 神棚 壁掛け型

壁掛けもできる軽量タイプ。裏側にキーホールと磁石があるため、壁を大きく傷つけることなく画鋲などで容易に取り付けることが可能です。
※壁掛け型の扉は開閉できないため、音は鳴りません。
サイズ:高さ303 × 幅207 × 奥行き42mm
価格:2万5000円(税抜)
収められる御札のサイズ:頒布大麻/縦245×横68×厚さ2mm



GIRIDO 棚板 欄干置き型の神棚専用の棚板。柔らかな曲線が印象的な「雲」と、神社仏閣の佇まいを思わせるシャープな「欄干」の2種があります。


商品名:GIRIDO 棚板 「雲 」価格:1万8000円(税抜)
サイズ:幅423 × 奥行き247 × 高さ85mm
 

商品名:GIRIDO 棚板 「欄干」価格:2万円(税抜)
サイズ:幅423 × 奥行き247 × 高さ85mm


GIRIDOシリーズ発売日:2019年11月1日 同時発売
購入先:woodpecker オンラインストア https://www.hello-woodpecker.com/girido/

製品展示:THE GIFTS SHOP(JR岐阜駅・アクティブG内)にて、11/1(金)より展示します。
発売記念販売会:11/16(土)12/14(土)各日10:00〜18:00(THE GIFTS SHOPにて)


《取材依頼・記事掲載・素材についての問い合わせ》
woodpecker(ウッドペッカー)担当:福井賢治
岐阜県本巣郡北方町北方1502-2
TEL 058-372-3030(携帯090-4196-6038)FAX 058-295-1070
メール info@hello-woodpecker.com URL:https://www.hello-woodpecker.com

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会社概要

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URL
https://www.hello-woodpecker.com
業種
製造業
本社所在地
岐阜県本巣郡北方町北方1502番地の2
電話番号
058-372-3030
代表者名
福井 賢治
上場
未上場
資本金
250万円
設立
2007年07月