荏原環境プラントと資本業務提携
2021年以降、固形廃棄物処理施設のメンテナンスで小型走行ロボットによる測定を実用化
Robot as a Service(RaaS)事業を展開する株式会社ハイボット(本社:東京都品川区、代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ、以下「ハイボット」)は、荏原環境プラント株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長 渡邉良夫)を引受先とした第三者割当増資による資本業務協定を締結しました。
荏原環境プラントは、荏原グループの環境プラント事業を担う会社です。
燃焼・ガス化技術をベースとして、固形廃棄物処理施設の設計・建設から運営、維持管理までを一貫して手掛けている会社であり、これまでに、国内外に延べ400施設を超える豊富な納入実績があります。
荏原環境プラントでは、固形廃棄物処理施設においては排熱回収用ボイラ水管の腐食摩耗等の経年劣化を正確に把握するため、定期的にボイラ水管の厚さ測定を行っています。
しかし、従来、ボイラ水管の厚さを内側から測定するためには、小型のセンサを小口径のボイラ水管の内側に挿入する前に、ボイラ水管の一部を切断するなどの準備作業が発生することが課題のひとつでした。
一方で、ハイボットは、小口径の配管等の狭小部位を走行する小型ロボットに関して、先進的な開発技術を有する会社であり、その特長的な技術を活かす事業領域を模索検討していました。
そこで、両社は、水浸超音波探傷センサを搭載した小型走行型ロボットを共同で開発しました。
本ロボット『SQUID(スクイッド)』は、ボイラ水管の管寄せ配管の点検口から投入し、測定対象の水管まで走行移動させた後、センサを水管へ挿入し、ボイラ水管の厚さを内側から自動連続測定するロボットです。
昨年末(2019年12月)、ボイラ水管の厚さ測定の実証実験に成功しました。
これにより、ボイラ水管の一部を切断するといった準備作業が解消され、作業時間の短縮及び資機材の削減によって、作業従事者の安全性向上と廃棄物削減の両立を実現します。
この実証実験の成功を踏まえ、ハイボットは、今後、ボイラ水管の点検・維持管理業務領域において、本ロボットおよびハイボットのAIデータプラットフォーム「HiBox」を活用した、点検計測作業の効率化、取得データを用いた高精度な寿命予測診断などの点検サービス、RaaS(Robot as a Service)を行っていきます。
今回の資本業務協定の締結を通じて、高度なロボット開発技術を保有するハイボットと国内外に延べ400施設を超える豊富な固形廃物処理施設納入実績のある荏原環境プラントは、RaaSに関する連携強化を図ります。
これを通じて、固形廃棄物処理施設等の社会インフラ施設において、更なる安全、安定、安心な施設運営を目指し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
◆関係者のコメント 荏原環境プラント株式会社 代表取締役社長 渡邉良夫 氏
「荏原グループの環境プラント事業を担う弊社におきましては、固形廃棄物処理施設の建設・運営を中核事業として、多くのプラントのメンテナンスを行っています。今回のハイボットとの資本業務協定の締結を通じて、弊社の点検保守整備の豊富なノウハウとハイボットの高度な開発技術の融合、連携強化を図り、RaaS領域に積極的に取り組んでいきます。弊社はRaaSを含む、最新のテクノロジーを活用して、幅広い分野において、お客様の課題に対するソリューションを提供してまいります。」
◆AIデータプラットフォーム「HiBox(ハイボクス)」について
「HiBox」は、点検用ロボットに搭載した高解像度カメラや超音波プローブなどの各種センサーが捉えた点検データを蓄積・分析するAIデータプラットフォームです。蓄積したデータを用いて、点検するインフラのデジタルツインを作成し、ロボットが収集したデータにAIを適用することで、故障や欠陥、不具合の可能性を予測することができます。また、クラウドを介した転送データによって遠隔から点検結果を確認することも可能となります。
「HiBox」を活用することで、点検時間とともに作業に伴うインフラの停止期間も短縮されるほか、詳細な測定データは追加の点検作業を減らすことにもつながり、点検にかかるコストの大幅な削減と、安全で効率的なインフラ整備、維持管理を実現します。
すでに発電所・航空機・化学プラントなど複数のグローバル企業と共同で、点検ロボット及び「HiBox」の試験的な導入に取り組んでいます。
<会社概要>
会社名:株式会社ハイボット
所在地:東京都品川区北品川 5-9-15
代表者:代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ
設立日:2004年4月15日
コーポレートサイト:https://www.hibot.co.jp/
<お問い合わせ先>
■一般の方 担当:飯島 press@hibot.co.jp 電話番号: 03-5791-7526
燃焼・ガス化技術をベースとして、固形廃棄物処理施設の設計・建設から運営、維持管理までを一貫して手掛けている会社であり、これまでに、国内外に延べ400施設を超える豊富な納入実績があります。
荏原環境プラントでは、固形廃棄物処理施設においては排熱回収用ボイラ水管の腐食摩耗等の経年劣化を正確に把握するため、定期的にボイラ水管の厚さ測定を行っています。
しかし、従来、ボイラ水管の厚さを内側から測定するためには、小型のセンサを小口径のボイラ水管の内側に挿入する前に、ボイラ水管の一部を切断するなどの準備作業が発生することが課題のひとつでした。
一方で、ハイボットは、小口径の配管等の狭小部位を走行する小型ロボットに関して、先進的な開発技術を有する会社であり、その特長的な技術を活かす事業領域を模索検討していました。
そこで、両社は、水浸超音波探傷センサを搭載した小型走行型ロボットを共同で開発しました。
本ロボット『SQUID(スクイッド)』は、ボイラ水管の管寄せ配管の点検口から投入し、測定対象の水管まで走行移動させた後、センサを水管へ挿入し、ボイラ水管の厚さを内側から自動連続測定するロボットです。
昨年末(2019年12月)、ボイラ水管の厚さ測定の実証実験に成功しました。
これにより、ボイラ水管の一部を切断するといった準備作業が解消され、作業時間の短縮及び資機材の削減によって、作業従事者の安全性向上と廃棄物削減の両立を実現します。
写真:SQUID(スクイッド):ボイラ水管厚さの自動連続測定用の小型走行型ロボットの外観
この実証実験の成功を踏まえ、ハイボットは、今後、ボイラ水管の点検・維持管理業務領域において、本ロボットおよびハイボットのAIデータプラットフォーム「HiBox」を活用した、点検計測作業の効率化、取得データを用いた高精度な寿命予測診断などの点検サービス、RaaS(Robot as a Service)を行っていきます。
今回の資本業務協定の締結を通じて、高度なロボット開発技術を保有するハイボットと国内外に延べ400施設を超える豊富な固形廃物処理施設納入実績のある荏原環境プラントは、RaaSに関する連携強化を図ります。
これを通じて、固形廃棄物処理施設等の社会インフラ施設において、更なる安全、安定、安心な施設運営を目指し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
◆関係者のコメント 荏原環境プラント株式会社 代表取締役社長 渡邉良夫 氏
「荏原グループの環境プラント事業を担う弊社におきましては、固形廃棄物処理施設の建設・運営を中核事業として、多くのプラントのメンテナンスを行っています。今回のハイボットとの資本業務協定の締結を通じて、弊社の点検保守整備の豊富なノウハウとハイボットの高度な開発技術の融合、連携強化を図り、RaaS領域に積極的に取り組んでいきます。弊社はRaaSを含む、最新のテクノロジーを活用して、幅広い分野において、お客様の課題に対するソリューションを提供してまいります。」
◆AIデータプラットフォーム「HiBox(ハイボクス)」について
「HiBox」は、点検用ロボットに搭載した高解像度カメラや超音波プローブなどの各種センサーが捉えた点検データを蓄積・分析するAIデータプラットフォームです。蓄積したデータを用いて、点検するインフラのデジタルツインを作成し、ロボットが収集したデータにAIを適用することで、故障や欠陥、不具合の可能性を予測することができます。また、クラウドを介した転送データによって遠隔から点検結果を確認することも可能となります。
「HiBox」を活用することで、点検時間とともに作業に伴うインフラの停止期間も短縮されるほか、詳細な測定データは追加の点検作業を減らすことにもつながり、点検にかかるコストの大幅な削減と、安全で効率的なインフラ整備、維持管理を実現します。
すでに発電所・航空機・化学プラントなど複数のグローバル企業と共同で、点検ロボット及び「HiBox」の試験的な導入に取り組んでいます。
<会社概要>
会社名:株式会社ハイボット
所在地:東京都品川区北品川 5-9-15
代表者:代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ
設立日:2004年4月15日
コーポレートサイト:https://www.hibot.co.jp/
<お問い合わせ先>
■一般の方 担当:飯島 press@hibot.co.jp 電話番号: 03-5791-7526
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