640画素のラインで512バンドのスペクトル情報を取り込む高分解能ハイパースペクトルカメラを開発、発売開始
ソニー製のInGaAsセンサーを採用した近赤外ハイパースペクトルカメラ
株式会社アバールデータ(以下アバール、代表:菊地 豊、本社:東京都町田市旭町1-25-10、URL:https://www.avaldata.co.jp、E-Mail: sales@avaldata.co.jp)は、株式会社分光応用技術研究所(代表:松本和二、静岡県浜松市中区早馬町2-7、https://sarli.jp)と共同開発した近赤外ハイパースペクトルカメラ「AHS-003VIR」を2021年5月10日より発売開始する。
「AHS-003VIR」はソニー製のInGaAsセンサーを採用した近赤外ハイパースペクトルカメラ。640画素のラインにて、可視領域である450nmから近赤外領域の1700nmまでの波長を分光し、512バンドのスペクトル情報として取得する。XY座標の二次元空間情報と波長軸のデータ(ハイパースペクトル情報)を同時に取得できるため、対象物の成分分析・識別(物質ごとに異なる光の吸光度の変化によって成分を算出する)できる。可視光だけでは見ることのできなかった対象物を非破壊・非接触で測定や検査が可能となる。「AHS-003VIR」は、センサーにペルチェ素⼦(冷却機能)付きタイプを採⽤しており、温度変動にも強い構成のため、工場などのインラインで安定した撮像を可能にしている。
■AHS-003VIRの特長としては
○感度波長:450nm~1700nm
○波長分解能:10.5nm
○画素サイズ:5μm×5μm
○有効画素数:640H(空間) ×512V(分光)
■AHS-003VIRの使用されるおもな対象分野には下記があげられる。
○成分分析、異物混入等の検査
○青果糖度/タンパク質/水分/フィルムパッケージ検査
○コンクリート壁面検査、気象/鉱物の観察
○バイオイメージング(蛍光) 等の観察
○物質が最も吸収/発散する近赤領域の波長帯の調査 等
【本件に関するお問合せ先】
株式会社アバールデータ
電話:042-732-1030 FAX:042-732-1032
電子メ−ル:sales@avaldata.co.jp
URL;https://www.avaldata.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像