1-2名用ブースBlueBox、菌やウイルスに有効なUV-C紫外線照射量の評価検証を実施。
【菌やウイルスに有効なUV-C紫外線照射量レポート】
2020年11月9日に行われた試験はBB除菌システムに実装されている253.7nmのUV-Cを照射する東芝ライテック製低圧水銀ランプの菌やウイルスに有効なUV-C紫外線照射量の評価だ。試験は産学連携による監修下でケニス紫外線強度計を使い実施された。
結果はBlueBox内の測量ポイント下記A〜Eの7箇所で、最低2.6mJ/cm²、最高24.7mJ/cm²となった。
ウイルスや細菌に対して高い除菌能力を持っている紫外線UV-Cだが、その菌やウイルスに有効なUV-C紫外線照射量は、波長の長さ、照射時間、光源からの距離によって大きく変化する。
現在紫外線UV-Cを使った除菌のための製品は、複数存在するが、そのほとんどが線量評価が行われておらず、紫外線UV-Cの光源から、どの程度の距離でどの程度の時間を照射するとどの程度菌やウイルスに有効なUV-C紫外線照射量となるのかといった事が不明となっておりウイルスや細菌に対して効果は未知数だ。
Blue Boxは紫外線UV-C光源の位置およびブースの大きさが定型となっているため正確な線量評価が可能だ。ブース内の線量評価によって数値化し期待できる効果の見える化を行った。
一方紫外線UV-Cは直接人に放射すると目や皮膚に障害を与える事が知られている。BB除菌システムは、不特定多数の利用が想定される職場での1on1ミーティング、病院での簡易診察室としても感染症対策の一つのツールとして安心安全にご利用いただけるように3重の安全装置を実装している。
人検知センサー、行動パターンに基づく回路設計、クラウド対応のスマートロックによってブース内に人がいるときに誤って紫外線UV-Cが照射されない仕組みだ。
さらに、BB除菌システムは紫外線UV-Cに加えて光触媒コーティングによる除菌の仕組みも実装している。酸化チタン系の光触媒は太陽光に含まれるUV-Aをエネルギーとして有機物を分解するが、紫外線よりも波長が長い室内のLED照明などから出る可視光線でも反応する酸化タングステン系の光触媒をベースにしたコーティングをブース内の壁と床に塗布することによって微弱な室内照明だけで除菌できる仕組みを実現している。
光触媒による除菌は紫外線UV-Cと比較して即効性の効果は期待できないが、人体に対する有害性はなく、紫外線UV-Cが照射できないブース利用中でも除菌が行うことができる。結果としてBB除菌システムは対ウイルスおよび細菌に対して紫外線UV-Cの線量評価以上の効果が期待できるシステムとなっている。
なお、BlueBoxは消防法準拠および電気用品安全法(PS)Eに適合しており、スプリンクラー未設置フロアー対応のタイプは2021年1月18日、スプリンクラー設置フロアー対応のタイプは3月の発売を予定している。
重量が400kg、200kg/m²(オプションを除く本体のみ)となっており、AC100V電源コンセントさえあればほとんどのフロアーに簡単に設置できる。現在六本木のアークヒルズサウスタワーで試作品の見学会を行っている。本体の希望小売価格は1,999,000円(税別)。
<BlueBoxについて>
http://bluebox.world/
<ショールームについて>
東京都港区六本⽊1-4-5 アークヒルズサウスタワー 3F transced
営業時間 ⽉曜⽇~⾦曜⽇ 10:00-17:00 (完全予約制)
<ガジェットガレージ社について>
ガジェットガレージ社は、2014年にエクスポネンシャルテクノロジーで社会課題を解決する⽬的で創設。ファウンダーは株式会社KDDIウェブコミュニケーションズを創業した⼭瀬明宏。
<測定環境について>
照度計測はケニス紫外線強度計で2020年11月9日産学連携の監修下で測定。紫外線UV-Cの照射は東芝ライテック製、低圧水銀ランプを使用して行った。
<測定データの数字の取り扱いについて>
測定環境の変化及びケニス紫外線強度計の受光部角度によって計測値は変化します。360度の受光試験ではありません。
<免責>
測定データはあくまでケニス紫外線強度計による測定値であり、BB除菌システムの性能を保証するものではありません。なおケニス紫外線強度計の精度に関しては未検証です。本データによって生じた損害に関して一切の責任を持てませんのでご了承ください。
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