【ワーケーション目的での利用が25% 】平日のキャンプ場の活用の可能性とその条件とは。国内初の複数キャンプ場で使えるサブスクサービス『CAMP LIFER』モニタリングレポート公表&ウェビナー開催!
昨年8月に発表されてメディアやSNSで話題となった、長野発の平日キャンプのサブスク「CAMP LIFER」。利用実態が解るデータを公開。体感したユーザーの声もウェビナーで直接聞くことができます!
南信州キャンプセッションは、長野県観光機構と協働し、日本のキャンプ市場における新規開拓分野である「平日需要」と「長期滞在」の可能性、ワーケーションを含め、必要なサービス、インフラなど条件を探求するため、昨年8月に、7つの加盟キャンプ場で利用できる、平日の定額使い放題(サブスクリプション)サービス「CAMP LIFER」を発売いたしました。
9月より45名のユーザーにサービスを使っていただきながら、モニタリングを行い、この度、レポートを公表致しました。
【CAMPLIFER 2020 モニタリングレポート】リリースページ:
https://www.nagano-camp.life/posts/14462071
9月より45名のユーザーにサービスを使っていただきながら、モニタリングを行い、この度、レポートを公表致しました。
【CAMPLIFER 2020 モニタリングレポート】リリースページ:
https://www.nagano-camp.life/posts/14462071
概要
モニタリング調査を行った背景
- 日本のキャンプ市場における新規開拓分野である「平日需要」と「長期滞在」の可能性、ワーケーションを含め、必要なサービス、インフラなど条件を探求する。
- 新型コロナ状況下における、新しい日常、新しい働き方/休み方に対応したユーザーの動向・背景を調査する。
- 南信州キャンプセッションと価値観を同じくする「新しいことに挑戦する人々」との繋がりをつくり、新たなキャンプシーンを共に育てていく。
- 人々の働き方/休み方に変化を促すサービスを自らつくることで、地方への交流人口を増やし、地方分散型社会への変遷を促し、結果、持続可能な社会を実現する。
モニタリングレポートを公表する目的
- キャンプ業界、旅行業界全体に「平日需要」「長期滞在」の現状と課題を共有することで、市場の成長を期待する。
サービス概要
サービス名称 『CAMP LIFER』 (読み方:キャンプ ライファー)
“Lifer”という言葉には、仕事に一生をかける人という意味がありますが、キャンプを
人生(日常)に取り入れて楽しむ人に使っていただきたいサービスという想いをこめて『CAMP LIFER』というサービス名称をつけました。
- 利用期間 2020年9月~11月(3ヶ月間)
- モニタリング手法 アンケート調査(入会時/毎回利用時) 予約システムによる利用データ抽出
- 利用キャンプ場 千人塚公園キャンプ場(飯島町) こだまの森(木祖村)銀河もみじキャンプ場(阿智村) 四徳温泉キャンプ場(中川村)せいなの森キャンプ場(阿智村) おおぐて湖キャンプ場(下條村)弓の又キャンプ場(阿智村)
- 実施主体 主催:南信州キャンプセッション 共催:(一社)長野県観光機構
モニタリングレポート サマリー
だれに利用していただいたのか?
- 年齢層はバラバラ (既存のキャンプユーザーとほぼ同じ)
- 今回は都市部にヒットした
どれくらいの頻度で利用していただいたのか?
- 3ヶ月で5泊以上した人は、45人中22人。5泊以下の人が23人。
- 日本の平均値より、少しだけ長い泊数での利用が多かった。
- 3 泊以上の長期滞在率は 11%(1 泊 61% 2 泊 28% 3 泊以上 11%)
- ソロが6割。2人が4割。ソロキャンプ(+家族)をターゲットとしたサービスプランである要因もあり。
キャンプワーケーションの実態
- 約25%がワーケーションを目的に来場
- 通常通り仕事をする「本気でワーク」と、約3時間/日の「ちょっとワーク」に2分された
まとめと考察
CAMPLIFERさんの皆さんとの実証実験を経て、南キャンプセッションが考えたこと。
キャンプ場の平日需要、長期滞在の可能性は今後あるのか?
- コロナ禍により、ピークをずらして行動する人が増えた結果、昨年秋以降の加盟キャンプ場の稼働率は平均して上がっている。
- CAMPLIFERのアンケートでは、平日キャンプ場に初めて足を運んでみて、大きなメリットを感じるユーザーの声が圧倒的多数に上った。
- コロナ状況下で、今までより多く、平日のオフの時間、または仕事も含めたオンの時間も、キャンプ場で過ごしていただけるようになってきていると言える。
- しかし、平日に2泊以上の時間をとるのは、個人的な事情、仕事の事情など、まだまだハードルが多く、61%が1泊のキャンプだった。
- 昨年夏のサービスリリースの時点では、リモートワークはまだどの程度社会全体に浸透していくのか可能なのかはっきりしておらず、CAMPLIFERに申し込んでいただいたのは、早い段階でチャレンジしたユーザーだった。その後、多くの企業がリモートワークを推進し、社会全体が慣れてきたことにより、今後、長期滞在の可能性が高まってきている。
ワーケーションの場として、キャンプ場はアリなのか?その条件とは?
- CAMPLIFERのアンケートでは「キャンプワーケーションの期待以上の爽快感」を伝える声が多かった。
- キャンプ場のインフラとしては、ワークスペースを設けたキャンプ場もあったが、利用可能時間や料金、個室ブースの有無など、要望が寄せられた。利便性向上、キャンプ場らしいワークスペースとは何か、今後議論の余地がある。
- ユーザーの自然への対応力に差が出た面もあった。成功体験をしたユーザーの中では、仕事用のワークデスク&スツール、ポケットWifiの準備、全天候や虫に対応できるシェルター型(かまぼこ)テント、夜型から朝型に変え自然のリズムに時間を合わせるなど、自前の工夫が見られた。
- キャンプワーケーションの価値として、自然の中に仕事を持ち込んで普段と同じ成果が出せることは重要だが、違った観点からの成果、自然の中で働くことの意義や、場所を変えることのプラスの効果、長期滞在できることの価値とは何か、といった「キャンプワーケーションの意義・スタイル」を今後ユーザーと一緒に深めていき、サービスやインフラに反映していきたい。
点在するキャンプ場が繋がって面に。エリアを通じて取り組む南信州キャンプセッションの存在価値とは?
- 加盟7キャンプ場のうち、5件以上を訪れたユーザーが11人。アンメート調査では、「今まで訪れることのなかったキャンプ場、地域、時期に行くきっかけになった」という回答が13件あり、エリアプロモーションの一定の成果を感じている。
- 長く滞在するにあたり、周辺情報の充実への要望が寄せられた。ユーザーの情報交換、利便情報、キャンパー目線の情報、地域メディアとの連携など、必要情報と共有方法を議論する必要がある。
- CAMPLIFERの使い方では、コロナ禍で増えてきた「地域を巡りながら日常と非日常を一つにして暮らす」というスタイルのユーザーも若干名いた。そのようなユーザーの聴き取り調査では、自然だけでなく、各地の固有の文化を楽しむことや、地域コミュニティで「居場所を感じる」ことに喜びを感じており、ローカルライフとキャンプの関わり方や可能性について、今後、様々なレイヤーの方々と議論していきたい。
ウェビナーを開催致します
2月19日(金)長野観光アカデミー
モニタリングデータ発表、CAMPLIFERユーザーと直接オンラインで繋がりデータからは判らない利用実態の話、CAMP LIFER 2nd シーズンへ新プランの内容についても、今回のウェビナー番組で一部発表します。
CAMPLIFERについて一気にお話しします!
番組URL: https://www.youtube.com/watch?v=MZrfbZvsPxE
【番組紹介】
2020年9月には、全国でも注目された国内初の複数キャンプ場で使える会員制サブスクリプションサービス『CAMP LIFER』を立ち上げ、「キャンプスタイルをライフスタイルにする」チャレンジを開始しました。
今回、キャンプセッションメンバーである若手キャンプ場オーナー達、そして『CAMP LIFER』ユーザーをお迎えし、語っていただきます。
コロナ禍で多くの人が夢見た、「キャンプ場で働く」は実際可能だったのか。キャンプワーケーションの実態や、モニタリングレポートも公開していただきます。 キャンプをブームとして捉えず、ローカルに豊かな経済文化圏を育てるための文化という視点でこれからのキャンプカルチャーについて考えます。
南信州キャンプセッションとは
https://www.nagano-camp.life/pages/4074563/about
南信州を中心に、県内キャンプ場7施設と、キャンプに関わる県内企業や団体が提携し、これからの時代におけるキャンプの可能性を追求していく任意団体です。ローカルの視点からキャンプカルチャーを発信し、キャンプを通じて持続可能な地域社会を実現すること目的とし、2020年7月より活動しています。
共同代表:
久保田雄大(四徳温泉キャンプ場) 佐々木春仁(おおぐて湖キャンプ場) 二川泰明(せいなの森キャンプ場)
正会員:
おおぐて湖キャンプ場(下条村)/銀河もみじキャンプ場(阿智村)/せいなの森キャンプ場(阿智村)/弓の又キャンプ場(阿智村)/四徳温泉キャンプ場(中川村)/千人塚公園キャンプ場(飯島町)/こだまの森(木祖村)
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