熱中症対策に効果的、小型ファン付き白衣をリニューアル 食品工場の作業をより涼しく より快適に
菱熱工業の「白い空調服™」、年間5000着の販売めざす
■本製品のメカニズム・販売の経緯
「白い空調服™」は、白衣の腰部に付けた2個の小型ファンから外気を取り込み、服と体の間へ平行に流します。外気が汗を瞬時に蒸発させ、その際に発生する気化熱で体温を下げる仕組みです。生理的な冷却システムを利用しています。服の中を通って温かく湿った空気は、襟元や袖下の穴から白衣の外へ排出します。当社の実験では、ファンを作動させる前後で身体の表面温度は2~3℃程度下がっています。
食品工場向けの空調服™(ファン付きウェア)としては国内で初めて、約10年前に開発し、以来、構造や材質の改良を重ねてきました。白衣メーカーとタイアップし縫製などの品質にもこだわって製造しており、これまでに計約1万着を販売。室温が40℃を超える場所もある食品工場での熱中症対策に役立ち、労災の防止にもつながると好評を得ています。
■リニューアルのポイント
定番商品である、フードのない「白い空調服™」は、両腕の袖下に設けた排気穴を2.25倍の126㎠に拡大しました(従来は56㎠)。風の通りが格段に良くなり、より涼しさを体感していただけます。
フード付きの「白い空調服™」は生地を替えました。ポリエステルを65%から85%に増やし、その分、綿を35%から15%に減らすことで、作業着本体の重さは360gになり(従来は416g)、13.5%の軽量化を果たしました。
作業着は8時間程度、連続して着用するケースが多くなります。温暖化の影響もあり、ユーザーの「少しでも涼しく」「少しでも軽く」という要望にお応えしました。食品工場を中心に医薬品、精密部品の工場などでの利用も想定し、年間5000着の販売を目標にしています。サイズはⅯ~4Ⅼまで、男女兼用。オープン価格。
■本製品の特長
「白い空調服™」を利用する際は、まず白衣の腰部に2個の小型ファンを取り付けます。胸の内ポケットに収める充電式バッテリーとつないで、風量を4段階に調節できます。最大出力の7.2Vでファン1個あたりの風量は毎秒24.4ℓあり、約8時間の連続使用が可能です。2個のファンとバッテリー、ケーブルを合わせた重さは490g。充電式の場合、1カ月の電気代は50円程度です。ファンは簡単に取り外しができるので、白衣の洗濯が可能です。
小型ファンが取り入れた外気は、フードのない製品では、背中を通って袖下の排気穴へ抜けます。フードの付いた製品では、背骨に沿って設けた幅16cmの風の道を通って、襟元の排気穴へ抜けます。フード付き製品の構造は、特許出願中((株)セフト研究所共同出願)です。
食品工場での使用を念頭に、袖口にはリストガードを、腰部にはウエストガードを装着し、ゴミやホコリ、体毛が白衣から落ちないように配慮しています。異物の付着を防ぐために面ファスナーではなくスナップボタンを採用するなど、衛生管理にも万全を期しています。
YOUTUBE取り扱い説明→ https://www.youtube.com/watch?v=7it_9Fk6RAs&t=
「空調服™」(ファン付きウエア)はファンから服の中に外気を取り込み、
汗を蒸発させて身体を冷やし、涼しく快適に過ごすための製品です。
この商品は、(株)セフト研究所・(株)空調服の特許および技術を使用しています。
「空調服」は、(株)セフト研究所・(株)空調服の商標および登録商標です。(登録区分9,10,11,12,17,20,24類)
<会社概要>
■会社名:菱熱工業株式会社
■住所 :東京都大田区南馬込2-29-17
TEL:03-3778-2111 FAX:03-3778-2100
■創 業:1948年7月21日
■設立:1966年2月9日
■資本金:1億円
■売上高 : 96億円(2020年3月期・連結)
■代表取締役社長:近藤 貢
■従業員:110名(2021年3月)
■事業内容:冷熱エンジニアリング総合企業
冷熱プラント、冷熱機械、環境装置、冷凍冷蔵、
空調衛生設備のエンジニアリング、コンサルティング、
設計、製造、施工、メンテナンス
■URL:http://www.ryonetsu.com/
<本件に関するお問い合わせは>
菱熱工業株式会社/ プラントドメイン 近藤
TEL: 03-3778-2118 Fax:03-3778-2119
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