コロナ禍の途上国支援、ハガキ1枚からできる国際協力「書きそんじハガキ・キャンペーン」実施中
世界中の人たちに学びの機会を、ユネスコ世界寺子屋運動
■新型コロナウイルスと「世界寺子屋運動」
2019年12月に発生した新型コロナウイルスは、瞬く間に世界中に拡大しパンデミックとなりました。世界の医療・経済だけでなく教育の現場にも直撃し、途上国の貧困が加速しています。
日本ユネスコ協会連盟では、貧困の連鎖を断ち切り、学びの場を世界に広げていく「ユネスコ世界寺子屋運動」を30年に以上にわたり活動しています。昨年4月からは、世界寺子屋運動を実施する4ヵ国(アフガニスタン、カンボジア、ネパール、ミャンマー)で新型コロナウイルス対策支援を実施。マスクや個人防護具、体温計などの医療備品をはじめ、ロックダウンで困窮した世帯への食糧支援、地域の人びとへの予防啓発活動を行ってきました。
新型コロナウイルスの拡大は、子どもたちの教育に大きな影響を及ぼし、ロックダウンによる学校の休校や、家庭の収入減少による中途退学の増加が懸念されています。世界寺子屋運動では、中途退学してしまった子どもや、その危機にある子どもたちへの教育の拡充、経済的に困窮した家庭への職業訓練などを通じて、途上国の子どもたちが学業を続けられるよう支援を行っていきます。
日本ユネスコ協会連盟は、新型コロナウイルスを乗り越え、SDGsで目指す「誰一人取り残さない」持続可能な社会を実現するため、ハガキ1枚からできる国際協力「書きそんじハガキ・キャンペーン」を実施しています。皆さまのご協力をお願いいたします。
▲40ヵ所2111人に、布マスクと石鹸を配布。啓発ポスターを掲げ、新型コロナウイルスの基礎知識および予防法の周知を行なった(ミャンマー)
■未投函の年賀状など、ご家庭に眠っている“タンス遺産”をお送りください
「書きそんじハガキ・キャンペーン2021」では、書きそんじてしまった未投函の郵便ハガキや、使っていない切手、タンスの中に眠ったままの商品券などの“タンス遺産”を集め、募金にかえて「ユネスコ世界寺子屋運動」の活動に役立てています。
年賀状シーズンとなる12月からは、特に書きそんじハガキの回収を強化するため、全国の皆さまに協力を呼びかけています。
キャンペーン強化期間:2020年12月1日~2021年5月31日
※強化期間以外にも、ハガキや金券などの回収は一年中受け付けています。
▼キャンペーンについてはこちら
https://www.unesco.or.jp/terakoya/kakisonji/
■キャンペーンの参加方法
- 参加方法 その1 タンス遺産をご郵送ください
公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟 書きそんじハガキ係
※上記宛先、もしくは日本各地のユネスコ協会でも受け付けています。
- 参加方法 その2 キャンペーンをみんなで広める
▼書きそんじハガキ・キャンペーン動画もぜひご覧下さい
▼関連ページ:
「みんなのタンス遺産で世界を救う!書きそんじハガキ・キャンペーンはじまりました。フリーアナウンサー久保純子さん、広報特使として応援」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000070574.html
■世界寺子屋運動とは
貧困や紛争、あるいは女性という理由だけで、教育を受ける機会に恵まれない人たちが世界には多く取り残され、今もなお学校に通えない子どもが約1億2100万人(6歳から14歳)、読み書きができない大人が約7億7300万人いるといわれています。日本ユネスコ協会連盟は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みの一つとして、発展途上国の貧しい地域に学びの場をつくり、識字教育を中心にした活動をしています。1989年開始以来、世界44ヵ国1地域、およそ134万人が学ぶ機会を得て、535軒の寺子屋が建ちました。
▼世界寺子屋運動について
https://www.unesco.or.jp/activities/terakoya/
■公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟について
公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟は、UNESCO(国際連合教育科学文化機関)憲章の理念にもとづき、国際平和と人類共通の福祉の実現を目指し、ボランティアで活動する全国278のユネスコ協会とともに、SDGs目標4「教育」を中心に国内外での教育の普及や、国内外の自然や文化を保護保全する世界遺産活動など、さまざまな活動を推進しています。
名称:公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟
会長:佐藤 美樹
理事長:鈴木 佑司
設立年月日:1948年5月1日
所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-3-1朝日生命恵比寿ビル12階
TEL:03-5424-1121
FAX:03-5424-1126
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