WITecと千葉工業大学は、20μm未満のサイズのマイクロプラスチック粒子の分析における協力を開始
千葉工業大学(CIT)亀田豊・准教授(環境化学)らのグループは、近年問題となっている環境中のマイクロプラスチックの分析でここ数年成功を収めています。その一例が、再現性ある結果を得るために、標準化された採取方法で日本郵船株式会社の船舶が収集した世界中の海水サンプルを利用した全球レベルの海洋汚染マイクロプラスチックマップの開発です。これらのプロジェクトでは、20µm以上の大きさの粒子に焦点を当てられていますが、1µm以下の微小なマイクロプラスチックは、すべての生物にとって、最も問題があると考えられています。
ドイツの高性能ナノ分析顕微鏡システム(ラマン顕微鏡、原子間力顕微鏡、走査型近接場光学顕微鏡) メーカーのWITecは、これらの極めて小さな粒子の分析に必要な高効率かつ高精度な技術を開発しました。各粒子の化学的特性の自動識別および広範囲な試料領域にわたる定量化と分類が可能です。WITecは亀田准教授との新協力体制のもと、これら最新の機能を利用し微小なマイクロプラスチックの測定・分析評価を行っていきます。
WITecについて
WITec は、3Dラマンイメージングと相関顕微鏡におけるパイオニアであり、妥協のない速度、感度、解像度を提供する製品ポートフォリオで業界をリードし続けています。ラマン顕微鏡、原子間力顕微鏡(AFM)、走査型近接場光学顕微鏡(SNOM) 、またはラマンとAFM・SNOMの組み合わせ及びWITecが開発したラマン顕微鏡を組みこんだSEMラマンシステム(RISE) は、拡張機能が組み込まれたモジュラーハードウェアとソフトウェアアーキテクチャを通じて、化学的および構造的特性評価における特定の課題に合わせてシステムを構成することが可能です。ドイツ・ウルム市にあるWITec本社で、研究・開発・生産機能を担い、世界各国で販売・サポートネットワークを展開しています。WITecの情報は、https://www.witec.de/ でご覧ください。
お問い合わせ先
WITec株式会社
https://www.witec.de/jp/
info@WITec.jp
ドイツの高性能ナノ分析顕微鏡システム(ラマン顕微鏡、原子間力顕微鏡、走査型近接場光学顕微鏡) メーカーのWITecは、これらの極めて小さな粒子の分析に必要な高効率かつ高精度な技術を開発しました。各粒子の化学的特性の自動識別および広範囲な試料領域にわたる定量化と分類が可能です。WITecは亀田准教授との新協力体制のもと、これら最新の機能を利用し微小なマイクロプラスチックの測定・分析評価を行っていきます。
キックオフミーティングでは、亀田准教授より、「世界中の海水サンプルの監視や水道水、廃水等の分析などの環境中のマイクロプラスチックを調査するプロジェクトが進行中であり、今後も複数のプロジェクトの計画があります。日本では、これらのプロジェクトでは、20 µmを超えるサイズの粒子に焦点を当てています。さらに小さなマイクロプラスチックでも信頼できる分析方法を利用できるようになることは、我々の研究において大きな前進となるでしょう。また、大気中に浮遊するマイクロプラスチックの実態を把握する方法を確立したいと考えています。私たちが毎日呼吸する空気によって、かなりの量のマイクロプラスチックを私たちの体は取り込んでおり、特に微小な粒子は、健康に非常に有害であると考えられています。 WITecとの協力により、空気中の微小な粒子を識別し、定量化できる分析方法を確立する研究の機会が開かれます。」
WITec Japanのディレクター ミヒャエル・フェルストは、次のように述べています。「WITecの最新の技術が、千葉工業大学に協力できることは大変光栄です。亀田准教授と彼のチームは、環境化学において優れた研究でよく知られており、マイクロプラスチックを調査するプロジェクトは、特に高く評価されています。 WITecの高性能技術と亀田准教授らのチームの知識と経験を組み合わせることで、私たちを取り巻く環境の現状について新たな洞察を得ることができると確信しています。正確で効率的な分析方法は、よりよい生態系モニタリングと私たちの生活環境や健康の改善につながることを願っています。」
プラスチックは、食物、空気、川、海など私たちの生活のいたるところに存在しています。私たちの生活に危険な影響を及ぼす身近な問題でもあります。千葉工業大とWITecの協業は、マイクロプラスチック問題をより深く理解するために重要な役割を果たすことができると考えています。
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