最先端の「におい」センシング×AI技術を持つ株式会社abaへ出資

介護現場「最大の課題『排泄ケア』解決」を目指す老舗とベンチャーのアライアンス

福祉用具レンタル・販売事業を行う株式会社ヤマシタ(本社:静岡県島田市、代表取締役社長:山下 和洋)は、最先端のロボティクス技術で介護・福祉向けプロダクトを開発している株式会社aba(本社:千葉県船橋市、代表取締役 CEO:宇井 吉美、以下「aba」)への出資を実施しました。センシングやAI技術を持つベンチャー企業への投資は、1963年の当社創業以来、初の取り組みです。今後両社は、あらゆる介護現場で最も課題とされる排泄の負担を軽減し、コロナ禍でより重要視される在宅介護領域での実用化に向けて、次世代製品の開発・実証実験、環境整備を行ってまいります。

左:aba 代表取締役 CEO 宇井 吉美、右:ヤマシタ 代表取締役社長 山下 和洋左:aba 代表取締役 CEO 宇井 吉美、右:ヤマシタ 代表取締役社長 山下 和洋


■「排泄」は介護現場における最大の負担
介護の現場では「入浴・排泄・食事」を三大介護と称していますが、その中でも特に排泄に関する身体的・精神的負担が最も大きいとされています。オムツ交換など適切にケアができていないと、要介護者にとっては尿便漏れによる不快感や人としての尊厳の低下、また介護者にとっては介護に携わるモチベーションの低下につながります。

(aba提供資料より抜粋)(aba提供資料より抜粋)


■排泄ケアは先延ばしできない社会課題
現在、介護の仕事に携わる人の離職率は高く、離職者の7割ほどが勤続3年以内に辞めている状況であり、介護従事者が抱える負担を軽減することは、これ以上先延ばしにはできない大きな社会課題です。また、在宅での介護を支える家族介護者はすでに約1,300万人にものぼっており、これからの高齢化社会において、特に介護者の排泄ケアをどう担っていくかは、今後の家族のあり方にも及ぶ、大きなテーマです。

(aba提供資料より抜粋)(aba提供資料より抜粋)

 

 


■世界初の排泄ケアシステム「Helppad」
abaは大手ベッドメーカーであるパラマウントベッド株式会社と共同で、「におい」で尿と便を検知する世界初の排泄ケアシステム「Helppad」の開発・販売を行っています。「Helppad」が持つ排泄センシングの技術、およびAIを使った排泄パターンの蓄積・解析により、要介護者への適切な排泄ケアが可能となり、介護の現場で起こっている身体の負担や心の痛みを大きく軽減することができます。(HP: https://helppad.jp 

abaがパラマウントベッド株式会社と共同開発した世界初の排泄センサー「Helppad」abaがパラマウントベッド株式会社と共同開発した世界初の排泄センサー「Helppad」

■幅広い普及のために期待される保険適用
当社は今回のabaへの出資を通じて、在宅介護市場への次世代排泄センサー開発に向けた、中長期的な支援を行っていくとともに、その市場開発に向けた販売・マーケティング活動や経営企画等の支援も始めてまいります。現在、排泄ケアに大きく貢献する排泄センサーは介護保険適用外となっており、在宅介護の現場に広くお届けすることができません。近い将来、保険適用を受け、日々の介護に苦しむより多くの方々の負担を軽減するために、両社は製品開発や実証実験を目指しながら排泄センサーの普及に向けた有効性・妥当性を社会に訴求してまいります。


当社は長年、福祉用具のレンタル・販売事業を担ってきた実績があり、現在約10万人の在宅要介護者にサービスを提供しております。当社の「自立支援を促す力」、そしてabaの「支えあいを生み出す技術」。それらを掛けあわせることで、私たちは日本の介護現場にもっと寄り添いながら、より多くの人が自分らしい毎日を過ごせる未来社会の実現を目指してまいります。


■aba代表者のプロフィールとメッセージ


株式会社aba 代表取締役 CEO
宇井 吉美  Yoshimi Wie


2011年、千葉工業大学在学中に株式会社abaを設立。中学時代に家族介護をしている中で得た「介護者側の負担を減らしたい」という思いから、介護者を支えるためのロボット開発の道に進む。学生時代に「排泄ケアシステム『Helppad(ヘルプパッド)』」の開発を開始、現在製品化。2019年、文部科学省 科学技術・学術政策研究所より「ナイスステップな研究者」に選出。

 
<メッセージ>
abaは介護事業のビジョンとして「テクノロジーでだれもが介護できる社会をつくる」を掲げています。介護現場の中でも特に苦しんでいるのは、紛れもなく、家族介護者です。介護のやり方を聞く相手もなかなか見つからず、手探り状態で介護が始まります。そんな方たちの助けに、少しでもなりたい。私たちはより強くビジョン実現を進めるため、在宅介護市場への進出を始めます。その強力なパートナーとして、今回福祉用具レンタルの大手である、ヤマシタ社に出資をいただき、参画いただくことになりました。山下社長は若くして社長になられ、就任後より業績を伸ばされているその経営手腕は、すでに多くの学びがあります。今回ヤマシタ社に参画いただくことで、aba社として、そして1人の経営者として、存分に成長したいと考えております。


■ヤマシタ代表者のプロフィールとコメント


株式会社ヤマシタ 代表取締役社長
山下 和洋  Kazuhiro Yamashita


2010年、株式会社ヤマシタ入社。2013年、先代社長であった父が急逝し、25歳の若さで代表取締役社長に就任。以降、経営基盤の強化や事業の選択・集中などの変革を推し進め、就任当時から約4倍の利益を稼ぐ会社に成長させる。2020年ダイヤモンド経営者倶楽部「Management of the year」受賞。現在、東京商工会議所1号議員や日本福祉用具供給協会理事など12の公職に就任。


<メッセージ>
排泄という未解決の社会課題に挑戦されているaba社のビジョン、またそのビジョンを実現させるために奮闘されている宇井社長のお姿に強く共感し、今回出資をさせていただきました。当社が事業を行っている在宅介護向けへの導入には、まだ乗り越えなければならない壁がたくさんあります。介護保険制度の創設以前より福祉用具レンタルという市場を支え、成長を続けてきた当社が幅広くご支援させていただくことで、aba社が保有するユニークな技術をさらに世の中に広め、あらゆる人が介護の負担から解放される社会を一緒に創っていきたいです。


■株式会社abaの概要と支援内容について

 

介護という支えあいのフィールドを支えるケアテックカンパニー。内閣府調査にて介護の負担感NO.1であった排泄という課題に10年以上真摯に向き合い、業界初・においで尿便を検知する排泄センサを開発。人間の本来持つ生命力を引き出せるよう、体温のあるテクノロジーを通じて、必要なときに必要なケアを届けるお手伝いを担う。
  • 設立年月:2011年10月7日
  • 所在地 :〒274-0824 千葉県船橋市前原東3-30-5
  • 代表者 :宇井 吉美
  • 資本金 :7,752万9,070円
  • 事業内容:医療・介護・福祉分野を対象としたロボティクス技術の研究開発及びサービス提供
  • HP  :https://www.aba-lab.com
【支援内容】研究開発や販売・マーケティング活動等の支援
【出資時期】2021年2月


■株式会社ヤマシタについて

日本の福祉用具レンタル・販売、およびリネンサプライ業界のパイオニアであり、海外展開やオムニチャネル構想などの挑戦を続ける未来志向のリーディングカンパニー。「世界の'生きる'をもっと豊かに」をミッションに掲げ、在宅介護における自立した生活、そして自己実現を諦めない生き方ができる社会を目指す。
  • 設立年月:1963年3月6日
  • 所在地 :〒427-0195 静岡県島田市中河737
  • 代表者 :山下 和洋
  • 資本金 :1億円
  • 事業内容:福祉用具レンタル・販売、居宅介護支援事業、リネンサプライ事業 等
  • HP  :https://www.yco.co.jp/

■本件に関するお問合せ先
株式会社ヤマシタ 広報担当
電話:03-5730-4545
メールアドレス:communication@yco.co.jp
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