ナレッジパレットが内閣府の国家戦略特区支援利子補給金支給事業に認定
高品質な再生医療用細胞の培養・製造に関する研究開発事業を加速
株式会社ナレッジパレット(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:團野宏樹、福田雅和)が推進する再生医療等製品の高品質化事業が、内閣府の国家戦略特区(東京圏)支援利子補給金支給事業として3月25日付で認定されました。今後、内閣総理大臣の指定金融機関である横浜銀行からの融資に関する利子補給支援を受けながら、再生医療用細胞の培養・製造の研究開発を加速致します。
背景及び目的
- 「国家戦略特区支援利子補給金」は、産業の国際競争力を強化し、国際的な経済活動の拠点の形成を促進する観点から、国が定めた国家戦略特別区域において新たな成長分野を切り開く先駆的な研究開発や革新的な事業を行う事業者を支援するために設けられた制度です。
- 具体的には、内閣総理大臣が指定する金融機関が、認定事業の推進に必要な資金として当該事業者に融資を行う場合、最大0.7%(5年間)の金利負担を国が利子補給金として支給するものです。
- 当社は神奈川県の協力の下、以下の事業内容で本制度に申請し「再生医療分野における我が国の国際競争力の強化に相当程度寄与する」との理由から事業認定を受けました。
- 再生医療等製品は難病患者のアンメットメディカルニーズに応える革新的な医療として期待されているが、生きた細胞を用いるため、品質に「ばらつき」が生じやすいという難点が存在する。
- 当社は共同創業者の團野が理化学研究所(理研)在籍時に開発し、2019年の国際ベンチマーキングで世界最高精度の評価を得た「1細胞レベルの全遺伝子発現解析技術(Quartz-Seq2)」を応用して、様々な種類の培養液で培養した細胞の状態を大規模データとして診断し、その効果を明らかにすることによって、再生医療用細胞等の製造ロットの品質管理及び培養最適化を可能とするプラットフォームを開発する。
- 今後、横浜銀行からの融資を活用して研究開発を加速し、製薬企業や研究機関へ上記技術の提供を進めることで、高品質な再生医療等製品の安定製造・提供を通じた「再生医療の産業化」の実現に貢献して参ります。
株式会社ナレッジパレット 概要
東京大学大学院の研究室で共に学んだ同期生であった團野宏樹と福田雅和が、それぞれ理研、和光純薬工業株式会社で研究者として勤務した後、「細胞ばらつき」「細胞制御」という共通の課題に取り組むべく当社を共同創業しました。本研究領域の第一人者である理研の二階堂愛と笹川洋平を顧問とし、製薬企業等と連携しながら、細胞の全遺伝子発現を基点とした再生医療高品質化及び表現型創薬に取り組んでいます。
本社所在地:神奈川県川崎市川崎区殿町三丁目25-22
代表者:團野宏樹、福田雅和/設立:2018年8月8日/URL:https://www.knowledge-palette.com/
TEL:044-223-6215(担当者携帯050-5474-3449)/E-mail:info@knowledge-palette.com
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