COP26サミットに向けて、英国は持続可能な観光地として世界的に注目されています

COP26 -「第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議」が10月31日から英国のスコットランド、グラスゴーで開催

英国政府観光庁

2021年10月28日 15時37分

グラスゴーで開催されるCOP26サミットが間近に迫る中、英国政府観光庁（VisitBritain）は、この機会に英国の持続可能な観光を国際市場にアピールしています。

リバーサイド・ミュージアムグラスゴー

英国政府観光庁が実施した最新の国際消費者調査によると、13カ国の旅行者の3分の2以上が、旅行を計画する際に環境への影響について考えるようになっていることがわかりました。

COP26に向けて、英国政府観光庁は、英国での持続可能な滞在を楽しむための旅程、アクティビティ、体験を提供するグローバルな持続可能な観光コンテンツの「ハブ」を構築しています。

これは、ヨーロッパ、ブラジル、カナダ、アメリカでのメディア・コンテンツ・パートナーシップによってサポートされ、英国の持続可能な観光の提供を強調することで、将来の旅行を刺激することになります。また、Impact Travel Allianceとのパートナーシップにより、米国のデジタルコンテンツ制作者との教育旅行も実施しており、スロートラベル、カントリー・サイドへの移動、鉄道、オフシーズンの観光などに焦点を当てています。

海外の旅行業者を支援するため、英国政府観光庁は、持続可能な観光を促進するためのディスカッションやオンラインセミナーを開催し、鉄道を使った旅程や商品など、環境に優しい交通手段を紹介しています。

英国政府観光庁 APMEA・中国・北東アジア統括ディレクターのトリシア・ウォーリックは次のように述べています。

「COP26サミットとそれに伴うメディアへの露出は、環境に配慮した宿泊施設からダークスカイ保護区、持続可能なファッションや地元産の飲食物、壮大な列車の旅やサイクリングルートまで、観光客がいかにして英国で持続可能で責任あるホリデーを楽しむことができるかを強調する、タイムリーで貴重な機会となります」

「私たちの業界では、すでに多くの企業や組織がサスティナビリティを活動の中心に据えています。私たちは、訪問者や世界の旅行業界のパートナーが、滞在をより豊かにする製品や体験を見つけられるようサポートしたいと考えています。そして、人々がより長く滞在し、低炭素交通機関を利用してより広範囲に旅行し、オフシーズンの探索をしてくれることを願っています」と述べています。

英国政府観光局は、国内外の観光産業の復興に向けた優先事項を定めており、その中には、英国政府が観光復興計画で掲げている、より回復力のある、持続可能で利用しやすい観光産業の再建も含まれています。最近発表された「持続可能な観光」に関する報告書では、地域分散や低炭素輸送の推進、企業とリソースや成功事例を共有し、持続可能で責任ある観光をサポートする旅程での業界との協力など、そのアプローチが示されています。

英国政府観光庁は、COP26を利用して、エリザベス女王の在位70周年を祝うプラチナ・ジュビリー、バーミンガム2022 コモンウェルスゲーム、英国の創造性と革新性を世界にアピールする'UNBOXED: Creativity in the UK' 2022など、世界的に観光客を惹きつける来年の主要イベントを推進しています。

観光業は英国にとって重要な産業であり、通常、年間1,270億ポンドの経済効果があります。英国政府観光庁は、業界と協力して、観光による経済的・社会的利益をより広く普及させ、年間を通じて、また国や地域を超えて訪問者を増やし、地域経済を支援していきます。

ENDS

編集者への注釈
- 英国政府観光庁（VisitBritain）は、英国政府がグローバルに展開する「GREAT Britain」キャンペーンの一環として、英国を観光地として国際的にプロモーションしています。
- インバウンド観光は、英国で最も価値のある輸出産業の一つであり、英国で3番目に大きいサービス輸出で、2019年には280億ポンド以上の経済効果があるとされています。その最新の予測は、下記ウェブサイトでご覧いただけます。