全農群馬県本部との業務提携に関するお知らせ

現場への実装を加速し、農家の所得向上や持続可能な農業の実現に貢献します

株式会社ミライ菜園

2024年5月22日 15時00分

　株式会社ミライ菜園（名古屋市中村区、代表取締役：畠山友史、以下当社）は、全国農業協同組合連合会群馬県本部（群馬県前橋市、県本部長：伊藤雅美、以下全農群馬県本部）との業務提携契約を締結したことをお知らせいたします。

提携の背景

　当社は“農業の経営リスクを最小化する”をミッションに、病害虫の発生を予測するAIアプリMIRAIの開発を進めています。現場で必要とされる・役立つアプリを作り上げるには、生産者やJA指導員からのフィードバックが欠かせません。今回全農群馬県本部との連携を通して、県内の生産者やJA指導員との関係構築を進めます。また意見収集と改善を繰り返すことでアプリのPMF（プロダクトマーケットフィット：プロダクトがユーザーと市場に受け入れられること）を実現すると共に、営農指導DX、農業DXに資するビジネスモデル構築を目指します。

提携詳細

1) 群馬県内JAとの関係構築・連携強化

　全農群馬県本部からの紹介により、当社は県内JAとの関係構築を進めます。将来的な導入を見据えながら、現場の生産者やJA指導員からのフィードバックを継続的に収集。アプリに求められる機能・仕様を明確にし、改善を進めます。

2) スタートアップとの連携事例創出

　マーケットリーダーとして長く農業を支えている全農群馬県本部と、スタートアップである当社が連携することで農業を変革し振興する、その成功事例創出を目指します。

3) 農業現場の課題解決に向けた開発連携

二者で開発方針をすり合わせながら、農業DXによる現場の課題解決を目指します。農業生産・加工・流通現場における労働力不足の解消、現場労働の作業軽減と効率性の向上、ならびに消費市場への安全・安心な農畜産物の供給体制の強化に向けた新たな事業モデルを構築し、日本農業の発展と日本の食と農の国際競争力強化に貢献します。

ミライ菜園の事業について

　作物の病害虫被害は、収量の10-40%を定常的に損ない農家の経営を圧迫しています。さらに気候変動の影響で病害虫の発生傾向が不安定になり、勘と経験が通用せず、想定外の被害に悩まされるようになりました。異常気象が顕在化する中、病害虫発生のタイミングを的確に予測し、被害発生前に必要最小限の農薬で被害を抑えるための新たな手法が求められています。

防除DXアプリMIRAIは

①病害虫の発生危険度を知らせる予報AI

②病害虫の発生状況を可視化するマップ

を備え、病害虫発生前の予防的対処を可能にし、被害を最小限に抑えるためのアプリです。弊社独自の病害虫発生履歴ビッグデータを活用した世界初の病害虫予測AIで、特許を取得済です。