木造の耐震・耐火シェルター「グラセーフ」が内閣官房『国土強靱化 民間の取組事例集』に掲載されました
災害時に<壊れない> <燃えない>人々の命や財産、思い出をまもる木造の蔵が防災シェルターに!
日本の至る所で地震が発生し、いつどこで大震災が起こるかわからない時代でありながら、これまでありそうでなかった耐震と耐火の両方の性能を持った木造の防災シェルターが「グラセーフ」です。
株式会社アサノ不燃は、木材を不燃化する特許技術を世界に先駆けて取得し、ISO基準による1時間耐火を確保した耐火木材を開発。この耐火木材を使用し、木造で地震や火災にも強い防災シェルターを開発しました。耐火木材はリサイクル可能で、間伐材からできたLVL(単盤積層材)を使用しているサステナブルな製品です。さらに、燃焼によるCO₂発生を抑制するため、脱炭素社会の実現にも貢献します。
【1】グラセーフの耐震性
近年の3つの大地震の実際の地震波を再現した耐震・振動試験(国立研究開発法人 土木研究所)を実施。三次元大型振動台の底盤と「グラセーフ」の屋根部に加速度変換機を固定し、振動中の加速度データを収録した結果、加振台と「グラセーフ」の変位波形の相関関係が類似しており、亀裂や損傷もないことが実証されました。
【2】グラセーフの耐火性
ISO基準に則った耐火構造物試験を実施。1時間1000℃の加熱試験で、外部温度が1000℃に達しても室内温度は最大で外気温に対して4℃程度の上昇でした。さらに、外部の表面材である耐火LVL(50mm)が黒く炭化するのみで、耐震構造部材は影響を受けないことが確認されました。
【3】グラセーフの不燃性
木材にホウ酸などを用いた不燃処理液(セルフネン液:写真右)を特殊技術により含浸(がんしん)することで 、火があたっても炎を出して延焼することなく、煙や有毒なガスの発生を抑えます。※特許取得済
このホウ酸の効果により、防腐・防蟻・防カビ性も備えています。さらに、グラセーフ自体が周辺への延焼を防止するため、木造住宅の密集エリアで想定される大規模火災を防ぐことができます。
【施工・設置】
●木造家屋内1階に設置します(建物の外でも対応可)。ご自宅に居住いただきながら、施工・設置が可能です
●既存の部屋の床を撤去し、家と分離して設置するため、地震時には木造家屋の強度には影響しません
【製品仕様】 ※セミオーダーのため基本仕様
外部寸法:幅2,900×奥行2,155×高さ2,315mm
内部寸法:幅2,570×奥行1,820×高さ2,010mm
本体重量:約2.5~3.0t
耐火構造部 (外部)厚25mm国産スギLVLを不燃処理×2枚 50mmの1時間耐火被覆層
耐震構造部 (2層目) 厚30mm+24mm国産スギ構造用合板を貼り合わせた耐力壁
耐震構造部 (3層目) 不燃処理を施した厚50mm発泡スチロールを断熱層として使用
耐震構造部 (4層目) 不燃処理を施した厚15mm国産スギ合板を使用
(下部) 耐震ゴム【上下・左右】
【参考価格】250万円より ※セミオーダー。運搬・組立・内装・設置工事費は別途
※改良のため予告なく仕様・サイズなどが変更される場合がございます
●「グラセーフ」 のお取り扱いについて
全国の地域ごとに、当社が取り扱う製品の施工販売をしていただく「セルフネン事業推進者」を募集しています。詳細はHPをご覧いただき、お気軽にお問い合わせください。
■国土強靭化とは■
大規模自然災害時に人命を守り、迅速に回復する“強さとしなやかさ”を備えた国土、経済社会システムを平時から構築していくことです。内閣官房では、国土強靱化に関して先導的な取組を収集した事例集を毎年発行しています。
■国内や東京都の整備が必要な地域数■
現在、国土交通省の「住生活基本計画」によると、日本国内の地震時等に著しく危険な密集市街地の地区数は、実に111地区にもおよびます。(令和3年3月時点)また、東京都の「防災都市づくり推進計画の基本方針(令和2年3月)」によると、震災時に延焼被害のおそれがある老朽木造住宅が密集している重点整備地域は、52地区が対象となっています。
「アサノ不燃」 について
会社名: 株式会社アサノ不燃
所在地: 東京都江東区東陽5-28-6 TSビル5階
代表者: 代表取締役 浅野成昭
設立: 2001年10月5日
URL: http://www.funen.jp
(受賞・報道)
●経産省主催「日本ブランド 新日本100選」 ●「日経BP賞」建設部門賞 ●林野庁「木材利用技術開発賞」
●東京都江東区「江東ブランド」認定 ●外務省HP「Japan Topic Video」 世界7ヶ国語での動画紹介
●NHK「新春特集」 TBS「夢の扉+」テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」 他
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