危機に瀕する伝統の有田焼に新しい価値を...

SNSフォロワー数10万人以上!他では見られない「焼き物の絵画・陶彩画」で光輝くアート体験を!

有限会社草場一壽工房

岐路に立たされる伝統産業・有田焼から生み出された唯一無二の芸術・陶彩画(とうさいが)を描く作家・草場一壽(くさばかずひさ)は、2023年の新作を大阪・東京にて公開いたします。
草場一壽 陶彩画新作展 2023「虹龍と宝珠」

【会期】
大阪 :2023年11月3日(金)~11月12日(日)
東京 :2023年12月10日(日)~12月17日(日)
  • 絶滅の危機に瀕する伝統産業・有田焼から生まれた、光輝く比類なき芸術「陶彩画」

  • 2023年、京都・東寺での展示会にて来場者10万人を突破!

  • 伝統技術を昇華させた新しい絵画として、今、国内外から大注目!

  • 新作展では待望の新作『虹龍』の公開とともに、日本神話・観音・龍などの人気作品を一挙展示

有限会社草場一壽工房(所在地:佐賀県武雄市、代表者:草場 一壽)は、大阪(11月)、東京(12月)に新作展を開催いたします。

龍作家としても知られる作家・草場の待望の最新作は、光輝く『虹龍』。伝統技術を昇華し生まれた焼き物の絵画「陶彩画」は、佐賀県の伝統工芸・有田焼の技法をベースに制作されます。その卓越した技術と他にはない輝きは今、国内外から注目を集めています。

伝統工芸・有田焼の危機に一石をと投じる陶彩画
「美しい実用品」から「最高の芸術」への昇華
400年の歴史を誇る有田焼、その伝統は今、未曾有の危機にあります。

有田焼産業は小規模事業者が工程ごとに分業することで成立しています。その小規模事業者たちが、後継者や人材の不足・設備の老朽化といった問題を抱えて廃業に追い込まれ、分業制が崩壊しつつあるのです。例えば、有田焼の代名詞ともいえる色絵皿ですが、有田地区でその錦付を行う事業者は、承継者がいるのは11社中1社のみ、残りの10社中9社が10年以内に廃業するとしています。(令和5年5月から6月の聞き取り調査より)

実用食器は安価な量産品で充分という傾向の中、手間暇かけた高級品は需要自体が減っています。目新しさがないので売れ悩み、人材・元手が充分でないので新しい試みも難しいという悪循環です。行政からの梃入れが必要という声もある一方、より本質的には、従来の伝統の枠にとらわれない新しい価値の創成と、それに対応する新しい需要が必要なのです。とはいえ、「伝統の昇華」「伝統に新しい価値を」とは言うは易し、現実に落とし込めた目覚ましい成功例は決して多くありません。そんな中、有田焼から生まれた全く新しいアート「陶彩画」が国内外から注目を集めています。


陶彩画は、佐賀に生まれて焼き物に慣れ親しんだ草場一壽が、着想以来30年の試行錯誤の末にたどり着いた焼き物の絵画です。心震えるような美しいものを作りたい、「いのちの輝き」を表現したいというアーティストとしての熱意と、有田焼の陰りや町自体の衰退に対する起死回生の願いが込められて実現したアートなのです。

「芸術的な実用品」「実用も兼ねた美品」ではなく、焼き物ならではの魅力を兼ね備えた「ひたすらに美しい芸術品」に振り切ることで、有田焼の新しいジャンル、新しいアイデンティティを作り出す挑戦でした。

有田焼の技法をベースに、より美しい色と輝きを。そのこだわりは、緻密な絵付けと窯入を十回以上繰り返すことで実現されます。“龍” “神話” “菩薩”などをモチーフとする作品たちは、他の焼き物や絵画にはない立体感と艶感を持ちます。宗教画としてではなく、自然への祈りや畏敬の念を呼び覚ます作品として制作され、奇跡の輝きと称えられています。

忙しい現代人に感動を。有田焼の将来に希望を。

「いのち」をテーマに描かれる陶彩画
日々忙殺される現代人の生活では、食器を愛でて食事を心から楽しむ余裕もないことが多々あります。高級品よりもコスパの良い実用品で充分。そうして余分なものを削ぎ落し、忙しさにすり潰されるようにして心が鈍くなり、有田焼もその美しさを忘れられ…その悪循環に投じる一手が陶彩画です。はっと息をのむような一瞬、心ふるわせ日常を忘れて感動する一瞬、「この作品と出逢えてよかった」「来てよかった」の積み重ねがひいては「生きていてよかった」に少しでも近づくように。だからこそ、日常に寄り添う実用性をかなぐり捨てて、非日常に誘うほどにひたすら美しい究極の焼き物絵画・陶彩画です。


京都の東寺での通算5回に及ぶ展示会では各回累計10万人の来場者を得る盛況ぶり、コロナ禍でも含意に富んだ展示に国内外のメディアが取材に訪れました。わざわざ目当ての作品を一目見たいと海外から佐賀の陶彩画ギャラリーを訪れて涙を流す方、知人に連れられ何の気なしにやってきて一目見て虜になる方、そんな「奇跡の輝き」の感動体験の機会、陶彩画個展が、この秋冬、大阪・東京で開催されます。草場の真骨頂ともいうべき「虹色の龍」も新作が複数お目見えします。




息を呑むほどの繊細な美と輝き…

油絵や水彩画には無い、焼き物ならではの【陶彩画の魅力】


◆ 神秘的な“青”


有田焼には、白磁に青だけで絵付けをする青手のみを扱う窯元もあるように、青は有田焼を代表する色の一つです。瑠璃紺や紺碧、薄青と、青の濃淡だけで絵が描けるほどに神秘的な色。その精神を受けついた陶彩画には、『イマジンブルー』と題された独自の色であり、それだけで抽象画を為す「青」もあるほど。精神性の象徴と称されたり、海の色と讃えられたり、陶彩画の青に惹き込まれて陶彩画のファンになる人が後を絶ちません。


陶彩画『龍宮の遣い』(部分)

◆「最も難しい」赤


名人14代柿右衛門に「赤が一番難しい」と言わしめ、代々の柿右衛門に「赤の配合帳」が受け継がれるほどに奥深い赤。陶彩画の赤は、極めて透明度が高く、不思議な力強さを持っています。炎の中でいたずらっぽく踊るような龍、濁りのない赤をまとって舞い降りる鳳凰、そのエネルギッシュな姿に温度を感じさせるような、独特の説得力を与える色です。





陶彩画『旋風』(部分)

◆豪華な金彩、多様な文様


赤や金が絢爛豪華な金襴手様式もまた有田焼ならでは。その技術をいっそう繊細な形で利用することで描かれるのが、例えば姫神の身に着けるアクセサリーや龍の爪。実際に純金を用いるそうした部位は、焼きあがってから徹底的に磨き上げられ、煌めきを放ちます。また、伝統文様が人物画の衣装に細かく描き入れられるなど、技術力の高さが遺憾なく発揮されます。



陶彩画『豊穣の女神 ラクシュミー』(部分)




本陶彩画展でお披露目の新作

完成したばかり!新作 『富士に虹龍~希望の地へ~』『虹龍~宝珠を得たり~』など

◆陶彩画の真骨頂、七変化する色

陶彩画の最大の特徴とも言えるのが、見る角度によって色が変わること。焼物どころか他のどんなアートにもない、文字通り「虹色の輝き」です。技法の完成までに実に20余年かかりました。そのからくりは、目に見えないほど微細な構造によって光が反射したり屈折したりするというもの。いわば、物質の表面の色を見ているのではなく、光の色を見ているのです。その仕掛けを持った龍の作品などは、息を吞むほど圧倒的な輝きを放ちます。

霊峰富士を越えて悠々と舞う極彩色の龍の体は、どんな作品よりもいっそう多彩な輝きで観る者を魅了します。写真では決して伝わらないその魅力を直接お確かめください。

もちろん、その際は、正面からだけでなく左右から、或いはしゃがみこんで下から、いろんな角度を試しながら…

作品名:『富士に虹龍~希望の地へ~』(サイズ:999×749㎜)


◆得も言われぬ柔らかな色彩の妙


赤・緑・黄・青・紫を用いる五彩手や柿右衛門様式など、有田焼の色はビビットなものが多い中、「こんな色が焼物で出るなんて!」と驚かれるのが、陶彩画のふんわりと柔らかいパステルの色調です。涼やかな水浅葱や優しい朱鷺色、夜明けの空のような薄藤。焼物の常識を塗り替える窯入回数(最大15回、通常の焼物は4回)を実現したからこその奇跡の色です。その奇跡の色が全て詰まったような、歴代で最も美しい背景色をもつ作品の一つとなりました。世界中の美しい空を凝縮したような色の中で、舞うように楽しげに如意宝珠を浮かべる虹色の龍。角度によって強く輝いたり、空に染まり一体化するように見えたり、魅力に溢れた作品を是非ご堪能ください。

作品名:『虹龍~宝珠を得たり~』(サイズ:800×800㎜)



作家 草場一壽より
虹の龍に託すのは、 希望、 憧れ、生きることの実感。
今回の新作展でお披露目する作品は『虹龍』と『宝珠』。かつて私は絶望感に閉ざされていたとき、 雨上がりの虹が龍のごとく天へと向かう情景を見て、目が開かれるような衝撃に胸打たれました。私を希望へと導いてくれた龍——。この虹の龍を描くことが、私のお役目のひとつだと直感しました。この龍たちこそ描きたいのだと心揺さぶられて三十余年、ついに虹色に光輝く龍が完成しました。

虹という文字は「虫」という字が龍(蛇)をあらわし、工という字が天と地をつなぐことを意味しています。古代中国では、龍になる大蛇が大空を貫く=天地を結ぶ時に作られるものが「にじ」と考えられていたことに由来します。天と地を繋ぐように大空にかかる 「虹」に、今でも私たちは希望を見いだします。虹の光は、まさしく導きの光です。
虹の龍に託すのは希望や憧れ、生きることの実感です。あなた自身が光となること。光を放って生きること。それが「虹龍」と「宝珠」のテーマです。世界に唯一、陶彩画だけの新しい光の表現です。是非、この機会にご高覧いただければ、嬉しく思います。


草場一壽 プロフィール
<草場一壽 Kazuhisa Kusaba (陶彩画家 絵本作家 空間プロデューサー 映画監督)>


1960年佐賀県生まれ。1990年、これまでの有田焼の常識では考えられない色彩の表現に成功。絵付けと窒入を十回以上繰返して色彩を表現する陶彩画の技法を確立。同年、佐賀県武雄市山内町に「工房」を開き、陶彩画の創作活動を始める。陶彩画制作の傍ら、保育園での絵画教室の経験をともに2004年に制作した絵本『いのちのまつり』を出版。絵本としては異例の売り上げを記録し、シリーズで5冊上梓。小学校道徳の教科書に採用される。日本映画界においても陶彩画を美術協力として提供。佐賀県武雄市に自身のギャラリーを持つ他、毎年全国数か所にて陶彩画展(展示会)を開催している。



開催概要
【大阪】
日程:2023年11月3日[金]~11月12日[日]
時間:10:30~18:00(最終日は17:00まで)
会場: Imagine & Design
住所:〒542-0081 大阪市中央区南船場2-6-12
入場料 : 無料

【東京】
日程:2023年12月10日[日]~12月17日[日] 
※時間は決まり次第公開予定
会場:BANK GALLERY
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-14-5
入場料 : 無料
◎東京では同会場にて12/9(土)にレセプションを開催いたします。レセプションのお申込みなどの詳細は後日公式HP追記予定です。

■陶彩画展詳細:https://kusaba-kazuhisa.com/post-event/7672/


 有限会社草場一壽工房について
会社名:有限会社草場一壽工房
所在地:〒849-2302 佐賀県武雄市山内町鳥海10088-2
代表者: 草場 一壽
設立 :2003年1月
URL :https://kusaba-kazuhisa.com/

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会社概要

URL
https://kusaba-kazuhisa.com
業種
サービス業
本社所在地
佐賀県武雄市山内町大字鳥海10088番地2
電話番号
0954-45-3450
代表者名
草場一壽
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2003年01月