【年商10億円〜30億円企業の幹部に聞いた】「10億円の壁」突破の秘訣、「正しい計画策定(33.3%)」を抑えた第1位は・・・?
〜新習慣の「週休3日制」について、幹部はどう感じているのか?〜
ActionCOACH東京セントラル株式会社は、年商10億円〜30億円企業の幹部108名を対象に、「年商10億円〜30億円企業の"壁突破"の秘訣」に関する調査を実施しましたので、お知らせいたします。
- 調査サマリー
- 調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年3月10日〜同年3月11日
有効回答:年商10億円〜30億円企業の幹部108名
- 「年商10億の壁」突破の秘訣、第1位「営業・マーケティングの強化」、第2位「正しい計画策定」、第3位「人材育成」
・営業・マーケティングの強化:38.9%
・正しい計画策定:33.3%
・人材育成:30.6%
・人材配置の適正化:27.8%
・業務の仕組み化:26.9%
・コミュニケーションの活性化:17.6%
・権限の委譲:11.1%
・ミッション・ビジョン・バリューの浸透:11.1%
・その他:13.0%
・わからない/答えられない:10.2%
- 他にも「チーム一体となった業務の遂行」や「事業の多角化展開」などが突破の秘訣
<自由回答・一部抜粋>
・47歳:チーム一体となった業務の遂行。
・65歳:事業の多角化展開。
・59歳:業務提携。
・64歳:他社にはない独自性や創造的な提案など、他社からの追随出来ない企業力。
・57歳:得意先との信頼関係の構築。
・42歳:新たな市場の開拓。
・54歳:売り上げ増加に耐えうる設備投資。
・63歳:業務と社会的ニーズの一致。
- 「年商30億の壁」突破のための課題、第1位「営業・マーケティングの強化」、第2位「人材育成」、第3位「正しい計画策定」
・営業・マーケティングの強化:45.4%
・人材育成:45.4%
・正しい計画策定:39.8%
・人材配置の適正化:28.7%
・業務の仕組み化:27.8%
・ミッション・ビジョン・バリューの浸透:19.4%
・権限の委譲:16.7%
・コミュニケーションの活性化:15.7%
・その他:7.4%
・わからない/答えられない:11.1%
- 「エンジニアの人材不足」や「新規市場への参入、新製品の開発」などの課題も
<自由回答・一部抜粋>
・56歳:エンジニアの人材不足。
・64歳:新規市場への参入、新製品の開発。
・63歳:事業の多角化。
・58歳:チーム力の向上。
・57歳:生産設備の拡張。
・47歳:資金の確保。
・56歳:DXの更なる導入。
・34歳:生産工程の効率化。
- 「年商30億」の壁を突破してく上で「経営者に改善してほしいこと」、「従来のやり方・習慣にこだわる」が32.4%で最多
・従来のやり方・習慣にこだわる:32.4%
・ビジョンを語れない:24.1%
・人事制度が不適切:23.1%
・現場の声を吸い上げない:16.7%
・ワンマン経営になっている:15.7%
・公私混同する:12.0%
・会社の数字を把握していない:9.3%
・その他:4.6%
・特にない:27.8%
・わからない/答えられない:6.5%
- 経営者に求める点、「現場との間に距離感、温度差がある」や「今まで通りのやり方から脱却し、コロナ禍以降のあり方を模索していく」などの声も
<自由回答・一部抜粋>
・63歳:現場との間に距離感、温度差がある。
・60歳:今まで通りのやり方から脱却し、コロナ禍以降のあり方を模索していく。
・60歳:方針の説明。
・65歳:社長一人の功績と勘違いしていることで、従業員の士気が減少する傾向にある。
・62歳:役員会を通さず物事を進める。
・61歳:新しいチャレンジをする意味では、経営者がまず勉強しないといけない。経営者が成長することが、スタッフの成長につながる。
・64歳:過去に捉われない自由な発想と積極性。
・57歳:組織が大きくなり、外国人も入社してきたので、公私混同や従来のやり方に捉われず、変化を恐れず進んで変わっていくという意識を持つ。
- 企業幹部の半数以上が、「週休3日制」について否定的
・かなり肯定的:13.9%
・やや肯定的:18.5%
・やや否定的:15.7%
・かなり否定的:35.2%
・答えられない:1.9%
・どちらとも言えない:14.8%
- 「週休3日制」に肯定的な理由、「個人の仕事の幅が広がる」や「出勤が減ることにより密度の濃い義務になる」などに期待の声
<自由回答・一部抜粋>
・61歳:個人の仕事の幅が広がる。
・54歳:出勤が減ることにより密度の濃い義務になる。
・64歳:体を休め、リフレッシュして、仕事に臨める。
・60歳:十分な休養と新規社員の取得。
・62歳:休日が増えても、効率化によって生産性を維持できるなら良いのではないか。
・46歳:オンオフのめりはりをハッキリさせる。
・56歳:従業員の方々のモチベーションアップのため。
・63歳:社員のライフスタイルが変化している以上、働き方の選択肢を増やすべき。
- 「週休3日制」に否定的な理由、「労働生産性をそこまで上げることは困難」や「少ない人員ではやりくりできない」などの声
<自由回答・一部抜粋>
・65歳:労働生産性をそこまで上げることは困難。
・63歳:少ない人員ではやりくりできない。
・59歳:現場が止まる。
・58歳:週休3日では仕事をこなせない、休めば良いというものではないと感じる。
・53歳:人事制度が難しい。
・39歳:給料も下がるのに、休みを増やすメリットがわからない。
・54歳:休日が増えても給与に変化が無ければ会社の負担が増えるので、それに伴う資金源となる担保が無ければ実現するのは厳しい。
・57歳:建設業界という特性で工期遵守や人手不足を考えると、現実的には働き方改革のレベルでは乗り越えられない壁が存在する。
- 企業幹部の30.5%が、「週休3日制」を導入・検討中
・すでに導入している:1.8%
・導入を予定している:6.5%
・導入の予定はないが、検討はしている:22.2%
・導入する予定は一切ない:53.7%
・答えられない:1.9%
・わからない:13.9%
- まとめ
まず、企業の幹部へ「年商10億円の壁」突破の秘訣を伺ったところ、第1位「営業・マーケティングの強化(38.9%)」、第2位「正しい計画策定(33.3%)」、第3位「人材育成(30.6%)」という結果となりました。他にも、「チーム一体となった業務の遂行」や「事業の多角化展開」などの秘訣が挙げられました。
また、「年商30億の壁」突破のための課題を伺ったところ、第1位は「営業・マーケティングの強化(45.4%)」と「人材育成(45.4%)」が同率、第3位「正しい計画策定(39.8%)」という結果となりました。他にも、「エンジニアの人材不足」や「新規市場への参入、新製品の開発」などへの課題の声も挙がりました。
次に、「年商30億の壁」突破のために「経営者に改善して欲しいこと」を伺ったところ、最も多かった意見は「従来のやり方・習慣にこだわる」で32.4%でした。他にも、「現場との間に距離感、温度差がある」や「今まで通りのやり方から脱却し、コロナ禍以降のあり方を模索していく」などの声も挙がりました。
最後に、「週休3日制」について伺ったところ、「企業幹部の半数以上が「否定的」に捉えている」ことがわかりました。一方で、「週休3日制」に肯定的な方の理由としては、「個人の仕事の幅が広がる」や「出勤が減ることにより密度の濃い義務になる」などの回答が得られました。反対に、「週休3日制」に否定的な方の理由としては、「労働生産性をそこまで上げることは困難」や「少ない人員ではやりくりできない」などの回答が得られました。また、企業幹部の30.5%が、「週休3日制」をすでに導入及び検討していることが判明しました。
今回の調査では、企業が年商30億という大きな壁を突破するためには、「営業力やマーケティングの強化」はもちろんのこと、「正しい計画策定」や「人材育成」に力を入れることが重要だということが判明しました。これは、「年商5億円〜10億円企業の"壁突破"の秘訣」の調査と比較しても、同じ項目に注力していたことがわかっており、どのフェーズにおいても意識して取り組むべき要素ということが言えそうです。また、時代が急速に変化をしている今、さらに大きな壁を突破しようとするのであれば、従来のやり方や習慣にこだわることは手放すべき、というアドバイスが投げかけられているものの、新たな考え方である「週休3日制」については否定的な回答が多く、分かってはいても人材不足などの背景も重なり、柔軟性を持って時代の流れを捉えるのは難しいのが実態と言えるかもしれません。
参照:2022年2月14日公表「年商5億円〜10億円企業の"壁突破"の秘訣」に関する調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000093067.html
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事業内容 :コンサルティングURL :https://actioncoach-japan.jp/tokyo-central/
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