【不思議がふくらむ! メモれるムービー】身のまわりの不思議を見つけるウェブサイト「キヅキランド」をオープン!
科学コミュニケーター本田隆行氏をキヅキセンパイに迎えた、参加費無料・先着50名限定のオンラインワークショップも開催
キヅキランドは、日常の何気ない風景をとらえた動画を観察し、不思議に思ったことや発見したことを動画に直接書きこみ、他の人と共有することができるウェブサイトです。
公開を記念して5月21日に、キヅキランドを一緒に体験するオンラインワークショップを開催します。今回の取り組みは、稲盛財団の「こどものキヅキ応援プロジェクト」*1 の一環で開発しました。- キヅキランドとは
キヅキランドのトップページ
キヅキランドを体験している様子
日常の何気ない風景をとらえた動画をタブレット端末などで観察し、不思議に思ったことや発見したこと(キヅキ)を、動画に直接書きこむことができます。これは画期的な「メモれるムービー」です! キヅキは自分でゼロから書くだけでなく、誰かが書いたキヅキに対して「すごいね!」「これはなんで?」「これはこうだからじゃない?」などと反応したり、自分の考えを書き足したりすることもできます。キヅキランドを訪れたこどもたち同士で、新たにキヅキを重ね合うことで、不思議がどんどん膨らんでいくことを期待しています。
キヅキが重ねられた例。ボートが立てた白波を観察し、こどもたちがキヅキを重ねています。
キヅキランド
https://kizuki.land/
※PC・タブレット端末のみ
キヅキランド案内所(ポータルサイト)
https://kizuki.land/portal
- キヅキランドでできること
- 動画の例
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キヅキの例
- キャラクター紹介
この世界をキヅキであふれた楽しいところにしたいと考えている、キヅキランドの王様。キヅキング自身は、キヅキを見つけるのが得意ではないので、住人たちが見つけてくれるのを、なによりも楽しみにしている。
キヅツキ
- オンラインワークショップ
一緒にキヅキを見つける大人の仲間(キヅキセンパイ)と、キヅキランドを体験できます!
●日時:2022年5月21日(土)13:00~14:30
●会場:オンライン(Zoom を予定しています)
●参加費:無
●キヅキセンパイ:本田隆行さん(科学コミュニケーター)。神戸大学にて地球惑星科学を専攻(理学修士)。日本科学未来館を経て、国内でも稀有なプロの科学コミュニケーターとして活動中。
●対象:小学3~6年生を想定していますが、誰でも参加できます
●定員:50人 / 先着順
●申込方法:Peatixのイベントページ( https://kizuki-ws2022spring.peatix.com/ )よりお申込みください
●募集締切:2022年5月18日(水) ※先着順で参加者が定員に達したら締め切ります
●備考:※申込みができなかった方も、YouTubeでのライブ配信でイベントの様子をご覧いただけます(参加はできませんが、視聴のみ可)URLなどの最新情報はTwitterでお知らせします
https://twitter.com/kizukiland
これまでに実施したワークショップのレポート記事は、キヅキランド通信(note)でご覧いただけます!
https://note.com/kizukiland/m/ma5c72042c189
- 金澤理事長のコメント
キヅキランドの企画開発は、2019年に開催された「こども科学博」で得た経験をもとに始まりました。メイン展示の「キヅキノキ」は、こどもたちがいろいろな展示を体験し、気づいた不思議を集めるものでした。私たちはこの経験を通じて、こどもたちが身の回りの物事に対して不思議だと感じたことを大切に育てることが大事で、適切な案内役がいれば、キヅキをより深めることができるのではないかと考えるようになりました。その後も、こども科学博を定期的に続けたいと考えましたが、コロナ禍となり、接触の多い催しが開催できなくなってしまいました。そんな中、大型イベント以外でこどもたち一人ひとりのキヅキに寄り添うことができないだろうかと、試行錯誤しながら開発したのがキヅキランドです。
文部科学省は現在、学校にコンピュータやネット環境を整えて学習活動の充実を図る「GIGAスクール構想」を掲げており、その取り組みは、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、前倒しで進められています。また、コロナ禍以降やむにやまれず外出できず、タブレット端末やネットを利用して、自宅で学ぶ体験が求められるようになりました。キヅキランドはそんな時代に適応した、こどもたちの新しい学びの場だと考えています。キヅキランドでは、自宅からウェブサイトにアクセスして動画を観察し、見つけたキヅキを動画に直接書きこむことができます。問題に対して決まった正しい答えを求めるのではなく、「これすごい!」という驚きや、「なんでだろう?」という疑問を自由に増やして、不思議が膨らむこと自体を楽しんでもらいたいと考えて開発しました。
きっかけはイベントが開催できなくなったことによる方針転換でしたが、開発を進めるにつれ、ウェブサイトであればこどもたちが日常的にキヅキを深めることができると、前向きに考えるようになりました。開発に関わった職員は童心に返り、自分が面白いと思えるものを作り上げてくれたと思っています。オープンした後も改善を重ねて大切に育てていきたいと考えていますが、まずは、こどもたちに体験してもらいたいです。キヅキランドが、こどもたちの好奇心や想像力、自由な発想であふれる場に成長し、面白いキヅキがたくさん見られることを、楽しみにしています。
- その他情報
キヅキランド通信(note)
https://note.com/kizukiland/
Twitter @kizukiland
https://twitter.com/kizukiland/
Instagram @kizukiland
https://www.instagram.com/kizukiland/
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCDabVc_QxrNBSRyi4Orw4HQ
- 補足情報
*1. 「こどものキヅキ応援プロジェクト」とは
稲盛財団には、京都賞・研究助成・社会啓発の 3つの事業があり、当プロジェクトは社会啓発事業の取り組みのひとつです。「こどもたちが不思議を見つけて、自ら深め、連鎖的に増やすことを応援する」ことをコンセプトに掲げ、 夏休みの科学の祭典「こども科学博」や、今回のキヅキランド、少人数での体験ワークショップ「キヅキひろば」などに取り組んでいます。
*2. キヅキランドを開発した経緯
稲盛財団は 2019年の夏休みに、こどもたちの発見や疑問のきっかけをつくる大型イベント「こども科学博」をスタートさせましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、2回目以降は中止を余儀なくされています。そんな中、「こどもたちが不思議を見つけて、自ら深め、連鎖的に増やすことを応援する」というコンセプトを、コロナ禍でも実現できるウェブサイトを作りたい、との思いから 2020年春から開発を開始。約2年間を費やして議論を重ね、このたびのオープンを迎えることができました。
キヅキランド通信の「私たちがキヅキランドをつくるわけ」の記事もあわせてご覧ください!
https://note.com/kizukiland/m/m0aa25af2a42b
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