齋藤木材工業株式会社、新たにEC事業を開始。第一弾は【信州産カラマツの薪】
創業160年を迎えた集成材の製造会社が新規事業を開始。事業多角化による経営の安定化、丸太の価値最大化を目指す。
- 【新規事業の概要】
齋藤木材工業は、新たな事業としてEC事業を開始します。商品の第一弾は、含水率が低く着火が容易な「信州産カラマツの薪」です。
これまで齋藤木材工業は、丸太を買い取って主事業である集成材の製造をしてきました。しかし、その際にどうしても付加価値の高い製品にしにくい部分がありました(右図の斜線部分)。この部分は丸太全体の約70%になります。この70%の部分を、おがくず・ウッドチップ・ボイラーの燃料にするなどしてきましたが、いずれも付加価値が低く、収益にあまり貢献してきませんでした。
そこで、今後はこの70%の部分を用いて価値ある商品を開発し、ECサイトを通じて販売していきます。
(ECサイト:https://store.mori-naka.jp/)
- 【新規事業を立ち上げる目的】
① 事業の多角化、異なる収益源泉を増やすことにより企業経営の安定化を図る
国産材を使った大型木造建築物に数多く携わり、日本でも有数の実績があります。しかし、売上の大半が建築関連の売上という収益構造になっており、事業の多角化を行い、企業経営の安定化を図っていきます。
② 丸太に最も付加価値を見い出し、カラマツの安定的な仕入れを実現する
先述した通り、これまでは丸太の全ての部分を価値ある商品に変えてこられませんでした。今後は、 丸太に最も価値を見い出せる企業となり、カラマツの安定的な仕入れを実現していこうと考えています。
1. 丸太の価値を最大化する 2. 林業従事者の方の賃金上昇・人材確保につながる(※林業従事者は減少中・高齢化が進む) 3. 放置林の減少・山林から得られる所得が向上する 4. 健全にカラマツ林が育成され、カラマツの安定的な仕入れが可能になる |
- 【生産体制:社内に薪専用の製造工場を建設】
薪製造専用の工場を会社敷地内に建設、専用の製造ラインを導入しました。集成材としては活用できない木材がこの工場に運び込まれ、薪として生まれ変わります。
- 【薪の使用シーン】
焚き火やキャンプ、室内の薪ストーブ、テントサウナのストーブなどでご利用いただけます。25cmの薪も用意していますので、奥行きの短いテントサウナのストーブにも入れることができます。着火が容易なので、最初の焚付が苦手な方にも向いています。
- 【薪の商品概要】
・薪の長さ : 25cm・35cmの2種類(購入時に選択可能)
・薪の容量 : 9kg・18kgの2種類(購入時に選択可能)
・乾燥状態 : 脱脂乾燥を6日間行い、含水率は10%±3(理想的な水分含有率は20%以下)
・火持ち : 木の外側の部分を活用しているため木の密度が高く、スギやヒノキなどの針葉樹に比べれば格段に長いが、広葉樹よりは短い。
・付属品 : 着火剤を同梱。ライター等があればすぐに利用可能。
・その他 : ヤニ除去済み。着火が容易で火力が強い。
《注意事項》
・カラマツチクチク(細かいトゲ)があるため、皮の手袋等をご利用ください。
・熾火の時間が短いので、薪をくべるタイミングにご注意ください。
・できるだけ乾燥した場所で保管してください。
・テントサウナで利用する際には、テントサウナ用ストーブの仕様上の注意に従い、温度上昇を確認しながら、少しずつ薪をくべてください。
- 【齋藤木材工業株式会社について】
1862年(文久2年)にタルヤの屋号のもとに酒樽製造を開始。現在では、信州産カラマツ及び地域材を利用した構造用集成材、耐火集成材等の製造加工販売、木質構造建築物の設計・開発・施工などを行っています。
企業名 | 齋藤木材工業株式会社 |
所在地(本社) | 長野県小県郡長和町古町4294番地 |
代表取締役社長 | 齋藤 健 |
法人設立年 | 1957年(事業開始:1862年) |
事業内容 | 構造用集成材の製造、住宅や店舗などの設計施工、プレカット木材や一般木材の製造、新工法や新素材の研究開発 |
従業員数 | 76名(2022年5月20日時点) |
Web | 企業公式:https://saito-mokuzai.co.jp/ ECサイト:https://store.mori-naka.jp/ 運営メディア:https://mori-naka.jp/ |
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