AIカメラを利用して花とみどりの集客効果を可視化
株式会社日比谷アメニス(本社:東京都港区、代表取締役:伊藤幸男)は、株式会社エコルシステム(本社:東京都港区、代表取締役:矢嶋依佐夫)協力のもと、せんだい農業園芸センター(宮城県仙台市)において、AIカメラを利用した花とみどりの集客効果の可視化に取り組んでいます。この取り組みは実証実験として2021年9月より1年間の予定で実施しています。
背景:
近年、グリーンインフラの活用に注目が集まっており、花とみどりのもつ価値が再認識されています。これまで本施設では、入園ゲートでの来園者数のカウントは行っていましたが、それだけでは季節ごとに変化する見頃のエリアやイベントなど、花とみどりを活かした管理運営状況との関連性を明らかにするにはデータが不十分でした。
本実験では、AIカメラを用いて来園者の人数と属性(年齢・性別)を解析することにより、花とみどりの集客効果を検証します。
期間:
2021年9月~2022年8月
実験場所:
住所:宮城県仙台市若林区荒井字切新田13-1
せんだい農業園芸センターでは「農と触れ合う交流拠点」をコンセプトに、バラやひまわり、梅など、年間を通して様々な植物を楽しめるほか、農や園芸に関連した季節のイベントを開催しています。
検証内容:
実験期間中は、Vieureka株式会社製のAIカメラ、Vieureka(ビューレカ)を入園ゲートとバラ園入口、梅園入口の計3か所にそれぞれ1台ずつ設置し、エリア別の来園者数とその年齢・性別を取得しています。
Vieureka来客分析サービスは、本体に搭載した高性能CPUにより画像解析処理をカメラ本体で実行し、解析後の認識結果のみをクラウドに送るため、個人情報保護に最大限配慮した形での運用が可能です。
取得したデータを分析し、花とみどりの集客効果を測ります。具体的な検証内容は以下の2つです。
- 見頃の植物の種類による来園者層の違い
季節ごとに変化する見頃の植物に対して、訪れる客層の違いを明らかにします。
- イベントや広報媒体別の集客効果
今後の展望:
今後は、施設内で開催している有料イベントや飲食物販の客層と関連づけて来園者の購買行動を分析することにより、属性別の顧客ニーズを把握し、満足度向上につなげていきたいと考えています。
日比谷アメニスグループでは、エビデンスに基づく公園管理、EBPM(エビデンスベーストパークマネジメント)に取り組んでいます。今回の実証実験のように、ICTツール等を活用しながら公園の運営状況をデータ化し、それをエビデンスとして植栽計画やイベント企画など、花とみどりによる賑わいの場づくりのために活用していく予定です。
<株式会社日比谷アメニスについて>
日比谷アメニスは、株式会社日比谷花壇の前身である有限会社芳梅園として1947年に設立。日比谷花壇の造園土木部門として事業を行い、1971年に日比谷花壇から独立し設立した会社です。
「Amenity Scape Creation=快適空間の創造」を企業理念に、環境づくりの立場から緑化事業を展開する他、近年では公園関連の指定管理者として維持管理のみならず運営までを行う事業を展開し、花と緑を活用し真に豊かな社会づくりを創造しています。
<株式会社エコルシステムについて>
エコルシステムは、株式会社日比谷花壇造園土木(現:日比谷アメニス)システム開発事業部として発足し、1994年に設立。「花と緑とIT技術によって、人々の暮らしを、もっと豊かで快適に」を企業理念とし、新たなビジネスモデルを社会に向けて提案する会社です。主にグループ会社に向けたITインフラ業務、オリジナルソフトウェア開発、ITコンサルティング業務を行っています。
企業ホームページ:https://www.ecolsys.co.jp/
<この件に関するお問合せ先>
株式会社エコルシステム 情報システム部
メール info@ecolsys.co.jp
電話:03-6436-3792 FAX:03-6436-3793
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