「デジタルメンタルヘルスケア」に関する業務提携について

~人生100年時代のメンタルヘルスケア普及に向けた共同研究~

Intellect Japan

MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社(取締役社長 グループCEO:原 典之)と、シンガポールを本拠とするIntellect Company Pte. Ltd.(CEO:Theodoric Chew、以下「Intellect社」)は、今般、Intellect社が世界20ヶ国で提供する企業向けメンタルヘルスケアプラットフォームの国内展開およびヘルスケアデータを活用した共同研究等に関する業務提携に合意しました。

Intellect社は、科学的に有効性が検証されている認知行動療法によるアプローチでメンタル状態を可視化するとともに、独自のスマートフォンアプリ上で利用者一人ひとりに合わせたメンタルヘルスサポートを提供しており、東南アジアを中心に300万人以上が利用しています。

近年、精神疾患の患者数の増加が世界的な社会問題の一つとなっており、労働市場にも大きな影響を与えています。本提携を通じて、両社は、日本企業のニーズや日本人の特性を反映した独自の商品・サービスを開発し、より実効性の高いソリューションを提供していきます。また、MS&ADインシュアランス グループは、本提携を契機として社内に専門ユニットを設置し、ヘルスケア事業への進出を目指します。

1.業務提携の背景

精神疾患の患者数の増加は世界的な社会問題の一つです。労働市場に与える影響は大きく、離職に伴う企業損失は、従業員一人あたり1,000万円~2,000万円とも言われています。加えて、メンタルヘルス不調の原因も多岐にわたっており、大規模自然災害やパンデミックに伴う社会不安、経済状況の悪化に伴う雇用不安や家庭環境など、社会・経済的要因も含まれることから、利用者それぞれの悩みに応えるソリューションが求められています。
 Intellect社の提供するアプリには、認知行動療法アプローチによるメンタル状態の可視化に加え、認定カウンセラーと24時間365日直接やり取りできるチャット機能、セルフケアプログラム等が搭載されており、東南アジアを中心に非常に高い評価を得ています。今般、Intellect社の日本進出にあたり、従来アプリの日本語化に留まらず、精神疾患の患者数が約500万人※に達する日本市場に適した独自の商品・サービスを開発し、「人生100年時代」のメンタルヘルスケアの普及を目指すべく、業務提携を締結しました。
(※)出典:厚生労働省「令和2年(2020年)患者調査」。精神疾患の患者数は4大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)を超える約500万人。

 

2.主な業務提携の内容
(1)Intellect社が提供するソリューションの日本市場向けローカライズ
(2)日本におけるヘルスケア市場開拓のためのパートナーシップの検討(合弁事業を含む)
(3)Intellect社のソリューションから得られるデータを活用した保険商品の共同開発の検討 

3.Intellect社の概要
(1)会社概要

会社名:Intellect Company Pte. Ltd.

本社所在地:シンガポール

代表者(CEO):Theodoric Chew

設立:2019年10月

主な事業内容:メンタルヘルス・ウェルビーイング事業

受賞歴:

Google「Best Apps of 2020」

Forbes「30 UNDER 30 ASIA」 等

 

(2)特長・強み
 

セルフケアプログラムの画面イメージセルフケアプログラムの画面イメージ

①:アプリによる「セルフケアプログラム&コーチング」を提供する、東南アジア最大のデジタルメンタルヘルスケア分野のスタートアップ企業です。世界20ヶ国、300万人に対し、14言語でサービスを提供しています。

 

②:Intellect社のメンタルヘルスケアプラットフォームは、5分程度の短時間で完了する「ミニセッション」と、2週間程度の時間をかけて利用者が抱える悩みやメンタルヘルス課題の解決方法を学ぶ「学習コース」の2つの『セルフケアプログラム』、チャットとビデオ通話で認定カウンセラーと24時間365日やり取りできる『コーチング』等から構成されており、従来の対処療法型のアプローチではなく、予防型のアプローチにより、メンタル不調を早期発見し重症化を防ぎます。

 

③:MS&ADグループは、米国・シリコンバレーのMS&ADベンチャーズを通じて、Intellect社に出資しています。
 

コーチングの画面イメージコーチングの画面イメージ

<<「Intellect Company Pte. Ltd.」について>>

Intellect Company Pte.Ltd.は、2019年10月にシンガポールで創業以降、アジア人のメンタルヘルスに関するニーズやペインポイントをもとに、欧米とは異なるメンタルヘルスケアに関するアプローチをデジタルを活用して提供するアジア最大のメンタルヘルスケアスタートアップです。Intellectでは、世界中のメンタルヘルス研究機関と共同で実施しているプロジェクトで得た研究結果に基づいたサービス設計を行うことで、ストレスと総合的な健康レベルを測定・追跡するサービスの提供を行っています。

URL:https://intellect.co/

 

<<「Intellect Japan株式会社」について>>

Intellect Japan株式会社は、アジア最大のメンタルヘルスケアスタートップで、シンガポールに本社を構えるIntellect Company Pte.Ltd.が100%出資する日本法人です。Intellectでは、アジアを中心に20の国と地域の300万人以上の利用者に対して、14言語でメンタルヘルス・ソリューションを提供しております。
 Intellect Japanでは、Intellectが提供するメンタルヘルスケア・ソリューションに加え、日本市場に適したサービス開発と提供、および導入企業に対して、利用率向上を目的とした導入支援をおこなっております。

URL:https://jp.intellect.co/

 

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会社概要

Intellect Japan株式会社

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URL
https://jp.intellect.co/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
電話番号
03-4563-9873
代表者名
セオドリック・ブライアン・チュー
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年10月