【日本の米袋が世界進出】ドイツ・ベルリンの第1回水切りトーナメント国際大会に、広島広域都市圏から米袋の水切り石バッグを提供します。

株式会社片岡商店の「米袋の水切り石バッグ」が、石10kgを入れても壊れない耐久性が評価され、10月ドイツ・ベルリン開催の国際水切りトーナメント大会 (BTM24) 入賞者賞品に採用されました。

株式会社片岡商店

1897年創業のスクールバッグメーカー、株式会社片岡商店(所在地:広島県広島市中区、 代表:片岡功)は、2024年10月5日(土)ドイツの首都ベルリンで開催される第1回 国際水切りトーナメント大会(Berlin Titscher Masters)に「米袋の水切り石バッグ」を物品スポンサード。日本人の主食を支える米袋が思わぬ形で世界に進出します。

水切りとは

川や海で石を投げ、跳ねる段数を競う自然との調和を重んじるスポーツです。幼い頃、だれしもが経験する遊びのイメージが強い水切り。ですが上級者の弾道は、石一つでギャラリーを沸かせることができる芸術性を有しています。[ ▼動画リンク ]

名人級の水切りストが放つ美しい弾道 @yohei323232

そしてそのシンプルさゆえに

▼国内:北海道・愛知・岐阜・栃木・高知

▽海外:中国・アメリカ・スコットランド・ドイツ

と地域・国境関係なく競技大会が開かれるほど広がりのある世界です。

米袋の水切り石バッグとは

30kgのお米が入る業務用米袋で作られた頑丈なバッグです。また3年間中学生にシゴかれても壊れないスクールバッグを製造販売する片岡商店が手掛けることで、石満載状態でも破れないほど高い耐久性を獲得しています。

水切りのパフォーマンスは石選びが重要。形状が平らで指がかりが良い石を採集・管理するにあたり、底浅・マチ広・頑丈な「米袋の水切り石バッグ」は最適でした。

また今春より国内数名の水切り選手(通称:水切りスト)に試用いただいており、実際の使い勝手をヒアリングしながら製品改善を行っています。

製品誕生の背景

株式会社片岡商店は1897年創業のスクールバッグメーカーですが、2023年より米袋メーカー、シコー株式会社(所在地:大阪府大阪市、代表:白石忠臣)と協力して「印刷ロスで破棄される米袋をバッグにSDGs更生する授業」を広島市立楠那中学校で実施しております。[ 詳細 ]

(左)授業で使っているスライドの表紙 (右)実際の様子

授業中に大きな米袋バッグを製造するのですが、発生する端材でさらに何か作れないか?と取締役の片岡勧は考えていました。

そこで個人的に取り組んでいた水切りで、石採取用に試作検討を重ねた結果、石を満載しても壊れない「米袋の水切り石バッグ」の開発に成功しました。

ドイツの水切りトーナメント大会賞品に採用された理由

きっかけはinstagramでした。

耐久試験動画 をinstagramにUPしたところ、ドイツの水切りスト(ナウマン・セバスチャン氏)から購入希望のメッセージが突然到着。ドイツまでの送料が高く一時保留となりましたが、その後ナウマン氏が 「第1回 ベルリン国際水切りトーナメント大会」 を主催することになり、物品スポンサードとして大会を支援することに至りました。

環境先進国ドイツでの評価

ドイツは環境先進国として世界的に知られています。

日本国憲法に相当するドイツ基本法には「次世代のために自然を守る責任がある」と明記。

年間1人あたりのレジ袋消費量は

・EU平均:198枚

・ドイツ:71枚

と圧倒的に低く、国民レベルで環境意識が高いことが分かります。(数値出典:ドイツ連邦環境省HP

そういった自然環境との調和を大事にする国の方から「米袋の水切り石バッグ」を評価頂き、大変うれしく思います。

以下大会主催者 ナウマン氏からのコメント

I used ikea bags. 

The Rice Bags have a great quality and look so cool. Really.

I will use one for collection stones.

5 will be part of the the trophy since we plan to have 5 winners.

イケアの買い物バッグをこれまで石採集に使っていました。

届いた米袋バッグの品質は高く、見た目もクールです。

早速このバッグで石採集をしてみます。

優勝者は5名の予定なので、その賞品にします。

米袋の製造地:山口県岩国市玖珂町

原料となる米袋はシコー株式会社の山口工場(三栄紙工:山口県岩国市玖珂町4888)で製造されたものを使用。

岩国市は江戸時代、岩国藩2代藩主 吉川広正が和紙の生産を奨励して以来、紙産業が盛んという歴史的背景を持っています。

つまり、広島広域都市圏に属する企業同士(広島市の片岡商店+岩国市のシコー株式会社山口工場)の協力で、米袋という極めて日本的な製品がドイツへ旅立つことになりました。

オモロいは国境を越える

片岡商店・シコーともに「オモロい」を大事に事業を行っております。

ドイツの国際水切りトーナメント大会は今年が第1回目。私達も正直どうなるのか全くわかりませんが、水切りという国境を超えるスポーツを通じて、日本の米袋が世界に広がる様子を面白がって頂ければ幸いです。

ベルリン 国際水切りトーナメント大会 詳細

正式名称:Berlin Titscher Masters(BTM24)
開催場所:Strandbad Wendenschloss 
日時:2024年10月5日(月)10:00~18:00(ドイツ現地時間)

大会公式HP:https://titschermasters.de/

株式会社片岡商店について

 1897年創業のスクールバッグメーカー、片岡商店は「中学生に3年シゴかれても壊れない」という製品コンセプトで商品企画・販売・アフターサービスを提供しています。
 
 担当:取締役 片岡 勧
 住所:〒730-0805 広島県広島市中区十日市町1-3-12
 TEL:082-231-1459
 Email:info@kataoka-shouten.co.jp
 URL:https://kataoka-shouten.co.jp
  

(弊社ブログ記事)米袋はなぜ頑丈なのか?顕微鏡で観察しシゴいた。

シコー株式会社について

 米袋をはじめとする産業用包装資材を製造販売するシコー株式会社は、「包装のストレスをオモロイ発想で感動に変える」というミッションを掲げて包装容器・材料・その他関連製品を提供しています。
 
 担当: 代表取締役社長 白石忠臣
 住所:(本社)〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-1-3-1500 大阪駅前第三ビル15階
    (広島営業所)〒739-0434 広島県廿日市市大野2丁目3番27号

    (山口製造部)〒742-0344 山口県岩国市玖珂町4888
 
 TEL:06-6345-8456
 Email: info@siko.co.jp
 URL: http://www.siko.co.jp

2024/10/8 追記 水切りトナーメントに参加してまいりました。

米袋がなぜドイツで好評だったのか?肌感をつかむべく実際に選手として水切りトーナメントに参加して参りました。成績は予選12位/87名。

ポリ袋よりも紙袋を好む環境意識の高いドイツ人にとって、紙袋なのにとても頑丈という点が評価ポイントのようでした。

また、余計な装飾を嫌い実用性を重視するドイツ人と、耐久性に優れたシンプルデザインのスクールバッグは相性が良いと感じました。

すべての画像


会社概要

株式会社片岡商店

0フォロワー

RSS
URL
https://kataoka-shouten.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
広島県広島市中区十日市町1-3-12
電話番号
082-231-1459
代表者名
片岡 功
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1961年03月