兵庫県の伝統野菜「幻のねぎ 岩津ねぎ」を冬の大雪から守る為に、クラウドファンディングにチャレンジ
地域の生産者仲間が低コスト・低労力で容易に設置できる雪除けネットの支柱の開発
兵庫県朝来市で伝統野菜の「岩津ねぎ」の生産・販売を行う株式会社ファントゥ(本社:岡山県岡山市北区、代表取締役:田中正広)は、2022年8月3日より、岩津ねぎを雪害から守る雪除けネットを低コスト・低労力で設置できる支柱の開発をクラウドファンディングサービスのREADYFORにてチャレンジする。目標金額は80万円、支援受付期間は2022年9月30日まで。
【クラウドファンディング詳細ページ】
https://readyfor.jp/projects/iwatsunegi
【クラウドファンディングへの背景】
自然の猛威から「幻のねぎ 岩津ねぎ」を守りたい
私たち株式会社ファントゥは、兵庫県朝来市で幻のねぎ「岩津ねぎ」を生産しています。
天空の城「竹田城跡」でおなじみの兵庫県朝来地方の郷土野菜である岩津ねぎを冬の大雪から守る為の雪除けネットの改良と導入について資金調達を考えております。
2021年12月末に岩津ねぎの生産地である兵庫県朝来市和田山町は観測史上最多という記録的な積雪に見舞われました。生産地では岩津ねぎを雪から守る為に雪除けネットを設置していますが、今までに経験のない大雪で雪除けネットを支える支柱が折れ曲がって倒壊している圃場もたくさんありました。また、雪除けネットを設置していない圃場の岩津ねぎは雪で完全に埋もれてしまい、雪が解けるまで収穫ができません。年末以降も断続的に雪は降り続けて、ようやく雪が溶けて埋もれた岩津ねぎが姿を現したのは2月に入ってからでした。
岩津ねぎの生産農家は毎年の積雪を見越して、岩津ねぎを雪から守る為の雪除けネットを12月までにはある程度設置しています。しかし雪除けネットの設置は多額のコストと膨大な労力が必要なことからも、すべての圃場に設置するのは難しいのが現状です。また、地域では生産者の高齢化も進んでおり、雪除けネットの設置自体が困難であるという声も上がっています。
私たちは企業として産地に何かできることは無いだろうか?
今回の記録的な積雪から岩津ねぎを、そして生産者の生活を守る為に、岩津ねぎをまぼろしで終わらせないようにするためにも、低コスト・低労力で設置できる雪除けネットの開発を行いたいと立ち上がりました!
【岩津ねぎとは】
岩津ねぎは「幻のねぎ」とも言われ、徹底した種苗(地域外への持ち出し不可)の管理が行われており、一定の条件(葉の数・軟白の長さ・出荷時期・生産地)を満たした物のみ「岩津ねぎ」の名称で出荷することができます。
また、野菜では珍しい解禁日が設けられており、美味しい状態の岩津ねぎを提供する為にも毎年11月23日から翌年の3月21日までの限られた期間のみ出荷することができます。岩津ねぎは「甘くて、太くて、柔らかい」のが特徴で、白ねぎと青ねぎの両方の長所を持っており、濃い緑色の葉先から白い根っこの部分まで余すことなく食べられます。大きく伸びる緑色の葉先は非常に繊細で、一本ずつ手作業で丁寧に収穫します。
岩津ねぎのお勧めの食べ方は「天ぷら」です。甘くて柔らかい岩津ねぎは油との相性が良く、薄く衣をつけて油で揚げると、今まで食べたことのないような、とろけるような美味しさです。青葉の爽やかな香り、軟白のとろけるような甘さ、一本のねぎから2つの味覚を体験いただけます
【雪除けネットの支柱の改良】
低コスト・低労力で設置できる雪除けネットの支柱の開発と設置を行います。
現在、雪除けネットの支柱には3本一組の鉄パイプを使用しています。等間隔に設置した鉄パイプの支柱の上に、さらに5メートル程度の鉄パイプを芯として乗せてから雪除けネットを被せます。被せた雪除けネットをナイロン紐で固定して、ようやく雪除けネットの設置が完了です。
- 新しい雪除けネットの支柱の開発のポイント
- 素材のコストを下げること
- 重量を軽くすること
- 耐久性を向上させる
- 作業工程を減らすこと
- 誰でも簡単に設置できること
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