“ものづくりのまち”富山県高岡市の未来を創る。クラフトの祭典「市場街(高岡クラフト市場街)」が第27回 ふるさとイベント大賞にて大賞(内閣総理大臣賞)を受賞
今秋も開催!2012年から地場産業や街の文化、人の魅力を伝え続け、延べ23万人以上を地域へ呼び込むクラフトイベント
富山県高岡市で2012年から続くクラフトの祭典「市場街(いちばまち)」を主催する、高岡クラフト市場街実行委員会(富山県高岡市、実行委員長:國本耕太郎)は、一般財団法人地域活性化センターが主催する『第27回ふるさとイベント大賞』にて、大賞(内閣総理大臣賞)を受賞しました。ふるさとイベント大賞とは、全国各地の地域の活力を生み出すイベントを表彰し、全国に向けて紹介することで、ふるさとイベントの更なる発展を応援するアワードです。今回、各都道府県から推薦された66のイベントがある中、2012年から産学官連携事業として、地場産業や街の文化、人の魅力を伝え続け、延べ23万人以上の関係人口を創出した「市場街」の実績が評価され、大賞を受賞するに至りました。今回の受賞を機により多くの方々に想いが届き、この街を訪れるきっかけにしていきたいと考えています。2023年秋も「変わらない高岡」と「新しい高岡」をお届けします。(市場街HP:https://ichibamachi.jp/ )
【受賞概要】
■アワード名 :第27回 ふるさとイベント大賞 (一般財団法人地域活性化センター主催)
■賞 名 :大賞 (内閣総理大臣賞)
■受賞イベント:市場街 (高岡クラフト市場街)
■イベント主催:高岡クラフト市場街実行委員会
■イベントHP :https://ichibamachi.jp/
【ふるさとイベント大賞とは】
全国各地の地域の活力を生み出すイベントを表彰し、全国に向けて紹介することにより、ふるさとイベントの更なる発展を応援するアワードです。大賞(内閣総理大臣賞)のほか最優秀賞(総務大臣表彰) など各賞が選考委員会で選出されます。今回で 27 回を迎え、第 26 回までに 194 の個性豊かなイベ ントが表彰されています。第 27 回の応募総数は 66 件で、うち8つのイベントが受賞しました。 ( 公式HP: https://www.jcrd.jp/publications/furusatoevent/ )
【市場街(いちばまち)とは】
加賀藩主前田利長公が築いた高岡城の城下町として400年以上のあいだ鋳物や漆器の技術を受け継いできたまち、高岡市。「市場街(いちばまち)」は富山県高岡市の中心市街地に於いて開催されるクラフトに関する総合イベントです。「工芸都市高岡クラフト展」を中心に、高岡における産学官連携事業として2012年から毎年秋頃に開催しています。県内だけでなく県外からの来場者も多く、回を重ねるごとに幅広い世代の方々にお楽しみいただけるようになりました。「富山のクラフトやアート」が暮らしのなかで、より身近な存在となるようなイベントを目指しています。(公式YouTube「市場街TVチャンネル」: https://onl.bz/JnzWRsz )
【市場街の開催背景】
誕生の背景には、1986年から続く「工芸都市高岡クラフトコンペティション」のリテンションの役割がありました。いまやクラフトに関する全国規模で唯一の公募展となった「工芸都市高岡クラフトコンペティション」の展示会を軸に、高岡のまちをクラフトに関連するものづくりやイベントなどでより特長づけるといった構想が基となっています。市場街の開催は、高岡市の「文化創造都市高岡推進ビジョン」においても、主要な取り組みの1つとして位置付けられています。市場街も2012 年の開催当初は 10 会場のみの小さな取り組みでしたが、年々規模が大きくなり、2016 年には「工芸都市高岡の秋」として統合的なイベントに成長し、高岡の 秋における風物詩に。2022年にはオンライン・オフライン開催合わせて、90ものイベントが行われるまでとなりました。
【市場街の実績】
【高岡クラフト市場街 実行委員会コメント】
「高岡クラフト市場街」は2012年の秋、高岡中心市街地において「クラフト」をテーマとするイベントの開催によって始まり、2021年で10周年を迎えました。2020年以降はコロナ禍による影響を受けながらも「市場街TV」というオンラインプログラムを立ち上げることで活動の幅を更に拡げています。そして2022年9月には、次なる10年に向けての始動となる第11回目を開催することができました。
実行委員会は、高岡を想う職人・商人・町人・芸術家・若衆・旅の人で構成されています。約400年前に加賀藩二代当主・前田利長公が開いたまちであるため、昔ながらの表現を用いていますが、「旅の人」とは富山特有の言い回しで「富山ではない地域から移り住んだ人」を示します。“いずれは何処かへ旅立ってしまうかもしれない”という意味合いが含まれているようですが、他の地域の文化を受け入れながら、魅力を深めてきた土地であるからこその言い方かもしれません。実行委員会の中心となって活躍しているメンバーの半数が「旅の人」ですが、良い意味で多様な視点を持ったチームによる運営になっているのではないかと考えています。
そして、この実行委員会での企画と運営には、高岡市二上町にキャンパスを置く、富山大学芸術文化学部が大きく関わっています。前実行委員長である松原博氏は、2013年まで富山大学芸術文化学部の教員として本イベントに携わっていました。その頃から学生有志が参加していましたが、2016年からは学生らの関わりを「プロジェクト授業」とし、単位を取得できる仕組みへ変革したことにより、現在でも継続的な学生との関わりを育んでいます。
2022年度には、持続的な産学官連携活動が評価され、「グッドデザイン賞」(公益財団法人日本デザイン振興会主催)と「ふるさとイベント大賞・大賞(内閣総理大臣賞)」(第27回・一般財団法人 地域活性化センター主催)を頂くことになりました。とても嬉しく感じるとともに、これまで参画いただいた関係者、本イベントに賛同しサポートしていただいた地元企業などすべての方々の総力の賜物である様に思います。この場をおかりし、関係者の皆様に深く感謝致します。
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