アナログな方法で会費を支払うミドルシニア世代は8割超　一方で、アナログな支払い方法は、「無駄なコストがかかる」「面倒」など、半数以上から不満の声

〜6割以上から「クレカ・コンビニ・口座引落でも抵抗感ない」と回答〜

しゅくみねっと株式会社

2023年5月9日 11時00分

しゅくみねっと株式会社（本社：東京都目黒区、代表取締役：祝嶺光彦）が提供する会員組織の運営を効率化する「シクミネット」（https://shikuminet.com/lp/）は、年会費や月会費を支払う組織に属している、ミドルシニア（50〜65歳）の都内会社員111名を対象に、会費の支払い方法に関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。

調査サマリー

調査概要

調査概要：会費の支払い方法に関する実態調査

調査方法：IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

調査期間：2023年4月20日〜同年4月20日

有効回答：年会費や月会費を支払う組織に属している、ミドルシニア（50〜65歳）の都内会社員111名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫

1　情報の出典元として「シクミネット」の名前を明記してください。

2　ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL：https://shikuminet.com/

82.8%が、会費をアナログな方法で支払っている実態

　「Q1.あなたは、所属している組織やコミュニティの会費をどのような方法で支払っていますか。複数の組織に所属している方は、当てはまるものを全てお選びください。（複数回答）」（n=111）と質問したところ、「クレジットカード決済」が52.3%、「銀行振込」が38.7%、「現金（手渡し）」が27.0%という回答となりました。

Q1.あなたは、所属している組織やコミュニティの会費をどのような方法で支払っていますか。複数の組織に所属している方は、当てはまるものを全てお選びください。（複数回答）

・クレジットカード決済：52.3%

・銀行振込：38.7%

・現金（手渡し）：27.0%

・振込用紙：17.1%

・口座引落：17.1%

・コンビニ決済：7.2%

・その他：0.9%

　ー64歳：LINE

・わからない/答えられない：1.8%

アナログな支払い方法、半数以上が「不満」

　Q1で「銀行振込」「振込用紙」「現金（手渡し）」と回答した方に、「Q2.このようなアナログな支払い方法に関して、不満を感じたことはありますか。」（n=66）と質問したところ、「非常にある」が24.2%、「ややある」が30.3%という回答となりました。

Q2.このようなアナログな支払い方法に関して、不満を感じたことはありますか。

・非常にある：24.2%

・ややある：30.3%

・あまりない：25.8%

・全くない：18.2%

・わからない/答えられない：1.5%

アナログな支払い方法に対する具体的な不満、「移動や手続きに余計なコストがかかる」が58.3%

　Q2で「非常にある」「ややある」と回答した方に、「Q3.アナログな支払い方法に対する不満を教えてください。（複数回答）」（n=36）と質問したところ、「移動や手続きに余計なコストがかかる」が58.3%、「わざわざ移動するのが面倒である」が50.0%、「窓口やATMに並ぶ時間が長い」が50.0%という回答となりました。

Q3.アナログな支払い方法に対する不満を教えてください。（複数回答）

・移動や手続きに余計なコストがかかる：58.3%

・わざわざ移動するのが面倒である：50.0%

・窓口やATMに並ぶ時間が長い：50.0%

・支払いを忘れやすい：38.9%

・ミスやトラブルのリスクがある：22.2%

・手続きに必要なものが多く、手間がかかる：16.7%

・書類の紛失リスクがある：11.1%

・その他：2.8%

・わからない/答えられない：0.0%

「支払いができる時間帯が限られる」や「現金だとポイントがつかない」などの不満も

　Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.Q3で回答した以外に、アナログな支払い方法に対する不満があれば、自由に教えてください。（自由回答）」（n=36）と質問したところ、「支払いができる時間帯が限られる」や「現金だとポイントがつかない」など31の回答を得ることができました。

＜自由回答・一部抜粋＞

・63歳：現金だとポイントがつかない。

・64歳：振込用紙の到着時期が毎年異なる。

・57歳：支払いができる時間帯が限られる。

・59歳：兎に角面倒くさい。

・52歳：足を運ぶのが面倒。

会費の支払い方法、クレジットカードやコンビニ決済、口座引落といった支払い方法に抵抗感があるのは、わずか約3割

　Q1で「銀行振込」「振込用紙」「現金（手渡し）」と回答した方に、「Q5.会費の支払い方法に関して、クレジットカードやコンビニ決済、口座引落といった支払い方法に抵抗感はありますか。」（n=66）と質問したところ、「非常に抵抗感がある」が9.2%、「やや抵抗感がある」が22.7%という回答となりました。

Q5.会費の支払い方法に関して、クレジットカードやコンビニ決済、口座引落といった支払い方法に抵抗感はありますか。

・非常に抵抗感がある：9.2%

・やや抵抗感がある：22.7%

・あまり抵抗感はない：27.3%

・全く抵抗感はない：33.3%

・わからない/答えられない：7.6%

「クレジットカード決済」「コンビニ決済」「口座引落」、9割以上から「便利」との声

　Q2で「クレジットカード決済」「コンビニ決済」「口座引落」と回答した方に、「Q6.あなたは、このような支払い方法に関して、便利だと感じていますか。」（n=69）と質問したところ、「非常にそう感じている」が59.5%、「ややそう感じている」が31.9%という回答となりました。

Q6.あなたは、このような支払い方法に関して、便利だと感じていますか。

・非常にそう感じている：59.5%

・ややそう感じている：31.9%

・あまりそう感じていない：4.3%

・全くそう感じていない：4.3%

・わからない/答えられない：0.0%

クレジットカードやコンビニ決済、口座引落といった支払い方法が便利だと思う理由、「支払い手続きがスムーズだから」、「支払いを忘れることがないから」など

　Q6で「非常にそう感じている」「ややそう感じている」と回答した方に、「Q7.クレジットカードやコンビニ決済、口座引落といった支払い方法が便利だと思う理由を教えてください。（複数回答）」（n=63）と質問したところ、「支払い手続きがスムーズだから」が58.7%、「支払いを忘れることがないから」が55.6%、「わざわざ移動する必要がないから」が54.0%という回答となりました。

Q7.クレジットカードやコンビニ決済、口座引落といった支払い方法が便利だと思う理由を教えてください。（複数回答）

・支払い手続きがスムーズだから：58.7%

・支払いを忘れることがないから：55.6%

・わざわざ移動する必要がないから：54.0%

・窓口の営業時間を気にする必要がないから：36.5%

・余計なコストがかからないから：33.3%

・都合に合わせて支払いができるから：22.2%

・書類管理の必要がないから：14.3%

・ミスやトラブルが起きにくいから：9.5%

・その他：3.2%

・わからない/答えられない：0.0%

「ポイントが貯まる」や「現金を用意する手間が省ける」などの理由も

　Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、クレジットカードやコンビニ決済、口座引落といった支払い方法が便利だと思う理由があれば、自由に教えてください。（自由回答）」（n=63）と質問したところ、「ポイントが貯まる」や「現金を用意する手間が省ける」など41の回答を得ることができました。

＜自由回答・一部抜粋＞

・63歳：色々とポイントが貯まるのでありがたいと思っている。

・64歳：自動的に支払いが完了する。

・58歳：現金を用意する手間が省ける。

・53歳：明細確認が楽。

・61歳：登録そのものが楽であり、支払ったかどうかも管理できるから。

・54歳：手軽にできる。

・57歳：残高不足でも通知が来るから安心する。

まとめ

　今回は、年会費や月会費を支払う組織に属している、ミドルシニア（50〜65歳）の都内会社員111名を対象に、会費の支払い方法に関する実態調査を実施しました。

　まず、82.8%が、所属している組織やコミュニティの会費を、「銀行振込・振込用紙・現金」というアナログな方法で支払っていることが明らかとなりました。また、アナログな方法で支払いをしている人のうち、半数以上が「手続きにコストがかかること」や「面倒であること」を理由に、不満を抱えていることが分かりました。

　加えて、アナログな方法で支払いをしている人に、クレジットカードやコンビニ決済、口座引落といった支払い方法に抵抗感があるかどうかを聞いたところ、抵抗を感じているのはわずか3割にとどまっていることが判明しました。

　今回の調査では、ありとあらゆるものがキャッシュレスに移行している流れの中で、ミドルシニア層のほとんどがアナログな支払い方法から脱却できていないことが分かりました。既に、クレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済に抵抗を感じていないにも関わらず、不満を抱えているアナログ決済を続けている背景には、組織やコミュニティーの運営者がキャッシュレス決済の導入に踏み切れていない状況がありそうです。

　アナログな方法では手間や手数料がかかるというだけでなく、ポイントが貯まらないという「損」を実感している声も多く寄せられたため、組織やコミュニティーの活動を活性化させるためにも、キャッシュレス決済を導入することが急務と言えるのではないでしょうか。