「本」を通じて「人」と出会うまちの図書館、まちライブラリーの登録件数が1,000件突破
個人や団体の共感で、全国各地に本のある居場所が誕生しています。
一般社団法人まちライブラリー(大阪府大阪市 代表理事:礒井純充)は、「本」を通じて「人」と出会うまちの図書館活動を行っています。個人や小規模団体が自宅、カフェ、事務所、美容室、社寺、病院、廃校になった学校などの一角に本棚を設置し「まちライブラリー」として登録して、本の貸し借りなどを行います。場所を持たずに公園などで活動する人もいます。
はじまりは2011年にオフィスビルの3Fに「ISまちライブラリー」を開設したことです。そして2023年3月15日に「まちライブラリー」登録件数が、1,000件を超え、3月28日時点で1,005件になりました。
この活動は、地域に暮らし、訪ねる人々が「本」を通じて知り合い、関係を創ろうとするもので、共感したみなさんが「まちライブラリーオーナー」となります。本の寄贈を受けたり、貸し借りをしながら、人との交友を深めます。「みんなの感想カード」というメッセージカードに、その本を読んだ人が感想を書き連ね、ゆるやかな交流ができるしくみもあります。誰もが、自らの関わり方で参加できる活動として、海外を含め本のある居場所がぞくぞくと誕生しています。
はじまりは2011年にオフィスビルの3Fに「ISまちライブラリー」を開設したことです。そして2023年3月15日に「まちライブラリー」登録件数が、1,000件を超え、3月28日時点で1,005件になりました。
この活動は、地域に暮らし、訪ねる人々が「本」を通じて知り合い、関係を創ろうとするもので、共感したみなさんが「まちライブラリーオーナー」となります。本の寄贈を受けたり、貸し借りをしながら、人との交友を深めます。「みんなの感想カード」というメッセージカードに、その本を読んだ人が感想を書き連ね、ゆるやかな交流ができるしくみもあります。誰もが、自らの関わり方で参加できる活動として、海外を含め本のある居場所がぞくぞくと誕生しています。
- 各地に広がる まちライブラリー
自宅の一部を開放して活動している人のなかには、亡くなった家族の想い出の本を紹介している人や、古くから住み続けている家の人が新しく引っ越してきた子育て世代向けに本と共に地域情報を提供している人、自宅前に小さな本箱を設置して道行く人が誰でも気軽に本を借りていくことができる「本の巣箱」で活動している人たちがいます。
カフェ、ギャラリー、美容室などで運営している人たちは、本を通じてお客さんとのコミュニケーションを深めて、名前で呼びあえる関係を育み人とのつながりが生まれています。また、事務所を開放して専門書を紹介し地域の人が自由に出入りできるようにしているところもあります。歯科医院やクリニック、病院にも広がっており、治療以外の目的で利用できる本のある場所になってきています。廃校になった学校を人が集う場所として利用したり、古書店、ゲストハウス、学習塾にもあります。特定の場所を持たない人も、公園にピクニックシートを広げたり、お気に入りのカフェを借りて本にまつわるおしゃべりを楽しむ人たちもいます。
また、千歳市がオーナーの「まちライブラリー@ちとせ」では利用者が特技を活かしてミニイベントをたくさん開催しており、学生たちが勉強に利用したり、老若男女がそれぞれの利用を楽しんでいます。大阪市のショッピングモール内の「まちライブラリー@もりのみやキューズモール」には約2万冊の蔵書があり、月間約2,500冊が貸出がされています。
一方、公共図書館に併設されているところでは、ボランティアさんたちが運営をしたり、まちと図書館をつなぐものとして地域ぐるみで活動しているところもあります。大学のキャンパス内にも大学図書館とは別に地域とつながるために、まちライブラリーを設置しているところもあります。さらに日本だけでなく、アメリカやイギリスでは、日本語の本を中心にした蔵書の貸し借りが活発に行われています。
各地のまちライブラリー情報ウェブサイト:https://machi-library.org/where/
- まちライブラリーのしくみ
基本的なまちライブラリーのしくみでは、持ち寄る本に「みんなの感想カード」がついています。このカードは、寄贈者からのメッセージ、手にとった人や読んだ人からの感想が書き込めるようになっています。寄贈者はその感想を楽しみにライブラリーに足を運んでくれます。
さらに「植本祭」と名付けた小規模なイベントを開催して、参加者同士が親しくなり、小さなコミュニティがたくさん生まれることを目ざしています。「植本祭」は植樹祭からヒントを得た造語で、参加者同時が本について自由に語りあい、そのライブラリーの本棚に自分のオススメの本が植えられていくイメージです。関わるみなさんの居場所になるための工夫の一つです。
- 一般社団法人まちライブラリーの沿革
2013年4月に大阪府立大学(現 大阪公立大学)のサテライトキャンパス内に「まちライブラリー@大阪公立大学」が40番目のまちライブラリーとして誕生し、2015年には立命館大学キャンパス内に「まちライブラリー@OIC(立命館大学大阪いばらきキャンパス)」と商業施設内に「まちライブラリー@もりのみやキューズモール」が誕生し、活動が拡大していきました。
また積極的に書籍や情報誌を発行してきました。各地のまちライブラリーオーナーの活動のヒントになればとの思いから、また近所にあるまちライブラリーに利用者として足を運んでもらえるきっかけとなることを目ざしています。
- まちライブラリーオーナーについて
国内では愛媛県以外の46都道府県、海外では5か国(2023年3月28日現在)で登録されてきました。個人の点としてはじまった活動が地域に広がり、オーナー同士のつながりも生まれ次第に線となってきています。
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