フィリピン貧困層の実態調査に基づくコミュニティー主体の栄養改善事業実施
NPO法人DAREDEMO HERO(兵庫県西宮市、理事長:内山順子)は、味の素ファンデーションの助成を受け、フィリピン貧困層の栄養改善に取り組んでいる。2022年11月22日、現地関係者、日比の栄養士及び学生が参加し、フィリピンセブ島にて全体カンファレンスが開催される。
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NPO法人DAREDEMO HEROとは
さらに、地域支援にも力を入れており、金銭管理、女性の権利向上、農業技術、栄養衛生セミナーなどを定期的に開催し、貧困地区の地域力向上に努めている。
- フィリピン貧困層の事態
フィリピンの貧困層には、1日100円以下で生活する「極度の貧困層」が存在する。彼らは十分な食事をとることもできず、栄養的にも衛生的にも非常に劣悪な環境で生活している。そんな彼らの栄養面を改善するために、NPO法人DAREDEMO HEROは「実態調査に基づくコミュニティー主体の栄養改善事業実施」に取り組んでいる。
https://daredemohero.com/37533/
- 徹底した実態調査と専門家による改善策の提案
上の写真を見て食事の改善を提案する場合、「野菜を取り入れるべき」であることは、誰の目に見ても明らかである。しかし、限られた予算の中で空腹を満たすためには、野菜よりもお米を選ばざるを得ない。フィリピンでは、お米は1キロ100円程度で購入することができるが、野菜はものによって日本よりも高価である。
安易に野菜を食べることを強要することで、貧困層を飢えさせる危険性すらあるのだ。
そのため当事業では、日比両国の管理栄養士の指導のもと、300世帯を対象とした聞き取り調査と、3日間の食調査を行い、支援地区の現状に合った持続可能な改善策を提案するための取り組みを行っている。
- 日比合同カンファレンスを開催
当日は、共同で事業を行うセブ医科大学、広島修道大学の管理栄養士及び栄養学を学ぶ大学生、セブ市保健省、支援地区である3つのバランガイ(最小自治区)の保健師、栄養士、さらに味の素ファンデーション職員、総勢50名が参加し調査の報告及び改善策の話し合いを行う。
- 学生によるプロボノ~学ぶ意義を体感~
学生が当事業に参加することで、それぞれが学んでいることで社会に貢献する意義や喜びを、在学中に体感することができ、学びの意欲をより高めている。
広島修道大学ホームページより
http://www.shudo-u.ac.jp/academics/health/nutrition.html
- SDGsゴール1,2,3、4達成を目指して
当事業が目指すのは、上記4つのゴール達成である。教育支援をメインに行うNPOだからこそ、子どもたちがしっかりと勉強をするためには、健康な身体が必要であり、そのためにバランスのとれた食事がどれほど重要かを日々痛感している。
すべての子どもたちが、バランスのとれた衛生的な食事を食べて、健康な身体で勉強に励めるように当事業を進めていく。
貧困層から社会問題を解決する「未来のリーダー」を育成する
NPO法人DAREDEMO HERO
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