DesignFuture Japanと自律移動ロボット世界大手「Locus Robotics」、建材サンプルマーケットプレイス「Material Bank® Japan」運用実証事業において連携
世界250拠点以上に展開し、累計ピッキング個数13億個以上のLocus Roboticsが日本初上陸。従来より寿命の長いロボットでESGフレンドリーな物流拠点運営を実現
世界最大の建材サンプルマーケットプレイスである米国「Material Bank®」の日本での事業展開を行うDesignFuture Japan株式会社(本社:東京都渋谷区、CEO:中沢 剛、以下「DesignFuture Japan」)と、物流倉庫向け自律移動ロボット(AMR)のリーディングカンパニーであるLocus Robotics(本社:米国マサチューセッツ州 CEO:Rick Faulk <リック フォーク>)は、「Material Bank® Japan」(https://materialbank.jp)の運用実証事業の実施において連携することを発表します。
両社は、今回が日本初上陸となるLocus RoboticsのAMR「LocusBots」25台をMaterial Bank® Japan HUB (物流拠点・千葉県市川市)に導入し、ESGフレンドリーな物流スキームを実現します。これにより、ピッキング作業の自動化や効率化を通じた労働環境の改善とサステナビリティ、Material Bank® Japan利用者の顧客体験向上の両立を実現します。
- 連携の背景
2015年に設立されたLocus Roboticsは、米国、欧州、アジアの250以上の拠点で10,000台以上のAMRを稼働させています。Locus Roboticsの顧客には、DHL Supply Chain、GEODIS、Radial、Ryder eCommerce、VF Corporationなどグローバル有名企業が名を連ねています。2022年、同社は業界初となる累計13億個のピッキング数を達成し、1日あたりの平均ピッキング数は300万個におよびます。また、高度なメンテナンスとリサイクル技術により、LocusBotsをほぼ無制限に長寿命化するなど、グローバルなESGの取り組みにも積極的に取り組んでいます。日本への進出は今回のDesignFuture Japanとの取り組みが初となり、アジアでの展開はシンガポール、オーストラリアに続く3か国目となります。
DesignFuture JapanではMaterial Bank® Japan運用実証事業において、高いサービスレベルに加え環境負荷軽減も目標に掲げており、Locus Roboticsとの連携を通じてこの実現を目指します。またLocus Roboticsは、日本を重要な市場と位置づけており、実績があり、柔軟で費用対効果が高く、拡張性のあるロボティクス・ソリューションを日本の物流拠点に提供することを目指しています。
- Material Bank® JapanにおけるLocusBotsの役割
デザイナーがMaterial Bank® Japanのウェブサイトで発注した建材サンプルは、マテリアルバンクの倉庫管理システム(WMS)からLocusソリューションに送られます。 Locusソリューションは注文を最適化し、LocusBotsに送ります。LocusBotsは自律的に6,000㎡の配送センター内を動き回り、ピッキングスタッフと協力してサンプルをピッキングし、出荷担当者に届けます。LocusBotsにはサンプルを集めるためのボックスを載せる台とディスプレイが設置されており、ディスプレイには必要なサンプルと入れる対象のボックスの情報が表示されます。物流拠点の倉庫エリアには棚1列ごとにMaterial Bank® Japanのピッキングスタッフが待機していますが、スタッフは自分の担当エリアへ訪れたLocusBotsのディスプレイの表示に従って、棚から取り出したサンプルを指定のボックスに入れるのみで良く、広い範囲を歩き回る必要がありません。
■LocusBotsの特長
Material Bank® Japanの倉庫で使用するLocusBots 「Locus Origin」は、大量のオーダーを処理するために設計されたインテリジェントな自律移動型ロボットです。ピッキングスタッフの無駄な歩行時間をなくし、オーダーの正確性を保証することにより、庫内作業の生産性を2倍以上向上させます。移動はLocus Originが行うため、人はより生産的になり、サイクルタイムの短縮、人間工学の改善、スタッフの安全性、職場全体の質の向上を実現します。
・自由度の高い構成
複雑に構成された、倉庫内の棚のレイアウトに合わせた対応が可能で、クライアントごとのワークフローや製品の種類に容易に適応できます。
・効率的でフレキシブル
高い機動性と柔軟性を持ち、既存環境に合わせて人と協働して作業を進めることができます。
・直感的で使いやすい
直感的で使いやすいユーザーインターフェースにより、トレーニングが短時間で完了します(多くの場合、わずか数分)。さらに、多言語表示に対応しており、作業者の正確さと快適さを向上させます。また、ゲーミフィケーション機能により、スタッフは日々の目標を明確にし、業績を向上させることができます。
・持続可能な設計
LocusBotsはメンテナンスとリサイクルにより、製品寿命と利用機会を最大化することができます。
- DesignFuture Japan CEO 中沢 剛 コメント
いかに素早くサンプルをお届けするかが業界課題の解決のためにも重要だと考えます。これを実現する、迅速かつ効率的なロジスティクスを支えてくれるのは、米国Material Bank®と強固なパートナーシップ関係を築いているLocus Robotics社です。同社と連携し、今回の日本での実証事業をスタートできることを大変喜ばしく思っています。
- Locus Robotics CEO Rick Faulk コメント
- Material Bank® Japanについて
Material Bank® Japanのオリジナルサンプル配送トレーは建材の良さが最大限表現されるようデザインされているだけでなく、サステナビリティにも配慮し返品ボックスとしても利用できます。また、米国での実績では、デザイナーは1回のサンプル請求で平均4社の建材を請求していることから、各メーカーからの発送をMaterial Bank® Japanからの一括発送に変えることにより約75%程度の発送個数削減が行え、環境負荷軽減が期待できます。
■Material Bank® Japan 運用実証事業 概要
運用実証事業 実施期間 | 2023年1月11日より約4ヶ月間 |
サービスサイトURL | https://materialbank.jp |
物流拠点所在地 | 千葉県市川市 |
物流拠点面積 | 6,000㎡ |
主な検証内容 | ・メーカー、デザイナー間のコミュニケーション改善検証 ・サービスのユーザービリティ検証 ・デザイナーの業務効率化の検証・環境負荷の軽減についての検証 |
参加デザイナー数 | 3,000名程度 ※実証事業中に徐々に拡大予定 |
参加メーカー数 | 約60社 ※実証事業中に徐々に拡大予定 |
導入ロボット数 | LocusBots 25台 |
- 米国Material Bank®について
本社所在地:米国フロリダ州Boca Raton
代表者:Adam I. Sandow
事業内容:世界最大の建材サンプルマーケットプレイスである米国「Material Bank®」の運営
- DesignFuture Japan株式会社
本社所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-12 VORT AOYAMAⅡ 5F
代表者 :CEO 中沢 剛
設立 :2021年2月
事業内容 :世界最大の建材サンプルマーケットプレイスである米国「Material Bank®」の日本展開
URL :https://soon.materialbank.jp
- Locus Robotics
Locus Roboticsは、2022年だけでも17以上の業界賞を受賞しており、インク誌による米国内で最も急成長中の非公開企業ランキング「Inc. 500」には2年連続で選出されています。また、マテリアルハンドリング(製造業や物流業における運搬管理)業界で最も権威があり、熱く争われている国際的なアワードの1つ「IFOY Award」では、AMR部門で「2022 IFOY Award」を受賞しています。
本社所在地:米国マサチューセッツ州 Wilmington
(ヨーロッパ・中東・アフリカ拠点:アムステルダム、APAC拠点:シンガポール)
代表者 :Rick Faulk
設立 :2015年
URL :https://locusrobotics.com/
※「Material Bank®」は、MATERIAL TECHNOLOGIES CORPORATIONの商標または登録商標です。
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