学生のアイデアが商品に!桃山学院大学ビジネスデザイン学部とEO Osaka、創業90年の老舗こんにゃくメーカー・中尾食品の産学連携プロジェクトにて、学生によるこんにゃくのビジネスアイデア発表会を開催。
桃山学院大学ビジネスデザイン学部の学生20名たちが、こんにゃくの新たな可能性を引き出し、斜陽産業である業界を活性化するためのビジネスアイデアを発表。優秀賞に輝いたアイデアの商品化が決定しました。
世界の若手起業家によるネットワーク「EO(Entrepreneurs' Organization、起業家機構)」に所属する一般社団法人EO ALL KANSAI(所在地:大阪府大阪市)が、桃山学院大学ビジネスデザイン学部と、EOメンバーでもある創業90年の老舗こんにゃくメーカー・中尾食品工業株式会社と実施した産学連携プロジェクトにおいて、斜陽産業であるこんにゃく業界を活性化するための、学生たちによるビジネスアイデア発表会を3月29日に開催いたしました。
日本では新興企業数と成長に必要な資金の調達額がともに世界全体の1%程度にとどまっており、スタートアップ後進国と言われています。2022年11月に政府は第二の創業期を作り、日本の経済成長を促進することを目的として「スタートアップ育成5カ年計画」を発表、今後の起業家の育成に力を入れていく方針を打ち出しました。
年商1億円を超える起業家のみで結成されたEO Osakaの起業家たちは様々な経験やバックボーンを持っており、その経験を世の中に発信したり、若者に伝えることによって、起業というものを身近に感じてもらったり起業を一つの選択肢としてもらうことを一つの目標としています。
<参考URL>
EO Osaka
https://www.eoosaka.org/
桃山学院大学ビジネスデザイン学部
https://www.andrew.ac.jp/businessdesign/
中尾食品工業株式会社
https://nakaoshokuhin.co.jp/
こんにゃくは古くから日本の食文化に根付いてきた伝統食材ですが、日本人の食生活の変化によりこんにゃくの消費量はピーク時の平成3年から令和元年に42%程度まで年々落ち込んでおり、慢性的な後継者不足も相まって多くのこんにゃく製造企業は廃業や倒産を余儀なくされ、日本の伝統的産業であるこんにゃく産業の衰退に歯止めがかからない状況です。
衰退産業でも新たな価値を創造し、新たな市場を見つけることで業績を伸ばすことができるのではないかー。固定観念に捉われないZ世代の柔軟な発想を生かして、衰退が進むこんにゃく業界を活性化するために今回の産学連携プロジェクトを企画。桃山学院大学ビジネスデザイン学部の学生20名を6チームに編成し、チーム単位で柔軟で新しいビジネスアイデアを考えていただきました。
3月13日のキックオフでは、中尾食品工業株式会社の4代目代表となる中尾友彦さんから、自社の紹介からこれまでの取り組み、今後の展望、こんにゃくの特性やこんにゃく業界の現状、課題について学生の皆さまに講義が行われました。その後各チームに分かれ、ビジネスモデルの構造化を行う、一回目のグループワークを実施しました。
3月20日には、代表の学生が大阪・堺市にある中尾食品工業の工場を見学。有機こんにゃく芋を使った昔ながらのこんにゃくの作り方をはじめ、製品づくりのこだわりや、さまざまなこんにゃくの知識を教わりました。その様子はすべて桃山学院大学ビジネスデザイン学部キャンパスにもリアルタイムで中継され、その他の学生たちもオンラインで見学しました。その後も学生たちはチームの仲間とのディスカッションやフィールドワークを通して、ビジネスアイデアを磨いていきました。
3月29日には、6チームそれぞれが、こんにゃくを活用した自らのビジネスアイデアを発表(1チーム10分・質疑応答5分)。EOメンバーである5名の社長たちが審査員を務め、学生たちのプレゼンテーションに耳を傾けました。
夜に食べるためのこんにゃくフード「夜食チップス」や、お祭りの屋台で食べるおみくじ付こんにゃく「祭り恋若(こんにゃく)」、こんにゃくを基にしたラテックスフリーの化粧品ブランド「PURE EYE」といったさまざまなアイデアが発表される中、優秀賞にはこんにゃくを活用したヘルシーなフローズンシェイク「ふるにゃくシェイク」が、敢闘賞にはこんにゃくを活用した、太った方のための夜食サブスクサービス「へるでぶ」が輝きました。優秀賞に輝いた「ふるにゃくシェイク」は、2023年9月の発売を目指してこの4月より、中尾食品工業と学生たちが実際に製品化を進めていくことが決定いたしました。
年商1億円を超える起業家のみで結成されたEOには、さまざまな経験やバックボーンを持つ起業家やアトツギ経営者たちが所属しています。私たちEO Osakaではこれからも、それらの経験や知見を社会に還元し、世の中に貢献するさまざまな取り組みを行ってまいります。
- EO Osakaが考える社会貢献について
日本では新興企業数と成長に必要な資金の調達額がともに世界全体の1%程度にとどまっており、スタートアップ後進国と言われています。2022年11月に政府は第二の創業期を作り、日本の経済成長を促進することを目的として「スタートアップ育成5カ年計画」を発表、今後の起業家の育成に力を入れていく方針を打ち出しました。
年商1億円を超える起業家のみで結成されたEO Osakaの起業家たちは様々な経験やバックボーンを持っており、その経験を世の中に発信したり、若者に伝えることによって、起業というものを身近に感じてもらったり起業を一つの選択肢としてもらうことを一つの目標としています。
<参考URL>
EO Osaka
https://www.eoosaka.org/
桃山学院大学ビジネスデザイン学部
https://www.andrew.ac.jp/businessdesign/
中尾食品工業株式会社
https://nakaoshokuhin.co.jp/
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