PKSHA Associates、自社RPA「ロボオペレータ」のUI/UXを大幅アップデート
累計300時間のユーザーリサーチを通じたUI/UX改善により誰でも使えるRPAへ、利用層3倍を目指す
同社は、業界トップクラスの導入実績を基盤にしたUI/UX及びプロダクトの研究・開発を通じて「自分の進化版であるコピーロボットが隣で仕事をしてくれる」ようなユーザー体験を実現し、人とソフトウエアが共に進化する社会を形にしてまいります。
背景:実務担当者自身による自動化を実現すべく、圧倒的な「使いやすさ」を追求
日本の少子高齢化・労働人口減少が進み、生産性向上のためのDXが急務とされる中、様々なアプリケーションやシステムと連動して業務自動化を実現するツールとしてRPA(Robotic Process Automation/ロボティック・プロセス・オートメーション)の市場規模が毎年300億円規模(※1)で拡大しています。
RPAでは一般にローコード・ノーコード(※2)が謳われますが、それでもIT専門用語を多く含んだり、操作に一定の前提知識を要することから、パソコンで業務を行うオフィスワーカーのうちITリテラシー上位1%(情報システム部門 等)に依存して運用されているのが実情です。
しかし実業務においてRPAが真の成果を上げるには、現場課題を熟知した実務担当者自身による自動化の推進こそが鍵となります。顧客数1,800社以上・ライセンス契約5,300本以上・デスクトップ型RPA国内2位のシェアを持つPKSHA Associatesでは、ロボオペレータにおいて多数の企業より定評のある使いやすさを追及し、オフィスワーカーのうちITリテラシー上位10%にまでユーザー層を広げてまいりました(当社調べ)。
UI/UX改善の概要:300時間のユーザーリサーチを通じた改善で、ロボット作成時間を72%短縮
この度PKSHA Associatesでは、ロボオペレータを自在にお使いいただけるユーザーのITリテラシー層を更に20%拡大することを目指し、累計300時間(100名×3時間)のユーザーリサーチを実施の上、UI/UXの大幅改善に着手しました。
「業務については詳しいけど、ITのことはあまり…」という被験者に初見でロボオペレータを操作いただき、隣にエンジニアがじっと張り付いて観察。つまずいた瞬間を捉えて徹底的にヒアリングし、得られた課題を製品開発に反映して再度リサーチを行う、というサイクルを繰り返しました。
多くのユーザーに共通する課題としては、以下のような意見が得られました。
・はじめにどこから触ってよいか、何から進めてよいかの見当がつかない
・製品画面上やユーザーガイド内において、求める情報に辿り着けない
・マニュアルや解説記事を読むのが苦痛。使われている用語の意味がわからない
・可能な限り自力で問題解決したい。他人に質問しようにも、何を聞けばよいかがわからない
こうした課題を解決すべく、「ロボオペレータ v1.5.0.0」では以下2つの方針に基づきUI/UX改善が実施されました。
方針①:ロボット設定画面の刷新
実務担当者ユーザーが悩むことなく操作できるよう、ロボット設定画面をよりシンプルで直感的に再構成しました。同時に既存ユーザーの体験も損ねないよう、変更箇所を最低限に留めるよう配慮しました。
使い方ガイドの表示
タブ名・コマンド名の改善
フローコマンドの表現改善
ツールバー・右クリックメニューのシンプル化
変数のリスト選択とプレビュー追加
入力漏れやエラーの可視化
▼新しい「ロボオペレータ v1.5.0.0」のロボット設定画面
方針②:サポートコンテンツの充実化
ロボオペレータに初めて触れるユーザーが独力でどんどん製品理解を深められるよう、動画を中心としたサポートコンテンツを大幅に充実させました。これにより初期導入がスムーズとなるのみならず、社内での担当者育成や引継ぎに要する時間も短縮できます。
チュートリアル動画や各コマンドの操作説明動画の整備
動画や解説記事にワンクリックで遷移できるボタンを各コマンドに配置
▼「ロボオペレータ v1.5.0.0」より閲覧できる動画チャンネル
ユーザーリサーチにおいてサンプル業務自動化の所要時間を計測した結果、UI/UX改善前は平均72分かかっていた課題が改善後は平均20分で完了され、約72%の時間短縮が実現されました。またUI/UX改善後の被験者からは「楽しみながらロボット設定できた」とのコメントも多く頂戴し、ユーザー目線で使い勝手が飛躍的に向上したことを確認できました。
◆開発者のコメント PKSHA Associates 執行役員CTO 砂塚 紀彦
RPA製品に何百もの機能が搭載されていようとも、その機能をユーザーが使いこなせなければ意味がありません。「他のRPAは難しくて使いこなせないという方でも、ロボオペレータだけは使いこなせる」という圧倒的使いやすさを目指し、現場の業務ユーザー自身に前向きに業務効率化を進めていただけるようUI/UX改善を進めてきました。
世の中では、昨今話題のChatGPTなど様々な技術が日々誕生しているものの、エンジニア以外にとっては難しいと感じるUI/UXがハードルとなり、業務での活用が進んでいない優れた技術が多く眠っています。ただし、ひとたび使い方を理解すると「それができるなら、あれもできる」と次々に発想が広がり、業務を改革していくお客様を何度も目にしてきました。ロボオペレータのUI/UXが進化することで最先端の技術が身近なものとなり、お客様の仕事や働き方も進化していく、そんな心強いパートナーとなれるよう今後も改善を続けてまいります。
※1 参考:矢野経済研究所によるRPA市場に関する調査(2020年)
※2 プログラミングに関する専門知識が不要またはほとんどなく開発を行うことが可能になる開発手法。
◆株式会社PKSHA Associatesについて
会社名:株式会社PKSHA Associates
所在地:東京都渋谷区渋谷2丁目19番15号 宮益坂ビルディング 205
代表者:代表取締役 水野 博隆 取締役 上野山 勝也
URL: https://asc.pkshatech.com/
◆PKSHA Technologyグループについて
「未来のソフトウエアを形にする」をミッションに、企業と顧客の未来の関係性を創るべく自社開発した機械学習/深層学習領域のアルゴリズムを用いたAIソリューションの開発・AI SaaSの提供を行っています。自然言語処理技術を用いた自動応答や、画像/動画認識、予測モデルなど多岐に渡る技術をベースにお客様の課題にあわせた解決策を提供する他、共通課題を解決するAI SaaSの展開により、日本のDX推進を多面的に支援し、人とソフトウエアが共に進化する豊かな社会を目指します。
会社名:株式会社PKSHA Technology
所在地:東京都文京区本郷 2-35-10 本郷瀬川ビル 4F
代表者:代表取締役 上野山 勝也
URL: https://www.pkshatech.com/
【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社PKSHA Technology広報担当
電話:03-6801-6718 メールアドレス:pr@pkshatech.com
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