すべての子どもに居場所と学びを。経済的な理由によりフリースクールの利用を諦めさせないために。支援者100人を目指す、マンスリーファンディングへ挑戦。
特定非営利活動法人ターサ・エデュケーション(所在地:群馬県前橋市、代表:市村 均光、以下:NPO法人ターサ・エデュケーション)は、「不登校児童生徒が経済的な理由によりフリースクールの利用を諦めさせない環境つくり」を目的に、2023年2月19日(日)~2023年3月31日(金)の期間にマンスリーファンディングを実施いたします。目標支援者数は100人、いただいた寄付金は維持費・管理費・教材費等の資金として使用いたします。
マンスリーファンディング詳細・支援はこちら:https://readyfor.jp/projects/tasa-education
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- 居場所を失い孤立する子どもは全国24万人。マンスリーファンディング実施の背景
不登校の要因は勉強のことや友だちのこと、先生のことや家庭のことなど多岐にわたり一人一人が異なります。さまざまな要因で不登校になった場合、学習機会が奪われるだけではなく、居場所を失い孤立してしまいます。居場所を失った子どもは「学校に行けない自分はダメな人間だ」「自分には価値がない」と考えてしまうことが少なくなく、その結果自己肯定感や社会性が低下し、何事に対しても前向きに取り組むことができない無気力の状態になってしまいます。
こうした状況にある不登校児童生徒を支える役割として昨今フリースクールが注目され、全国的に広がりを見せています。しかし3つの課題によって、フリースクールを利用したくても利用を諦めてしまう子どもが多く存在しています。
課題1 フリースクールは無料では通えない
フリースクールには公的支援がありません。そのため各家庭より利用料をいただき運営しています。文部科学省の調査によればフリースクールの会費の月額は平均33,000円であり、決して安い金額ではないことから、金額を理由に利用を断念される方もいます。
課題2 ひとり親家庭に不登校児童は多い
私たちのフリースクールを利用している子どもの約6割がひとり親家庭となっています。ビジネス・レーバー・トレン2017年11月号「ひとり親世帯と子どもの生育環境」によれば、子どもが不登校経験ありまたは現在不登校であると回答したふたり親世帯は6.9%であるのに対して、ひとり親世帯は21.9%となっており、データ上でもひとり親家庭の不登校発生率は高いものになっています。
課題3 ひとり親家庭の収入は低い
ひとり親家庭は2人に1人が貧困状態にあります。私たちが不登校相談を受ける多くのひとり親家庭も同様に厳しい経済状態であることが少なくなく、利用料の捻出が難しい家庭が多くあります。また子どもが不登校になったことで安定的に働くことが難しくなり、さらに収入が低下することも少なくありません。
居場所を失い孤立している不登校児童生徒の中にフリースクールを利用したくても利用できない子どもがいる現状は課題です。
- すべての子どもに居場所と学びを。NPO法人ターサ・エデュケーションが取り組む理由
NPO法人ターサ・エデュケーションは2015年の設立以来「子どもの可能性をフェアにする」をミッションに、群馬県内で貧困や不登校などの課題を抱える子どもたちの自己肯定感や意欲、社会性を育むため、居場所と学習機会を提供する活動を行なっています。学習支援や居場所づくりなど、それぞれの課題に向き合った5つの活動に取り組んでいますが、現在は不登校支援事業に最も力を入れています。
2016年9月に群馬県で初めてのフリースクールである「こらんだむ」を開校し、多様性を尊重し個性を受け入れる安心安全な居場所つくりを前提に、興味関心に寄り添いやりたいことを見つけるサポートや自立に向けたやりたいことの実行をサポートし、子どもの状態に応じた支援を段階的に取り組んでいます。最初に訪れたときは無気力だった子どもたちも3ヶ月も経てば笑顔になり、能動的に他者と関わり様々なプログラムをとおして学びを深めていきます。卒業後には9割以上が学校復帰や高校進学を果たし、社会的自立に向け歩み始めます。
また各市町村の教育委員会や各小中学校とも連携も大切にし、毎月報告書を作成し情報共有に努めています。その結果、子どもが所属する学校より出席認定許可もいただくことができ、子どもの学び場の選択肢として認めていただいています。
しかしフリースクール運営には制度設計された公的支援がなく、利用者から会費収入をいただかなければなりません。その結果ひとり親家庭など、経済的に厳しい環境にいる不登校児童生徒は利用したくても利用できない状況にあります。こうした現状を受け、NPO法人ターサ・エデュケーションでは今回のマンスリーファンディングプロジェクトを立ち上げ、協力の輪を広げながら、継続的な資金支援をいただくことで、フリースクールを希望するすべての子どもに居場所と学びを届ける仕組みを目指します。
- 「経済的な理由によりフリースクールの利用を諦めさせない」マンスリーファンディングは2/19開始
クラウドファンディング概要
期 間:2023年2月19日(日)~2023年3月31日(金)
目標人数:100人
支援金使用目的:維持費・管理費・教材費等
クラウドファンディング詳細・支援はこちらから
https://readyfor.jp/projects/tasa-education
NPO法人ターサ・エデュケーション 代表理事 市村 均光(いちむら ただみつ)
私自身もひとり家庭で育ち、兄弟が学校に行けない時期を経験し、思い悩んだ経験をしたことから、この団体を立ち上げました。どんな環境や状態にあっても、子どもたちが自分の可能性を信じ、自身の将来に希望を持てる、そんな社会を目指しています。そのために必要なことは子どもに合った支援や環境つくりをみんなで社会でつくっていくことが必要です。私たちにとっても、子どもの支援は福祉ではなく、未来への投資です。未来ある子どもたちのため、応援をお願いいたします。
- NPO法人ターサ・エデュケーション 今後のビジョン
具体的には、
・子どもの負担を減らすためのアクション(行政への提言、支援者の獲得)
・子どもが利用しやすい環境つくり(フリースクール運営者の育成、各地域への展開)
・子どもが社会的自立するために必要な力の育成(教育プログラムの開発、支援ノウハウの蓄積・展開など)
などに取り組んでいきます。
「子どもの可能性をフェアにする」をミッションに、より多くの子どもに居場所と学習機会を届けるために活動していきます。
- 団体概要
所在地:群馬県前橋市二之宮町1291番地6
代 表: 市村 均光
設 立: 2015年7月
事業内容: 不登校児童を対象としたフリースクール運営、ひとり親家庭児童を対象とした無料学習支援等
HP:https://tasa-education.com
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