いよいよ日本でも始まった芸能人の代替。AIが地方創生アンバサダーに就任

AIと気づかれずに約３万人のフォロワーをあつめた「藤原れい」。──福島県楢葉町の移住促進PR大使（非公認）に就任──

Les株式会社

2024年2月29日 07時00分

福島県楢葉町町長「松本幸英（まつもとゆきえい）」氏とAIモデル「藤原れい」の2ショットフォト

■AI美女「藤原れい」とは──誕生から現在まで

「藤原れい」はサイバーエージェント出身の２名からなる企業、Les株式会社が開発したAIモデルで2023年5月にInstagramアカウントを開設しました。AIであることを明かさずにわずか１ヶ月半で約１万フォロワーを獲得し2023年11月、紙書籍による写真集を発売。いくつかのTV番組などで紹介もされ、2024年2月現在ではフォロワーは約3.5万人、いまだにAIと気づかれずにフォローやDMも相次いでいます。

Les株式会社リリースの「Virtual AI Ambassador」表示を飾る「藤原れい」

Les株式会社が取り扱うサービス「Virtual AI Ambassador」のアバターとして

「藤原れい」をリリースしています。

■楢葉町のアンバサダー就任の背景

福島県楢葉町にある「一般社団法人ならはみらい」では、
地方創生や移住促進の中で多種多様な暮らしや働き方を推進しています。

「藤原れい」がAIであることの多様性が、楢葉町の移住促進のコンセプトにマッチしたことで社会課題の解決のきっかけになると考えられたことから、楢葉町の「移住促進PR大使（非公認）」に就任することとなりました。
Instagramやオフィシャルサイトを通じて楢葉町の魅力を国内外に発信していきます。

■Les株式会社からコメント

近年の生成AIブームは社会で未だ賛否両論のある分野ではありますが、AIと共存することが当たり前になる未来に向けて、このような社会貢献性が高い活動を「藤原れい」によって広め、日本国内の新たな文化形成や、新たな価値の創出に繋がる”きっかけ”となっていきたいと思います。

「藤原れい」は、楢葉町のアンバサダーとして活動するだけでなく、今後も様々な社会課題の解決に貢献していく予定です。AI技術の可能性を最大限に活かし、より良い社会の実現を目指します。