地域創生の商業施設オープン
小田急線 向ヶ丘遊園駅北口に大型商業施設GINZA FORESTが2023年4月にオープンしました。
「緑の建物~GINZA FOREST」 地域を活性化する商業施設デザイン
13,000平米を超える、川崎市都市計画登戸土地区画整理事業内、随一の大型施設
川崎市の推進する区画整理事業内に位置し、13,000平米を超える大型複合施設(商業施設+賃貸共同住宅)GINZAFORESTは、エリア随一の規模を誇ります。
地域の活性化を促進し・持続的な街を創造にする、地域の核となる商業施設。
これまでに数多くの商業施設を手がけた、建築デザイナー 今井博康 氏(有限会社アトリエ アイズ代表 一級建築士 本社:川崎市)が設計・デザインを手がけました。
【GINZAFOREST URL】
http://www.ginza1954.com/
区画整理で生まれ変わる街に・・・新たなにぎわいをつくり、これからも愛される施設を地元企業で
土地区画整理事業により、周辺地域では建替えが進み、街が大きく変貌する過程にあります。大手企業によるタワマン建築も計画されています。
事業主は、昭和の時代から向ヶ丘遊園駅前で商いをされていた、現:銀座ホールディングス株式会社(代表:倉方規安)。地域に根をはった昭和~根を広げた平成~地域に育くまれた企業が、令和の時代に新施設建築に至りました。
地元企業による、地元の為の建物として、本プロジェクトを名実ともに「地元密着の施設」と位置づけ計画しています。
コンセプトは「大樹」~持続可能な空間性
区画整理の主幹線となる、登戸駅~向ヶ丘遊園駅~多摩区役所を結ぶ新設の街道沿いで、ひときわ目を引くのが「緑の建物~GINZA FOREST」です。
温かい緑色のモザイクタイルは、独自に窯焼きをしたオリジナルカラー。イメージした色を再現するため、何度も試作を重ね、サンプルを検証した、ワンオフの建材。そのモザイクタイルは、大樹におおらかに茂る葉を表現しています。
GINZA FORESTのコンセプトは「大樹」。昭和から平成にかけ地域に育くまれた企業が、令和の時代大きな大樹となって、より地域に貢献、コミュニティの創造、情報発信の源泉となり、より良く住みよい街に・・・。地域の歩み、事業主の歴史がコンセプトの根底にあり、向ヶ丘遊園駅前のシンボル・ツリーのような存在を目指しました。
木漏れ日が差し、様々な実がなり、安心感ある太い幹・・・「空間の彩」は、アースカラー素材を軸に展開。素材感を引き立てる照明計画にも時間をかけました。
周辺エリアでは、都心で流行している建築デザインを持ち込む手法が多くみられています。しかし、地元密着の建築は、持続可能な空間デザインが重要です。サステナビリティに寄与するマテリアルとして、木質系素材や、レンガタイル等を多く採用。お客様に末永く愛していただける、彩あるにぎわい空間を構築しました。
※写真は工事中のものです。
一本の小路~コミュニティの創造と、地域の回遊性・利便性促進
区画整理の換地による当該敷地形状は複雑なうえ、商業施設+賃貸共同住宅の複合用途でもあり、建物構成には多様な要素がありました。そこで計画の背骨となる、地域をつなぐ「軸」を施設内に設けましました。
向ヶ丘遊園駅前広場から他街区・商店街へつながる「小路」、街の導線軸を施設内に敷設。エリアの回遊性増強になり、地域活性・利便性向上を促進します
街の情報を発信する掲示板や、一息つけるベンチ等もあり、地域住民にご利用いただきながら、コミュティが拡がる「小路」です。
※写真は工事中のものです
日常の延長にある「楽しみ」~施設内のテナント・デザイン
アトリエアイズでは、一部テナントのデザインも手掛けました。
3階、炭火ダイニングバー「竹に雀」は、施設内で少し奥まった場所にあり、隠れ家的な存在。代々木公園の人気イタリアン・レストランのシェフが移転。カウンター中心の店づくりでで、シェフがお客様とのコミュニケーションにこだわった空間です。
デザイン担当は、アトリエアイズ 伊丹友紀 氏。
2階、ギンザホール707は、パチンコ特有のケバケバしさは排除しながら、にぎわう雰囲気を創造。落ち着いた「質の良い客層」を獲得するための店舗デザインです。専門性高い設計ノウハウに加え、細やかな配慮が必須の業態。アトリエアイズ 今井博康 氏+アシスタント 石川玲子 氏が担当しました。
バーと遊技場、全く異なる趣ですが、共通するのは、「日常の延長にある楽しみ」。
地域に愛されるお店になるよう、お客様の居心地を最優先に考えています。
楽しく・人にやさしい施設+日常生活に直結したテナント群
今春には施設の7割にあたる店舗がグランドオープン。そこから、初夏に向けて、段階的に施設内他テナントがオープンする予定です。いきなり大きな資本を投下し集客する大手企業の手法とは異なり、「地域とともに発展していく」地元密着企業ならではの手法を展開しています。段階的な開店は、施設鮮度を継続し、地域にじっくり根をはります。
また、地域コミュニティを育み、貸出スペースとして活用できる区画や、商業エリア屋上には、ゴムチップ舗装を施した地域開放ガーデンスペースを設けています。他階には、ストリートピアノや、授乳ブース等、楽しく・人にやさしい施設です。
駅前広場に接する商業的に好条件な立地だからこそ、人が集まりやすく、地域に開放し、コミュニティがより拡張する、街の核となる施設です。
GINZA FORESTには、日常生活直結する、テナントが揃っています。
1階には100円ショップ、ドラックストアやカフェ。2階にはパチンコホールと、コミュニティスペース。3階はスポーツジムやゴルフシミュレーションバー、整体等の健康分野に加え、カフェバー、かき氷店、和風ダイニングバー、スポーツバーなど飲食店が集結し、さらにピラティス、海鮮居酒屋も追加で出店予定。
「地域により多くの憩いの場を」と、3・5階屋上階の開放的なガーデンスペースでは、ヨガやライブ、イベントなど幅広い利用を想定。区内のバス路線がない地域を巡回する無料送迎車両の運行も計画予定しています。
4月15日(土)には、2階コミュニティスペースでオープニング・セレモニーが開催されます。
GINZAFOREST 概要
住 所:神奈川県川崎市多摩区登戸2121-1
最寄り:小田急線 向ヶ丘遊園駅 北口 駅前広場前
事業主:銀座ホールディングス株式会社 銀座ふれ愛パーク株式会社
設 計:有限会社 アトリエ アイズ
施 工:株式会社 イチケン 東京支店
構 造:鉄筋コンクリート造 地下1階・地上7階
用 途:物販・飲食店・遊技場・スポーツジム・サービス業・共同住宅 他
面 積:延床面積 13038.94平米
【管理会社】
会社名:株式会社 AYAリアルエステート
株式会社 コンティ
事業主・デザイナーコメント
事業主:倉方 規安(銀座ホールディングス株式会社 代表)コメント
向ヶ丘遊園で生まれ育ち三代目として、『GINZA FOREST』 がオープン致しました。
<GINZAビル>に、 FORESTという「森」を意味する標章には、憩いや癒しなど、様々な想いを込めました。
このビルは、祖父や父の夢でもあった<GINZAビル>であり、FOREST という名前のビル全体は大きな樹をモチーフに、1階が新緑の緑、2階が果実のオレンジ、3階が空色の青 また、区画整理で少なくなった公園の足しになるように、114平米の憩いの広場が設置しました。
また2階には地域・地元の皆様が気軽に利用できるコミュニティスペース『白いハコ』や誰でも演奏できるストリートピアノ・ママさんやパパさんのための授乳室も完備致しました。
地元の方々に支えられ今があることを実感しており、少しでも地域・地元にこのビルを通じて還元できればという気持ちから、地域の人々との意見交換会を何度も行い色々なあったらいいなを形にしてみました。
区画整理で街が変わる瞬間に、立ち会えている事と、この計画にお力添えして頂いた多くの方々に感謝しております。
建築デザイナー:今井 博康 氏(有限会社アトリエアイズ 代表)コメント
地元川崎で、このような大型プロジェクトを手掛けることができ、大変光栄に感じております。
令和が始まる年にプロジェクトがスタートし、完工まで概ね5年。ご協力・ご尽力いただきました皆さまに感謝申し上げます。
商業エリアは様々な用途の集合体で、さらに上階の賃貸共同住宅も包括する、複合施設です。多くの要素を整理し、デザインに転換、積み重ねるプロセスを幾重にも経由しました。
結果、その多種多様な印象がGINZA FORESTの魅力となりました。
森を散策するように、GINZA FORESTの探索をお楽しみください。
有限会社アトリエ アイズ について
会社説明文:2023年9月に設立20周年を迎える建築設計事務所。店舗デザインを多く手掛け、近年では公共施設設計、文化財古民家改修にも参画。各種建築用途で豊富な専門性を持ち、かつ、それぞれのノウハウを垣根なく他用途に導入・新しい空間の創造を提案しています。日本各地で多様な建築デザインを手掛け、関わった案件は250件を超えます。
また、コロナ禍以前より、テレワークを導入。仕事と子育ての両立のため、積極的に社内体制の変革に取り組み、新しい働き方を導入しています。昨年には川崎市SDGsゴールド・パートナーに認定されました。
【会社概要】
会社名: 有限会社 アトリエ アイズ
本社所在地:川崎市高津区久本3-3-3-505(23年4月14日移転予定)
代表取締役:今井 博康(一級建築士・カラーセラピスト)
事業内容:建築デザイン・設計・監理、商業施設コンサルティング、まちづくりコンサルティング、
CIグラフィックデザイン、カラーセラピーサロン運営
設立: 2004年9月
HP: www.a-iz.co.jp 連絡先:E-mail aiz.style@gmail.com / 電話 044-789-9139
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像