製造工程での障がい者作業創出を行なうトヨタ自動車の新規事業(検証中)と連携し「ソーシャルワークス」の提供を開始＆オンライン説明会を開催｜綜合キャリアトラスト

「ソーシャルワークス」オンライン説明会：9月27日（水）13:30～14:30　

綜合キャリアトラスト

2023年9月1日 11時00分

「働く」に関する社会課題をビジネスで解決するキャムコムグループの特例子会社株式会社綜合キャリアトラスト（本社：東京都港区浜松町、代表取締役：伊藤努、以下綜合キャリアトラスト）は、トヨタ自動車株式会社（本社：愛知県豊田市、代表取締役社長：佐藤恒治、以下トヨタ自動車）にて検証中の新規事業「ミハナ」と連携し、製造工程での改善のノウハウを用いた独自の障がい者作業の創出で、製造・物流関連企業様向けに障がい者の採用から現場作業における障がい者作業の創出と常駐者による継続的なサポートをパッケージにした「ソーシャルワークス」を2023年9月1日から開始いたします。
また、ソーシャルワークスのサービス詳細やサポート体制などを紹介するオンライン説明会を2023年9月27日（水）に開催します。

日本では「障害者の雇用の促進等に関する法律」という法律に基づき、企業は全従業員（従業員43.5人以上の企業が雇用義務の対象）に対して一定以上の割合で障がい者を雇用するよう義務付けられています。その割合は現在の2.3％から、2024年4月に2.5%、2026年7月には2.7%に引き上げられる見通しですが、今後更に必要とされる障がい者に任せられる仕事を事務系の業務だけでは創出することが難しいとの声が多くの企業様から寄せられています。

そこで今回、障がい者を貴重な人材の戦力として捉えている綜合キャリアトラストと、自動車製造での改善ノウハウを活かして製造工程での障がい者作業の創出を行う「ミハナ」が連携し、製造・物流関連企業向けサービス「ソーシャルワークス」の提供を開始いたします。

ソーシャルワークスとは

綜合キャリアトラストの障がい者採用、就業環境整備、業務遂行・定着支援をワンストップで行うソーシャルオフィスサービスで培った知見と、製造工程での障がい者作業創出を行うミハナ事業のノウハウを組み合わせることで運用体制や作業創出、業務改善など様々な面からサポートができるサービスです。

綜合キャリアトラストの障がい者雇用のノウハウとミハナの製造工程での作業創出のノウハウにより、企業内で障がいのある社員による専門の業務チーム（ソーシャルワークスチーム）を作ります。このように企業様の障がい者雇用をパッケージにしてご提案いたします。

ソーシャルワークスのポイント

1.ワンストップサポート

運用体制の構築から業務遂行の支援、メンタルサポートまで、障がい者雇用をゼロからまとめてサポートします。

2.作業創出と業務改善

工程のムリ・ムラ・ムダを抜き出し、その作業を専用の治具や仕組みと組み合わせることで、障がい者にも安心して任せられる工程にしていきます。

3.採用力の向上

採用計画の作成や選考への助言により、業務と障がい特性においてのミスマッチ防ぎ、適切な人材の安定採用を実現します。

4.定着率の向上

専門スタッフの常駐により継続的なサポートをします。1年間の定着率は事務系職場にて88％と高い水準を維持しています。

ソーシャルワークス開始の経緯

重度知的障がいを持つ息子の就労活動を通じて、障がい者就労の難しさを痛感したトヨタ自動車の社員が、製造現場での経験を活かすことでより多くの障がい者に就労の機会を提供したいと、社内の新事業創出プログラムに応募し、「ミハナ」として活動を開始しました。小規模ながら事業化の検証を行なう中で、作業創出だけでは障がい者雇用が難しいという課題を抱えておりました。

また、綜合キャリアトラストは製造企業のグループ取引が多い中、障がい者の方を戦力として雇用したいという企業様の思いを、生産性向上を含めた業務創出の部分でクリアできず形（実製造現場で解決するスキーム）にできないという課題を抱えておりました。

そこで両社が障がい者採用、就業環境整備、業務遂行、定着支援など様々話し合う中で、お互いの課題をノウハウや知見、強みで補完できるスキームを作り「ソーシャルワークス」というサービスが生まれました。

トヨタ自動車と綜合キャリアトラストが協業し、企業への負担を低減することで、多くの企業様へより多くの障がい者が就労できる環境を目指していきます。

ソーシャルワークス　オンライン説明会

綜合キャリアトラストの障がい者採用、就業環境整備、業務遂行・定着支援を行うワンストップで行うソーシャルオフィスサービスで培った知見と、製造工程での障がい者作業創出を行うミハナ事業のノウハウを組み合わせることで運用体制や作業創出、業務改善など様々な面からサポートができるソーシャルワークスについて、企業の人事の方や報道関係者に向けて発表する、オンライン説明会を開催させていただきます。

【日時】2023年9月27日（水） 13:30～14:30

【形式】オンライン（Zoomウェビナー）

【登壇者】
株式会社綜合キャリアトラスト　代表取締役　伊藤努

トヨタ自動車株式会社　安全健康推進部　阿部　和由／モノづくり開発統括部　主幹　半田　達郎

【内容】
・障がい者雇用の現状と課題

・障がい者作業の創出を行う製造・物流関連企業様向けサービス「ソーシャルワークス」

・障がい者雇用の実現に向けた取り組みや働き方の提案

【登壇者紹介】

■株式会社綜合キャリアトラスト
代表取締役　伊藤　努
＜経　歴＞　
綜合キャリアオプションに新卒として入社し、人材サービス業務に従事。札幌、東京では拠点の責任者を務める。

綜合キャリアトラストに異動後、採用支援などを中心に障がい者雇用コンサルタントとして各企業のサポートを実施。現在は障がい者目線、企業目線双方のニーズを満たすためのソリューション提供を実現するため、多種多様な取り組みを行っている。

■トヨタ自動車株式会社

新事業企画部事業開発室 / 安全健康推進部　阿部　和由

＜経　歴＞
トヨタ自動車に入社後、一貫して自動車製造現場で塗装の技術員として工程改善や新型車製造準備に従事。現在18歳になる重度知的障がいの息子の将来ため社内外で就活を繰り返すも全く受け容れられない現実に驚愕。ならばと2021年に製造工程での改善手法を活用した雇用機会創出事業モデルで社内公募に応募して現在に至る。「自分だけは絶対に最後まで君を“ミハナ”さない！」の親父の誓いをこのミハナ事業に込めて、これまでに無い雇用主企業にも雇用して良かったと実感できるサービスの事業化に取組んでいる。

新事業企画部事業開発室/モノづくり開発統括部　主幹　半田　達郎

＜経　歴＞

トヨタ自動車に入社後、自動車の変速機やエンジン部品の製造/生産技術に従事。企業への障がい者雇用支援に取組む、社内新規事業創出プログラム「ミハナ」のプロジェクトオーナーと出会い、製造工程での改善手法を活用して雇用機会を提供するという考えに共感し、ミハナの取組みに参加。主にビジネスモデルの検討や事業計画の策定やモノづくりの知見や人脈を生かした治具製作を行う。強い意志を持ったプロジェクトオーナーと共に、プロジェクトの事業化を目指して取り組んでいる。

【参加方法】
完全招待制（無料）で、オンラインにて開催します。
参加をご希望される場合は、9月25日（月）18時までに下記の申し込みフォームにてご連絡ください。

申し込みURL＞＞https://socat.jp/blog/information/12172