よびもり、北海道漁業協同組合連合会と販売代理契約を締結
‐ 北海道全域での、漁船が相互に見守る救助体制の構築に向けて連携 ‐
『よびもり』の構想の原点は、当社代表の漁師であった祖父が羅臼沖の海難事故で行方不明になった実体験にあります。2023年1月には、その羅臼沖で『よびもり』の実証実験を行い、漁業関係者など50名が参加しました。さらに同年4月に羅臼町ほかと協定を締結するなど、北海道における船舶事故発生時の救助ネットワークの確立を進めています。一方、北海道ぎょれんは、北海道内の漁業協同組合と連携し、水産物の流通や販促の拡大、行政や研究機関と連携、新しい技術の導入などを推進し、北海道の漁業生産者を支援し生活を守っています。
今回、両者の思いが合致し、北海道ぎょれんが『よびもり』の販売代理店となることで、北海道にある70あまりの漁業協同組合への導入が進むことが期待されます。また、それにより転覆、火災、船上での怪我といった事故が起こった場合に、『よびもり』のSOS発信端末とアプリを通じて、近くにいる漁船が救助に向かうための基盤が拡大し、救える命を迅速に救うためのネットワークが構築できます。
当社は、今後も『よびもり』の提供を通じて、全国の市町村や漁協組合、観光船などの団体との連携を強め、海難事故による要救助者を最速で救助するためのネットワークを拡充し、家族が安心して「いってらっしゃい」と見送ることができる社会を目指していきます。
北海道漁業協同組合連合会 購買部 部長 富樫氏 コメント
日本一長い海岸線と美しい海に囲まれ、全国水産物水揚げの1/4を誇る北海道は、 水産資源供給基地として重要な役割を担っています。 新鮮で安心・安全な水産物をお届けするためにも、 生産者の方々が安心して漁業に従事していただく必要があります。 このシステムを広げることで、何か起きた時にいち早く救助に向かえる体制を、 漁業協同組合・生産者とともに構築していきたいと考えています。
『よびもり(yobimori)』とは
海難事故発生時に、独自に開発したSOS発信端末とアプリを通じて、最も近くにいる漁船などが救助に向かい、救助までに要する時間の短縮を図るサービスです。海流に流された要救助者の現在地をリアルタイムで軌跡することができます。また、捜索状況の共有により捜索の効率化が可能です。万が一の時の操作性を最優先にした1ボタン型で、SOSの通知だけでなく、充電残量の低下や利用状況等も家族に通知される仕組みになっています。
株式会社よびもり
社名:株式会社よびもり
設立:2019年8月
代表者:代表取締役 千葉佳祐
事業内容:漁師の助け合い救助サービス『よびもり(yobimori)』の運営
以上
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