【イベントレポート】Nature Positiveの実現を目指す日本製サステイナブルラグジュアリー「CLASS EARTH」ローンチパーティーGINZA SIX THE GRAND GINZAにて開催
【「CLASS EARTH」 ローンチイベント概況】
2023年5月19日。
国際生物多様性の日である5月22日に、ブランドのスタートとなる「CLASS EARTH」を一足早く関係者の皆さまにお披露目しました。この日お集まりいただいたのは、環境やファッション、アートやエンターテイメント等、様々な業界のパートナーの皆さま。GINZA SIX “THE GRAND GINZA”にて当社が管理するアートの展示、今後プロジェクトをご一緒するアーティストの生演奏、そして環境に関する有識者の皆さまにご登壇いただきました。
【ブランドコンセプトムービーの発表】
パーティ冒頭では、なぜ「CLASS EARTH」がNature Positive( ネイチャーポジティブ )の実現を目指すのか、ロゴやデザインに込められた意味や、国内の最高峰の刺繍技術を活用している背景など、参加者にご理解いただけるよう、「CLASS EARTH」のコンセプトムービーにてご覧いただきました。
「CLASS EARTH」 コンセプトムービーは下記からご覧いただけます。
【デザインコンセプトの発表】
CEO高岸遥からの「アパレルでも絵本でもアートでも、手法にこだわらず日本文化や技術を通して、Nature Positiveを達成したい。」というメッセージに続き、クリエイティブディレクター山中雅弘氏とのトークセッションにて、デザインコンセプトを発表いたしました。
デザイナーとして世界を旅し、海外から見た日本の特徴を捉えたブランディングや、自由な発想力により課題・問題に対してのアプローチを得意とする山中氏。途上国支援などクリエイティブ業務に留まらない活動をされる中で、「CLASS EARTH」のデザインに寄せた発想の基軸は『教育』です。Nature Positiveの教育をテーマにしたブランドだからこそ、学校のエンブレムのようなロゴ、書物モチーフのネームタグ、絶滅危惧種モチーフが生まれたエピソードをご紹介しました。
「緻密なモチーフを最新の刺繍機で描けるからこそ、洋服のシルエット自体はシンプルに、ジェンダーや体型を問わず美しく着られるものを目指した」と山中氏が語るように、「CLASS EARTH」のサイズ展開はオリジナルピッチで製作しています。
【有識者登壇とプロジェクト紹介】
ゲストとして株式会社JEPLAN(旧 日本環境設計)取締役 執行役員会長 岩元美智彦様、株式会社Biome(バイオーム)代表取締役 CEO 藤木庄五郎様、一般社団法人unisteps 共同代表 鎌田安里紗様、タジマ工業株式会社 経営企画室 三矢実奈様、公益財団法人日本自然保護協会 岩橋大悟様、世界的アニメーション監督の河森正治様、フランス人クリエイターのロマン・トマ様にお越しいただき、有識者登壇をしていただきました。
有識者登壇:リサイクル業界の世界的リーダー
株式会社JEPLAN取締役 執行役員会長 岩元美智彦様
https://www.jeplan.co.jp/
最初の有識者登壇は、株式会社JEPLAN取締役 執行役員会長 岩元美智彦様。真の循環型社会を実現し、さらなる技術革新を押し進めるリサイクル業界の革命家です。当日は、ケミカルリサイクルの可能性、世界中の人々が参加できる仕組み作りをメインテーマにお話しいただきました。
リサイクルや気候変動、生物多様性は、一見それぞれが別の問題のようですが、本来密接な繋がりがあり、根源の対策は共通しています。多くの業界や分野の垣根をこえてお互いに情報交換し連携することが、問題解決に非常に有意義であることを認識できる時間となりました。
また、CLASS EARTHメンバーとの取り組み「天然素材でできた粘土を活用した子どもたち向けのワークショップ」についてもご紹介いただきました。
有識者登壇:環境教育、アクティブラーニングのスペシャリスト
Project WILD 川原洋先生
https://www.projectwild.jp/
続いて、「CLASS EARTH」のNature Positiveが学べるオリジナルのワークシートを監修いただいたProject WILDの川原洋先生より、アラスカでの世界会議の中、ビデオメッセージを寄せてくださいました。これまでCLASS EARTHチームと子ども向けワークショップを企画・運営した他、「楽しいほうが子どもたちは学べる」という子どもに向けた自然教育についてお話しいただきました。
川原先生に監修いただいたワークシートの初回は、分類学やアートリテラシーを育むプログラムです。生態の表現のみならず、英語の表記も子どもの月齢や、英米によって異なるため、議論しながら製作しました。
ワークシートは定期的に更新され、子ども服に同梱します。
有識者登壇:生物の情報をビッグデータ化
株式会社バイオーム 代表取締役 藤木庄五郎様
続いて、ワークシートと一緒にご紹介させていただいた、いきものコレクションアプリbiomeを展開する株式会社バイオーム代表取締役の藤木庄五郎様にご登壇いただきました。株式会社バイオームは、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」の開発・運営を中心に「生物多様性情報」に特化した事業を展開されています。
Biomeは子どもから大人まで、生物の写真を撮影し投稿し、ゲーム感覚で楽しみながら生物の生息データの蓄積に参加できるスマホアプリで、2023年5月現在70万人が利用しています。藤木様のボルネオ島での開発を見た原体験から、生物多様性を保全することがビジネスになるような社会を目指していらっしゃるとのお話しがありました。
有識者登壇:アニメーション監督、メカデザイナー
アニメ監督 河森正治様
河森正治監督は、2025年大阪・関西万博でテーマ事業のプロデューサーに就任されています。河森正治監督の2025年大阪・関西万博パビリオンテーマは『生物多様性』です。「マクロス」シリーズや「アクエリオン」シリーズで知られる、SFやメカニック系作品の印象が強い河森正治監督ですが、実は生き物が大好きで、世界中の野生生物に会いに行き、たくさんのインスピレーションを得てこられたとのこと。大阪・関西万博では、宇宙・海洋・大地をテーマに、地球上に生きる全てのいのちは既に輝いていることを食物連鎖などを通してXRシアターや展示で表現するプロジェクトを進めていらっしゃいます。
CLASS EARTHは、このパビリオンにSDGs及びNature Positiveの監修で携わらせていただいております。
パーティーでは、当社が制作ディレクションした、河森正治パビリオンのイメージムービーをご覧いただきました。
また、生物多様性を共通点とする株式会社バイオーム代表取締役の藤木様にも再度ご登壇いただき、お二人でお話しいただきました。
当社が企画した、河森正治監督と株式会社バイオーム社の共同プロジェクトを発表。2030年までに陸と海の30%を保全する『30 by 30』の貢献をめざした、生態系観察プロジェクトです。このプロジェクトは目標達成期限である2030年に向けて、大阪・関西万博以降も継続していきたいと考えております。
このパビリオンをきっかけに、多くの人々がNature Positiveに動いてもらえるよう、尽力していきたいと思います。
プロジェクト紹介:絵本『地球のラテール』
クリエイター ロマン・トマ様
続いて、河森正治監督率いるVector Vision、フランス人クリエイターのロマン・トマ様、CLASS EARTHがタッグを組んで製作する、絵本プロジェクトを発表いたしました。
主人公は『地球のラテール』
地球のラテールと、子どもが出会い、絶滅危惧種に変身し共に行動することで生きる力を育んでいくストーリー。
ロマン様が描く、優しく美しく雄大な地球は、海、大陸、火山、雲など、地球の資源( リソース )がモチーフとなった、愛らしいキャラクターとなっています。
こちらのプロジェクトは年内の完成に向けて製作を進めています。
生演奏とプロジェクト紹介:刺繍と音楽のコラボレーション
Jazztronik 野崎良太様、バイオリニスト 伊藤綾様、チェリスト飯島奏人様
Jazztronik 野崎良太様と、バイオリニスト伊藤綾様、チェリスト飯島奏人様による生演奏を披露していただきました。ご演奏頂いたのは、普遍的でありながらスタイリッシュで美しい「Caravan」「blackforest」の2曲。10分ほどのステージながら、素敵な夜景を背景に素晴らしい演奏に包まれ、ゲストの皆さんも非常に喜んでくださいました。
またJazztronik野崎良太様と、「CLASS EARTH」の新プロジェクトも発表いたしました。
「CLASS EARTH」で多用する刺繍機。その音を使用して音楽作品を作る、というプロジェクト。刺繍機の音は絵画の筆のような役割を果たしながらも、リズムの速さ、間隔をコントロールすることで、音楽になりうるのではないか。そんな思いから、オリジナルの楽曲をJazztronik野崎良太様に依頼をさせていただきました。洋服が出来上がる音が作品となる。そんな知的好奇心を駆り立てる面白いアートワークを創造すべく、これから製作を進めてまいります。
パートナー紹介:刺繍機のリーディングカンパニー
タジマ工業株式会社 経営企画室 三矢 実奈様
刺繍機の音の作り手でもある、「CLASS EARTH」のデザインパートナー、タジマ工業株式会社の経営企画室、三矢 実奈様にご登壇いただきました。
一本の糸を染めながら刺繍する最新技術で、グラデーション表現ができるだけでなく、廃棄糸を出さず、汚水も出さないという環境対応されているということが、CLASS EARTHのものづくりへ導入する決め手となりました。世界の一流ブランドの刺繍を担ってきたタジマ工業様のヒストリーから始まり、AI搭載刺繍機を開発するなど先進的な技術も取り入れていること、日本の刺繍技術が秘める可能性を発表いただきました。今後も技術革新によって美しさとサステナビリティの両方をポジティブにするものづくりをご一緒に進めて行きたいと思います。
有識者登壇:エシカルファッションプランナー
一般社団法人unisteps 共同代表 鎌田安里紗様
続いては、一般社団法人unisteps 共同代表 鎌田安里紗様にご登場いただきました。
鎌田様は、衣服の生産から廃棄の過程で、自然環境や社会への影響に目を向けることを促す企画を幅広く展開され、デザイナーの育成などにも貢献されています。幼少期は里山で育ち、自然への造形も深く、環境省の森里川海アンバサダーとしても活躍されています。
洋服の生産量はこの10年で倍増し、大量廃棄を生んでいること、アパレル業界の生産背景を見つめ、人間に欠かすことのできない着るという行為の環境負荷を下げるためにはどうしたら良いのか。という鎌田様のお話は、繊維業界全体でより一層議論が進んでいくことと思います。
「CLASS EARTH」でもその一端を担う事に重きを置き、リサイクル率を高める努力をする一方で、大量生産を抑制していくものづくりをこれからも続けてまいります。
有識者登壇:日本で最も歴史ある自然保護団体
日本自然保護協会(NACS-J) 岩橋大悟様
最後にご登壇いただいたのは、全国で数万人の会員、サポーターを持ち、70周年を迎えられた公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)の岩橋大悟様。CLASS EARTHの売上の一部は、NACS-Jの自然保護活動に充てられます。
長年、自然保護活動を続けてこられた岩橋様からは、「今、生物多様性の損失をくい止めなければ、このままでは人類が絶滅しかねない」という警鐘となるお話しから、「寄付も大切ですが、企業の事業⾃体をNature Positiveにしていく必要がある。」「ライフスタイルを変⾰し、楽しく使えば使うほど自然がポジティブになる仕組みをつくりたい。まだ持続可能な社会を実現できるチャンスはある。」という希望やアクションについての言及がありました。
その中で「当たり前にあるものはその大切さに気づきにくいけれど、一度失ってしまうと取り戻すのは難しい。」
という印象的なお話がありましたが、CLASS EARTHがコンセプトモチーフとして掲げる絶滅危惧種はまさにそれを象徴しています。
この日お集まりいただいた多様な業界の皆様のお力を借りながら、この高い目標に向けて貢献していくことを誓い、ローンチパーティを終了いたしました。
【CLASS EARTHが表明するお約束】
CLASS EARTHはNature Positive(生物多様性の回復)を目的としたローカルラグジュアリーブランドです。
ものづくりでは、在庫破棄を出さない1点ずつの生産体制、汚水を出さない染色方法、国内生産による輸送環境コスト削減、10年保証による長期利用推進 、100%オーガニックコットン使用による水資源利用の抑制など環境負荷軽減は当然のこととし、使えば使うほど生態系をプラスに改善させる方法を選択します。
梱包資材や同梱用紙は、FSC認証紙を使用する他、環境保全を目的として作られた紙を使用します。
売上の2%、もしお客様がギフト包装を辞退した場合は追加で2,000円を、環境保護団体(公益財団法人日本自然保護協会)へ寄付させていただきます。
教育の教材として、日々着る服を活かしたいと考え、子ども服には生物多様性が学べるワークシートを同梱。子ども達を中心とした重要な消費者が、将来適切な判断ができる情報提供、習慣作り、考えるきっかけを提供します。
【CLASS EARTH株式会社の社名の由来】
子どもも大人も地球という教室で学ぶクラスメイトとして、生物多様性の重要性や、生命の進化の奇跡、全ての生き物の美しさから学び、子どもたちがこの地球という星で、いつまでも自然と共生できる未来を創りたいという願いを込めて名付けられました。
【CLASS EARTH株式会社 会社概要】
2023年1月6日設立
本店所在地 〒104-0061 東京都中央区銀座8-17-5
CEO 高岸遥
事業内容 ブランド事業、アート事業、コンサルティング事業
2025年大阪・関西万博シグネチャーパビリオン 河森正治館
WEBサイト制作等プロモーション SDGs監修
https://shojikawamori.jp/expo2025/
日本寄付財団 maaaruプロジェクト
マーケティング支援
盆栽アート Kengo Bonsai Gallery
<商品に関するお問い合わせ先>
「CLASS EARTH」カスタマーサポート担当
mail:contact@class-earth.com
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