世界のがん医療を牽引する専門家が集結、がん治療の最先端に挑む 「ASCO Breakthrough」日本で初開催
世界中のトップランナーから、がん治療の最先端を幅広く学ぶ
会場:パシフィコ横浜(神奈川・横浜)
米国臨床腫瘍学会(American Society of Clinical Oncology、以下ASCO)は、がん医療に変革をもたらす斬新かつ最先端の医療技術にスポットライトを当てる国際腫瘍学会議「ASCO Breakthrough」を日本で初めて開催します。本イベントは8月3日(木)~5日(土)の3日間、パシフィコ横浜で行われます。
「ASCO Breakthrough」はASCO、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会を中心に開催され、厚生労働省が後援します。今日のがん医療に変革をもたらす最先端の医療技術に精通した専門家が世界中から日本に集まり、最新の知見やノウハウを共有・議論します。
AI(人工知能)によるプレシジョンケアや新規治療薬、養子細胞免疫療法、マルチオミクス技術など、今日のがん治療のカギを握る幅広いトピックが議題に挙がります。グローバルに活躍する登壇者によるプログラムは、日本の医師や専門家が最新の知見を得られる貴重な機会です。
基調講演および各セッションの日程は、こちらのウェブサイトでご確認いただけます。
https://conferences.asco.org/breakthrough/program
一般の参加登録は下記リンクよりお願いいたします。
ハイライト
基調講演 グローバルリーダーによる基調講演
8月3日(木) 8:00~ 「腫瘍学における最新技術について」
三木谷浩史 楽天代表取締役会長兼社長
8月4日(金) 8:00~ 「がんにおけるラジオミクスのための AI」
Maryellen Giger シカゴ大学医学物理学委員会放射線学特別教授
8月5日(土) 8:00~ 「分子レベルの微小残存病変と早期発見」
Chris Abbosh アストラゼネカ トランスレーショナルメディシン シニアディレクター
AI(人工知能)技術 AI技術によるがんの早期発見、薬剤設計・開発
8月4日(金) 14:00~ 「AIによる精密ながん治療」
このセッションでは、「AIによる医薬品の設計と開発」や「肝細胞癌の早期発見におけるAIの活用」など、AI技術を利用したがんの早期発見、病理学、薬剤設計・開発、その他の実世界での応用など、最新のがん治療について語ります。
新規治療薬 新たな抗がん剤を臨床現場に導入することへの期待と課題
8月4日(金) 10:30~ 「新規治療薬」
各国の専門家たちが、治験段階にある抗がん剤の臨床現場への導入における可能性と課題について議論します。トピックとしては、がん治療のための次世代の免疫療法、パーソナライズドワクチン、腫瘍溶解性ウイルス、二重特異性抗体、T細胞エンゲージャー、抗体薬物複合体が含まれます。
CAR-T・養子細胞免疫療法 患者本人の免疫細胞でがんと闘う
8月3日(木) 14:45~ 「CAR-T細胞と養子細胞免疫療法」
固形腫瘍患者に対するCAR-T細胞療法の進展と、既存のCAR-T細胞療法について学びます。自家CAR-T細胞療法の研究、NK細胞バイスペシフィックCAR-Tの臨床試験の研究、並びに、がん治療のための多能性幹細胞のエンジニアリングについて議論が行われます。
マルチオミクス技術 遺伝子の網羅的な解析技術を臨床現場に繋げる
8月5日(土) 9:15~ 「次世代マルチオミクス技術」
このセッションでは、次世代のマルチオミクス技術に関する議論が行われます。リキッドバイオプシー、シングルセルシーケンシング、デジタル空間プロファイリングの分野における臨床診療と革新的な技術を結びつける方法について学びます。
ゲノム編集技術 ゲノム編集の現状と課題
8月3日(木) 13:15~ 「CRISPRとゲノム編集技術」
「CRISPRエピゲノム編集」や「CRISPRおよび患者ケアでのゲノム編集の導入における障壁」といった、ゲノム編集技術を取り巻く話題について解説します。
アジア地域に多い癌種の症例についてのディスカッション
8月3日(木) 16:00~ 「大腸がん」 8月4日(金) 9:15~ 「肺がん」
8月4日(金) 15:30~ 「乳がん」 8月5日(土) 12:45~ 「ウイルス性がん」
専門家の視点から、インパクトが大きく、診療を変える最新のがん研究について学びます。臨床症例では、重要な知見と実践的な応用に焦点を当てます。
その他
「がん治療におけるマイクロバイオームの影響」、「低中度のリソース環境でいかに科学・技術・臨床を可能にするか」など幅広いセッションが開催されます。
毎日開催される「アブストラクトセッション」では、研究内容を短時間で発表します。
研究成果を実践に応用している世界的な臨床医や研究者とのコラボレーションを促す交流機会を毎日提供します。
開催概要
■ 日時 2023年8月3日(木) ~ 5日(土)
8月3日(木) 8:00~18:30
8月4日(金) 8:00~18:45
8月5日(土) 8:00~15:10
■ 会場 パシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
※本イベントでは、ライブストリーミングセッションや質疑応答など、オンラインでのコンテンツも充実 しており、直接来場が困難な皆様も気軽にご参加いただけます。
■ 共催 米国臨床腫瘍学会(ASCO)
日本癌治療学会(JSCO)
日本臨床腫瘍学会(JSMO)
■ 後援 厚生労働省
■ 主な登壇者 世界各国から集まった多種多面な専門家が、プログラムを通じて登壇予定です。
·三木谷 浩史:楽天代表取締役会長兼社長(開会の辞・基調講演)
·Maryellen Giger:シカゴ大学医学物理学委員会放射線学特別教授(PhD、AN)(基調講演)
·Chris Abbosh: アストラゼネカ トランスレーショナルメディシン シニアディレクター (MD、 PhD) (基調講演)
·吉野 孝之:国立がん研究センター東病院副院長、医薬品開発推進部門長、消化管内科医長、日本臨床腫瘍学会理事/国際委員長(医学博士、PhD)
·土岐 祐一郎:日本癌治療学会理事長(医学博士、PhD)
·設楽 紘平:国立がん研究センター東病院消化管内科長、日本臨床腫瘍学会国際副委員長(医学博士)
·Gilberto Lopes:マイアミ大学シルベスター総合がんセンター(医学博士、FASCO)
·Melvin Lee Kiang Chua:シンガポール国立がんセンター(MBBS、FRCR、PhD、FAMS)
■ 主な実行委員
·光冨 徹哉:近畿大学医学部外科学特任教授(医学博士)
·Lillian Siu:トロント大学プリンセス・マーガレットがんセンター(医学博士、FASCO)
·Peter Yu:ハートフォード・ヘルスケア(医学博士、前ASCO会長)
·Tony Mok:香港中文大学(BMSc、医学博士、FRCP(C), FASCO)
·Rebecca Dent:シンガポール国立がんセンター(医学博士)
■ 来場者数
1000人(予定)
米国臨床腫瘍学会(ASCO)について
1964年に設立された米国臨床腫瘍学会(以下、ASCO®)は、「知識はがんに勝る」という行動原則を掲げて活動しています。同学会は、クリニカルオンコロジー協会 (Association for Clinical Oncology) と共に、45,000名以上の腫瘍学専門家を代表。研究、教育、高品質で公平な患者ケアの促進を通じて、がんの克服、がんの予防または治癒、そして生存者全員が健康である世界を実現するために活動を続けています。また、ASCOの財団であるConquer Cancerは、がんに関するあらゆる側面において、画期的な研究と教育に資金を提供し、ASCOを支援しています。
ASCOに関する詳細はこちらをご覧ください:www.ASCO.org
患者教育リソースに関してはこちらをご覧ください:www.Cancer.Net
Facebook:https://www.facebook.com/ASCOCancer
Twitter:https://twitter.com/ASCO
LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/american-society-of-clinical-oncology/
Instagram:https://www.instagram.com/ascocancer/
YouTube:https://www.youtube.com/user/ASCOcancer
日本癌治療学会(JSCO)について
日本癌治療学会 (以下、JSCO) は、17,000名以上の会員を擁する日本最大の臨床腫瘍学会です。その目的は、多岐にわたる診療分野と職種をカバーし、時代のニーズに応える横断的な診療・研究・人材育成のプラットフォームを提供すること。JSCOは、学術的また特定分野を越える立場から研究・教育活動を行い、限定分野をカバーする専門学会では対応が困難とされる課題についても、積極的に取り組み続けています。
日本臨床腫瘍学会(JSMO)について
日本臨床腫瘍学会(以下、JSMO)は、がん患者の生存期間の延長とクオリティ・オブ・ライフ (QOL) の向上に寄与することを目的に設立され、以下の活動に取り組んでいます:(1) 医療従事者や医療機関に対し、がん医療の普及を促進すること、(2) JSMO認定腫瘍内科専門医の持続的な育成を含む、医療従事者の教育によるがん医療レベルの向上に寄与すること、(3) 会員の学術活動を支援することにより、新しいがん医療の発展に寄与すること、(4) がん診療やがん研究に関する正しい情報の提供による、市民への啓発活動を行うこと、(5) 海外の関連学会との連携により、国際社会におけるがん診療・研究の双方へ貢献すること。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像