宮大工の仕事で 世の中を幸せにしたい!~平均年齢29歳・京都の宮大工集団の社会貢献~
匠弘堂では、社寺建築の設計施工を通して、日本の「木の文化」を未来に繋いできました。2025年は、本業と並行して創業当初から大切にしてきた教育活動にさらに注力し、文化・教育面からも世の中を幸せにします。
このプレスリリースは、April Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「有限会社 匠弘堂」の夢です。

匠弘堂の夢の背景
匠弘堂は、社寺建築の設計施工を手がける、京都の宮大工集団です。
全国各地に赴き、100年・200年先も残る社寺建築の新築・修理・復元を行っています。
社員13名の大半が20代、30代で、平均年齢は29歳。(2025年3月時点)
建物の未来をつくる礎となる「伝統技術」を受け継ぎ、日本文化の伝承と発展に貢献するために活動しています。
「宮大工の仕事で 世の中を幸せにしたい」
この度、April Dreamにて匠弘堂がこの夢を掲げた理由は、創業時から「宮大工が建築を通して日本文化の伝承と発展に貢献する」という理念を掲げてきたからです。現在も全くぶれることなく、社員一丸となって取り組んでいます。
私たち匠弘堂宮大工は、神社や寺院の新築や修理・復元を行うことを本業としています。
しかしながら、仕事を積み重ねていくうちに、日本人が元来持っていたアイデンティティが失われつつある現実に、胸を痛めていたのです。
そこで日本の「木の文化」の一端を担う私たちは、本業はもちろん、そこで得てきたノウハウと伝統建築の魅力を伝えることや、文化や教育面からも世の中を幸せにしたいと社会活動を推進してきました。

本業である社寺建築を通しての社会貢献活動
(1)伝統技術を次世代につなぐ
1300年以上の歴史を誇る世界最高峰の木造建築技術を、次世代に正しくつなぎます。
(2)日本らしい景観を残す
社寺建築を中心とした日本らしい歴史的な街並み景観を残し、観光資源の維持保存にも貢献します。
(3)国産材の利用促進と環境保全
なるべく国産材を使っていただけるよう、顧客への働きかけを行っています。石油化学系の材料は将来的にゴミになる可能性が高いため、極力使用しません。社寺建築の修理修繕を通して、大量消費社会ではなく循環型社会の一翼を担います。
伝統建築の魅力を伝える社会活動
『宮大工の仕事で 世の中を幸せにしたい!』という想いのもと、2001年の創業当初から、宮大工の仕事や伝統建築の魅力に出逢っていただくためのオープンファクトリーやワークショップ、中高生やゼミ学生の見学受入れ、上場企業の技術系部署の方々との技術交流会などを積極的に開催してまいりました。また、建築やデザインを学ぶ海外の大学からの見学依頼も年々増加しています。
2024年からは特に教育面に力を注ぎ、小学校や保育園の子どもたちにも対象の幅を広げ、社寺建築の魅力を伝えるために、設計体験や宮大工体験のイベントを実施しました。不登校の子どもたちに向けた体験学習にも、積極的に協力しています。
建築の本業とは違ったアプローチですが、今後も国内外・年齢問わず多くの方々に、本物の日本の伝統に出逢う機会を生み出すことで、日本の「伝統建築」「木の文化」の素晴らしさを伝え、ひいては"世の中が幸せに"なるよう貢献してまいります。
事例1:「まちにツッコむ!子ども新聞」小学生記者さんの取材受入れ(2024年7月6日)


事例2:大丸京都店「だいまるきょうとっこがくえん」にて授業を実施(2024年12月7日)


事例3:ギリシャ・アテネ工科大学と東京大学Kuma Labとの合同研修にて「規矩術ワークショップ」を提供(2024年8月21日)


事例4:京都府立洛西高等学校にて、廃材活用ワークショップに参加(2025年1月31日)


事例5:新築山門仮組見学オープンファクトリー(2024年6-7月)


業界の垣根を越え、社会を巻き込み伝統をつなぐ
建築業界内だけではなく、異業種の方々へ向けた伝統建築の魅力の発信や、就職を控える学生の方に向けたアドバイスなども積極的に行っています。
事例1:「SOCIAL INNOVATION Meetup TOKYO」に登壇(2025年3月17日)
東京・丸の内「Tokyo Innovation Base」にて開催されたイベント「SOCIAL INNOVATION Meetup TOKYO」(主催:京都市)に、ゲストの一人として匠弘堂代表の横川が登壇。「鎌倉時代の人間がつくった社寺建築を、これからデジタル技術と進化した機械だけでつくれてしまう世界が来ると思う。でも昔の人間にできたものが、未来の人間にはできなくなる世界が本当に私たちが見たい世界なのか」と問いかけました。

事例2:「京都市事業 学生×企業連携プロジェクト 成果報告会」にて、学生とのパネルディスカッションに登壇(2025年3月14日)
代表の横川が、京都市主催「京都市事業 学生×企業連携プロジェクト 成果報告会」にて、就職を控える大学生とパネルディスカッションを行い、「天職に巡り合うための転職。できないことに無理に時間を消費するよりも、向いている職業への手助けをする」という経営手法やマインドセットについてお話ししました。

代表取締役社長 横川メッセージ
匠弘堂が昨年2024年に掲げた夢は、”子供達が憧れる「日本一の宮大工」になる!”でした。
日本の伝統的な木造建築技術を次世代につなぐために、「宮大工」が、次世代を担う子供達が憧れる存在でなければならないと考え、これまで中学生以上を対象にしていた宮大工体験を、小学生以下にも対象を広げ、昨年は国内外中学から大学までの教育機関は15校14回の見学受け入れ、小学生向け・保育園向けイベント計3回を実現しました。
夢の実現に近道はありません。着実に一歩ずつ有言実行することで、夢に近づくことができると信じ、2025年は、私たち宮大工の仕事を通して「世の中を幸せにする」ことを目標に、本業である社寺建築の設計施工を通した社会貢献はもちろん、文化教育面での社会貢献に注力し、社員一丸となって邁進してまいります。

匠弘堂について
2001年創業。「宮大工として生きる」を企業理念に掲げ、宮大工による社寺建築の設計施工を行う会社です。社員13名の平均年齢は29歳。若い力で、故岡本棟梁より受け継いだ伝統的木造建築技術を駆使して、高い品質と大きな感動を届け、日本文化の伝承と発展に貢献します。
〜匠弘堂が大切にしていること〜
・品質力
「宮大工の仕事」であるという誇りと責任を持ちお客様の満足が得られる高い品質を提供します。
・人間力
常に「宮大工」という公人であることを自覚し心からものに感謝し人に感謝することで人間として成長し続けます。
・技術力
伝統技術に創意工夫を加えた「匠弘堂」にしかできない高い技術力で世の中になくてはならない「宮大工集団」を目指します。
【匠弘堂ウェブサイト】
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【お問い合わせ先】
有限会社 匠弘堂(しょうこうどう)
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電話番号:075-741-1888
担当者:富沢 真由(とみざわまゆ)
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