JPX総研の「取締役・監査役スキル情報」β版データ提供を、ひふみの生成AI技術が支援。上場企業約3,800社のガバナンス情報解析を実現

金融に特化したひふみの独自AIが、膨大な開示資料から取締役・監査役 約37,000名のスキル情報を類型化し、市場の透明性を担保する「客観的スキル指標」として構造化データを提供。企業統治の透明性を向上

ひふみ株式会社

JPX総研とひふみによる「取締役・監査役スキル情報」β版データ提供に関する取り組み

金融・証券・会計領域に特化したAIソリューションを手がけるひふみ株式会社(本社:東京都中央区、以下「ひふみ」)は、株式会社JPX総研(本社:東京都中央区、以下「JPX総研」)が2025年8月19日よりサンプル提供を開始した「取締役・監査役スキル情報」ベータ版のデータ作成を、独自の生成AI技術で支援いたしました。

東証の全上場企業約3,800社の膨大な開示資料から、取締役・監査役 約37,000名のスキル情報などを網羅的かつ迅速・高精度に抽出し、8つのカテゴリに類型化した比較可能な構造化データに変換。人手では時間とコストの面から困難だった専門領域の非構造化データの解析が、ひふみのAI技術により実現いたしました。

「取締役・監査役スキル情報」ベータ版 詳細(JPX総研サイト):

https://www.jpx.co.jp/corporate/news/news-releases/6020/20250819-01.html

背景:人手では困難だった「全上場企業のスキルマトリックス分析」

投資家や企業自身が、客観的なデータに基づき企業統治の状況を分析・比較したいというニーズは年々高まっています。しかし、全上場企業約3,800社の膨大な開示資料から、取締役・監査役のスキル情報などを網羅的に抽出し、比較可能な形式で構造化する作業は、人手では時間とコストの面から困難だったという大きな壁がありました。

JPX総研が市場参加者への情報提供を拡充するため、このデータ分析における課題の解決策を検討する中、ひふみは独自のAI技術を用いてこの課題解決を支援し、本年5月21日に公開された「東証上場会社コーポレート・ガバナンス白書2025」の分析用データ作成に貢献しました。

(※)2025年7月1日配信プレスリリース:

ひふみ株式会社、独自の生成AI技術で「東証上場会社コーポレート・ガバナンス白書2025」の作成を支援

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000127529.html

「取締役・監査役スキル情報」ベータ版のサンプル提供について

ひふみの独自のAI技術は、企業ごとに形式の異なる膨大な開示資料から、迅速かつ高精度にスキル情報を構造化することを可能にしました。従来、人手では膨大な工数がかかり事実上困難であった約3,800社分(取締役・監査役 約37,000名分)の解析作業を、独自のAI技術によって短時間で処理し、この技術的基盤の上で、JPX総研はまず「ベータ版」としてデータを公開し、市場参加者からのフィードバックを得ながらサービスを磨き上げるという、先進的な開発プロセスを実現しました。

  • 内容: 東証上場企業の取締役・監査役のスキル情報を8つのカテゴリ(例:経営、財務・会計・経営管理、IT・デジタル、サステナビリティ・ESGなど)に類型化したデータセット(ベータ版)

  • 目的: データ改善のためのヒアリングに協力いただける方への無償提供

  • 詳細・申込: https://www.jpx.co.jp/corporate/news/news-releases/6020/20250819-01.html

関係者コメント

株式会社JPX総研 執行役員(フロンティア戦略担当)
山藤 敦史氏のコメント

「我々の課題は、ガバナンス情報を単に分析することに留まらず、いかにして市場で活用可能な形で提供できるかという点にありました。ひふみ社のAI技術によってそのデータ基盤が整い、今回ベータ版として公開できることを嬉しく思います。今後は市場参加者の皆様からのフィードバックをいただきながら、企業と投資家の対話を支える新たな情報インフラとして、正式サービス化を目指してまいります。」

ひふみ株式会社 代表取締役 畠田拓のコメント

「私たちがAI技術で『見える化』を支援した膨大なデータが、今回『ベータ版』としてJ P X総研様から公開され、広く市場参加者の皆様の手に届くことを大変嬉しく思います。この取り組みが日本の企業統治に関する分析や議論の土台となり、金融分野の透明性向上に繋げていくことを期待しています。」

株式会社JPX総研(日本取引所グループ)について

株式会社JPX総研は、日本取引所グループにおいて、市場全体の機能強化及び効率化に繋がるマーケット・サービスの創造を追求することを目的に、取引所ではない子会社として新たに設立されました。

JPX総研では、データやテクノロジーを活用したデジタル事業やネットワーク事業の強化を進め、事業の多角化やサービスの高度化を推進します。

https://www.jpx.co.jp/corporate/about-jpx/profile/06.html

ひふみ株式会社について

ひふみ株式会社は、「人的資本」が企業価値創造の源泉であると捉えています。AI時代の経営戦略において、従来の会計では貸借対照表に載りにくかった「見えない資産」(人(ひと)のスキル、ノウハウなど)を、独自のAI技術で「見える化」し、経営戦略に活かす「人的資本経営」を支援しています。

金融・証券・会計領域における専門知識と、企業ごとに形式の異なる開示資料(非構造化データ)を解析する高度なAI技術を融合させ、これらを「AI BPA(AI Business Process Automation)」という独自の概念のもと、専門領域の業務プロセス全体を自動化するソリューションとして提供しています。

設立: 2020年

代表者: 代表取締役 畠田拓

所在地: 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 13F

スローガン: 「AIで人的資本を『見える化』し、経営を革新する」

URL: https://corp.hifu3.com

本件に関する問い合わせ先

ひふみ株式会社 広報担当:新井彩花

Email: pr@hifu3.com

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会社概要

URL
https://corp.hifu3.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 13階
電話番号
03-6387-9630
代表者名
畠田 拓
上場
未上場
資本金
200万円
設立
2020年11月