令和5年度ヘルスケア産業基盤高度化推進事業「認知症当事者参画型開発 実践企業」に選定
株式会社LIMNO(本社:鳥取県鳥取市、代表取締役社長:木村裕一)は、経済産業省 令和5年度ヘルスケア産業基盤高度化推進事業における「認知症当事者参画型開発 実践企業」に認定されました。
<URL>https://www.dementia-pr.com/
内閣府(※1)によると国内の認知症患者数は、2025年には700万人(65歳以上の高齢者の7人に1人が発症)に達する見込みとされ、国の認知症施策推進大綱においては、認知症の発症を遅らせ、認知症になっても希望を持って日常生活を過ごせる社会を目指し、「共生」と「予防」を両輪として施策を推進することを基本的な考え方としています。また、本年6月に成立した「認知症基本法」においては、「認知症の人にとって利用しやすい製品およびサービスの開発および普及の促進に関する民間の取組み」について言及されています。
※1 内閣府 平成29年度高齢社会白書
■誰もが、自分の意志で、自分らしく、ときめいて生きることを当社ソリューションでご支援
私たちは、当社経営理念「ひとりひとりにどこまでも寄り添い ときめく未来をデザインします」を体現するため、当社構内に昨年6月に開設した「V.co-Lab※2」において、地域、学校、行政、団体、企業との共生・共育・共創活動に取り組み、現在までに延べ3,831名の皆さまに利用いただいています。
上写真 : V.co-Lab全景、下写真 : 認知症ご本人ミーティングの様子
※2 ビジョナリーコラボレーションセンター https://www.limno.co.jp/vcolab/
昨年6月からは、鳥取市中央包括支援センターのご支援のもと、鳥取市を中心に活動されている認知症ご本人ミーティングの皆さまとも、「日常生活でのお困りごと」や「当社タブレットやセンサーなどのICT/IoTを活用したサポートの可能性」などについて、意見交換を重ねて参りました。
そのご意見を当社にて発売中の「LIMNO Tab Funity」に搭載のアプリケーションに活かして、認知症の方向けタブレットソリューションを開発しておりましたが、今般、その内容を評価いただき、「認知症当事者参画型開発 実践企業」に選定されたものです。
[寄せられたお困りごと]
●大事にしまったモノが見つからない
● 薬を服薬したかどうか忘れてしまう
●鍵を締めたかどうか気になって、やがて外出がおっくうになる
●外出先で迷子になる など
■認知症の方 向け 当社タブレットソリューション「ヘルプタブレット」(仮称)
搭載予定の主な機能:
● ICタグ、センサー、デジタル機器とタブレットの組み合わせによる、「大事なモノの場所をお知らせ」「外出先からの鍵開閉状態確認、鍵ロック」「自宅までの経路お知らせ」「服薬の予定、飲み忘れお知らせ」
● タブレットと専用デジタルペンを使った描画による、進行抑制やリハビリ効果(株式会社 芸術造形研究所の美術療法を当社タブレットに搭載予定)
● MDM(※3)による遠隔操作などで、タブレットに不慣れな方も安心して利用可能
● 利用履歴などのデータを基に進行度合いを把握し、支援者へ共有し、進行抑制やサポート充実へ活用も
※3 Mobile Device Management = 端末・アプリの一括管理・遠隔管理、端末紛失・盗難対策など
■認知症の方を支援するためのエコシステム
この度の「認知症当事者参画型開発実践企業」への選定を受け、今後も、認知症の方々との対話を通じて、お困りごとを、深く、広く伺いながら、その解決支援の1つとして当社ヘルプタブレットをご提案し、「こうしたらいいな」「こんな機能があったらいいな」をお聞きしながら、早期の社会実装を目指し、より皆さまに使っていただきやすい製品・サービスへとブラッシュアップして参ります。
[予定] 本年11月14日(実施済)および来年1月 ご本人対話、 3月 事業完了
その際、「認知症の方の、自分のご意志で自分らしく生きる」の趣旨に賛同いただける皆さまとのパートナーシップによって、より実現性・可用性・持続可能性の高い、価値ある製品・サービスとして参ります。
【会社概要】
名 称:株式会社LIMNO
所在地:〒680-8634 鳥取県鳥取市立川町7丁目101番地
代表者:代表取締役社長 木村 裕一
【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
株式会社LIMNO 経営企画部
メールアドレス: otoiawase1@limno.co.jp
電話: 0857-21-2047
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