オールインワンAI編集アシスタントStoryHub、シリーズAラウンドで累計2.5億円調達。「価値あるストーリーを共創するハブ」実現のためサービスを強化
Spiral Capital、ジェネシア・ベンチャーズ、noteなどがラウンドに参画

StoryHub株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:田島 将太、以下、当社)は、Spiral Capitalおよびジェネシア・ベンチャーズを共同リード投資家とし、note株式会社を含む3社を引受先とする第三者割当増資を実施し、シリーズAラウンドで2.2億円の資金調達を完了しました。なお、エンジェル投資家を引受先としたプレシリーズAラウンドを含めた累計調達額は2.5億円となります。
■ 調達の背景
WebサイトやSNSなどを活用し、誰もが情報発信を行えるようになりました。日経BPコンサルティングの調査(※1)によると、企業の情報発信のため、3人に1人がコンテンツ制作を経験するようになったとも言われています。しかし、発信環境が整った一方で、良質なコンテンツを継続的に届けることは依然として大きな課題です。宣伝会議の調査(※2)によると、広報、オウンドメディアの担当者の4〜5割が「制作の効率化」「コンテンツ制作の人材不足」「コンテンツの質」を課題としてあげています。スマートフォンの普及等により配信面が多様化する中、必要な情報を、必要な場所で、必要な人に継続して届けていくのは負担も大きいのが現状です。
また、二次情報の入手がしやすくなったことで、いわゆる「こたつ記事」(独自の調査や取材を行わず、テレビ番組やSNS上の情報などのみで構成される記事)も作りやすくなりました。これによりコンテンツの均質化が起こり、情報のユニークさが失われる懸念もあります。
「価値あるストーリーを共創するハブになる」をミッションに掲げる当社は、良質なコンテンツ制作には人間の創造性が必要不可欠だという考えのもと、「AIに全てを丸投げせず、アシスタントとして活用する」というコンセプトでプロダクトを提供。テレビ局、新聞社、出版社、企業のオウンドメディアを中心に80社以上に導入いただいています。
このたびの調達を機に開発・サービスと採用の強化を進めることで、人間の可能性・創造性を拡張し良質なストーリーを豊富に生み出すプラットフォームとして進化させていく予定です。
(※1)2024年3月調査。https://consult.nikkeibp.co.jp/ccl/atcl/20240627_1/
(※2)2024年5月調査。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000541.000002888.html
■ 調達資金の使途と今後の展望
今回調達した資金は、以下の取り組みに活用します。
① プロダクト・サービスの強化
「StoryHub」機能拡充によるコンテンツをつくるバリューチェーンの拡大
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高度な編集機能:AI生成記事の編集体験を大幅に向上し、ラストワンマイルの品質向上を支援。
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リファレンス機能:より精度の高いファクトチェックを一画面で表示し、校閲作業をサポート。
コンサルティング・BPO事業の展開
メディア業界のみならず、企業のオウンドメディアや広報、PR、IR、出版領域などに向けて、良質なコンテンツ制作を支援するサービスを提供します。AIとプロの編集者が連携して記事制作のサポートを行う執筆プランの開発を進めています。第一弾として、IR体制の整備対応を見据えた企業IR活動の情報発信プランの開発にnote社と取り組んでいます。
0から1を生む支援。良質な一次情報を生み出す「StoryHubインタビュー(仮)」の開発
人への取材やヒアリングを支援し、まだ形になっていない一次情報を「誰でも、簡単に」引き出すことができるインタビュー支援サービスの開発を予定しています。

② 組織体制の拡充・採用強化
「StoryHub」発の価値あるコンテンツをより多く届けるため、エンジニア・ビジネスサイド双方の採用を加速します。
◼︎採用ページ:https://storyhub.jp/recruit
◼︎CEO田島からのコメント:https://note.com/shota_tjm/n/n39ec2b79dd82

■ 資金調達の概要
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調達金額:累計2.5億円
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調達方法:第三者割当増資
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引受先:
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シリーズA:
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Spiral Capital, ジェネシア・ベンチャーズ, note株式会社
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プレシリーズA:
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SEVENRICH GROUP代表 服部 峻介氏, 株式会社バスキュール代表 朴 正義氏, 株式会社サニーサイドアップグループ代表 次原 悦子氏, Los Angeles Angels 菊池 雄星氏, エンジェル投資家 川崎裕一氏, モノカブ創業者 濱田 航平氏,株式会社シンクロ,株式会社本郷スタートアップス 代表 田中 穣二郎氏,コノウェイ株式会社代表 久野 和禎氏
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■ 投資家からのコメント

Spiral Capital Principal 直井 聡友氏
この度共同リード投資をさせていただくことになり大変嬉しく思っております。皆さんは、「AIでいいじゃん」という主張に反論できますか?。生成AIのパラダイムシフトにより、そんな問いと本気で向き合う必要があると日々感じることが増えました。正直、私自身がそう聞かれたらウっと答えに窮してしまうことばかりです。でもだからこそ、社会における存在意義を個として訴求・発信することの重要性が益々高まる時代に突入したとも考えます。StoryHubは単なるAIエージェントではなく、ヒューマンインザループを意識して、一次情報という“人間らしさ”にフォーカスしてプロダクトを設計している点に魅力を感じました。まさに、生成AI時代に“個の発信”を支援するツールです。最近、米HubSpot社(CRMツール大手)のヤミニ・ランガンCEOが面白い発言をされている記事を目にしました。グーグル検索やSEOの終焉。AIに自社の情報を見つけてもらうAIO(AI最適化)。AIに“拾ってもらう”ために、質の高い回答となるコンテンツの発信が重要になる。StoryHubが、こうしたAI時代のコンテンツ作成の伝道師となることを心から期待しております。

ジェネシア・ベンチャーズ Principal 河野 優人氏
AIが文章や動画を無尽蔵に量産する時代だからこそ、一次情報と体温を帯びたストーリーは希少資源として価値を高めていくと確信しています。
近所のレストランの創業秘話、旅先の神社に伝わる言い伝え、憧れのブランドの哲学、トップアスリートの葛藤。ストーリーは日常に彩りを添え、ときに人生を一変させる力を持っています。私自身も歴史上の人々の偉業に奮い立ち、起業家・クリエイター・アスリートの言葉に胸を打たれ、仲間の挑戦に背中を押されて、ストーリーの連鎖で価値観を育み、いまはVCとして挑戦しています。
StoryHubは最先端のAI技術とメディア知見を融合させ、企画・取材・編集・レビューを飛躍的に加速。想いある人々が高品質なストーリーを届けるためのインフラを構築しています。
世界にはまだ言葉にならない想いが無数に眠っています。StoryHubはコンテンツクリエイターとともに、起業家、アーティスト、アスリートをはじめとするすべての人々の"声なき声"を丁寧にすくい上げ、世界へ届ける。
そんな未来の実現に向けて、私たちも全力で伴走してまいります!

note株式会社 代表取締役CEO 加藤 貞顕氏
生成AIが急速に普及するなか、コンテンツの均質化が進むことへの懸念が強まっていますが、私が長年編集に携わってきた経験から強く感じているのは、人の心を動かすのは作り手の独自の視点や想いから生まれる「生きた言葉」である、ということです。こうした言葉こそが、真に価値あるストーリーを生み出すと信じています。
StoryHubは、AIを単なる自動化ツールとしてではなく、人間の創造性を拡張する「アシスタント」として活用するという、明確な哲学を持っています。私たちnoteも同じ哲学のもとクリエイターをサポートしており、この考え方に強く共感しています。彼らのこのアプローチによって、クリエイターや企業は今まで手間がかかっていた作業から解放され、企画や表現といったクリエイティブが求められる部分に集中できるようになることでしょう。
StoryHubの発展により、より多くの人の伝えたい想いが届く世界になることを願っています。

SEVENRICH GROUP 代表 服部 峻介氏
StoryHubの構想を初めて伺った時、AIの力を使って魅力的なコンテンツを素早く世の中に届けていきたいという、二人の想いと世界観にとても共感しました。
何より、創業者お二人の誠実な人柄と行動力。二人の魅力に惹かれて、多彩で才能あふれる素晴らしい仲間たちが集まってくると確信しています。今回、その輪に株主として加われたことを心から誇らしく思います。
この事業は、特に情報発信に課題を抱える地方のメディアや企業にとっての、次の時代の基盤になると強く信じています。
セブンリッチグループも「世の中のしあわせの総量を増やす」理念の下、場所や領域を越えて伴走し、豊かなコミュニケーションがあふれる未来の「物語」を彼らと共に作ってまいります。

株式会社バスキュール 代表取締役 朴 正義氏
StoryHubの取り組みには、ずっと言葉にならずにいた想いや体験が、誰かの手で丁寧にすくい上げられていく感覚があります。スキルや経験が足りないと伝えることを諦めてきた人たちが、自分の物語を語れるようになる。単に便利とか効率の話ではなくて、世界が豊かになる話だと思うのです。
ボクらもずっと、テクノロジーとクリエイティブの力で、もっと多くの人が創造に関われる世界をつくろうとしてきました。その意味でStoryHubは、同じ未来を目指す仲間です。彼らの描く物語に関われたことを嬉しく思っています。

株式会社サニーサイドアップグループ代表 次原 悦子氏
これからStoryHubの挑戦の旅にご一緒できることを、嬉しく思っております。
コミュニケーションの仕事に携わる私たちにとって、AIは「取って代わるもの」ではなく、創造性を引き出すための「大切なパートナー」です。
特に、発想力や文脈理解が求められる領域では、人の感性とAIの技術が融合することで、より高品質で効率的なアウトプットが生まれます。人の直感やひらめきを尊重しながら、編集作業を劇的に効率化することで作業に追われるのではなく、「人にしかできないこと」に集中出来る大切な時間を、再び私達は取り戻せるはずです。
この素晴らしいサービスが、広報・広告・出版などあらゆる分野に広がり、業界全体の進化を後押ししてくれることを期待しています。
Let's enjoy our journey together.

Los Angeles Angels 菊池 雄星氏
StoryHubと出会って、文章を書くのがますます好きになりました。もともと書くことは大好きなのですが、長時間パソコンに向かってしまうと首や背中がこわばってしまい、野球にマイナスの影響が出始めます。今ではStoryHubのおかげで、体の負担を減らしながらも考えていた文章を紡ぎ出すことができて、とても助かっています。StoryHubがますます発展していくことを応援しています。

エンジェル投資家 川崎 裕一氏
CGMの黎明期からスマートニュースでのメディアエコシステム構築まで、私は一貫して「価値ある情報がどう生まれ、届き、ビジネスになるか」を追求してきました。その結論は、「発信の本質は技術ではなく、個人の意志と熱量である」ということです。StoryHubの真価は、その意志の源泉である一次情報や主観といった“人間の文脈”を抽出し、伝わる言葉へと昇華させる設計思想にあります。生成AIによって情報が大量消費される時代だからこそ、「誰が、なぜ語るのか」というストーリーそのものにこそ、本質的な価値が宿ります。StoryHubは、個の表現を支える次世代のコンテンツインフラとして、AI時代の情報流通の“質”を根本から塗り替える。その未来を確信し、彼らの挑戦を全力で応援します。

株式会社モノカブ 創業者 濱田 航平氏
ファウンダーの一人が偶然にも同じ高校の出身だったことがきっかけでしたが、実際に話してみると、プロダクトへの向き合い方、思考の深さ、行動力の速さ、そして何よりも強いチーム構成に惹かれました。
StoryHubの魅力は、AIと編集の融合を「技術のための技術」ではなく、「人が本来の価値に集中できる環境づくり」として捉えていることにあります。この視点を持つスタートアップは、決して多くありません。
もし今、スタートアップでの挑戦を考えているなら、StoryHubはカルチャーと成長の両方を兼ね備えた、数少ない会社だと思います。

株式会社シンクロ 代表取締役社長 西井 敏恭氏
デジタル時代のマーケティングは、プラットフォームの多様化やアルゴリズムの変化などにより複雑化しています。私が代表を務めるシンクロでは、顧客起点のマーケティング支援や、旅・観光・地域活性支援に取り組んでいますが、魅力的な商品や観光資源があっても、それを伝えるためのコミュニケーションが課題となるケースが少なくありません。
AIが普及するこれからの時代、StoryHubが提供する「AI×専門性の高いコンテンツ生成」は、まさにそのパラダイムシフトの中心に位置します。
人間の創造性を活かしつつ、AIを単なる自動化ツールではなく補助として活用するというコンセプトにより、一次情報を持ちながら発信が苦手な方でも、自身の価値ある情報を効果的に届けられるようになると期待しています。
StoryHubのサービスを通じて、「本当に良いもの」が正しく伝わり、埋もれることなく評価され、必要な人に届く世界を実現できると確信しています。

株式会社本郷スタートアップス 代表取締役社長 田中 穣二郎氏
StoryHubの今回の大型増資は、メディア業界の構造変革を象徴する重要な一歩と捉えています。AIが普及する現在、ネット上の一般的な情報は誰でもアクセス可能となりました。この環境下で各メディアの真の価値は、現場で直接取材した独自情報と視点にこそあります。田島代表が目指す「価値あるストーリーを共創するハブ」というビジョンは、この本質を捉えた戦略です。
私が新聞・出版等メディア業界の新規事業支援を通じて実感するのは、少ない人員ながら獲得してきた独自の取材データ・視点こそが競争力であり、その処理効率・マネタイズこそが各社の存続を左右するということです。StoryHubのAI編集アシスタントは、記者が本来注力すべき企画立案や現場取材、最終確認に集中できる環境を提供し、限られたリソースでも独自性の高いコンテンツ制作を可能にします。また、StoryHubの価値・ビジネスモデルは従来のメディア領域を超えて拡がります。ECサイトの魅力的な商品概要やコンテンツ制作、企業の広報PR、書籍出版と広報など、幅広い分野での活用が期待されます。私自身、100万世帯を超える子育て層の大規模データ基盤を構築した経験から、効率的なコンテンツ制作こそが新たなビジネスモデル創出の基盤技術になると確信しています。
今回の資金調達により、StoryHubがメディアから事業会社まで幅広く普及し、日本のコンテンツ産業全体の競争力向上と持続可能性確保に貢献することを期待しています。

コノウェイ株式会社 代表取締役社長 久野 和禎氏
StoryHubを上手に活用できると、執筆者の才能を存分に生かした形で安定した水準の文章を短時間で仕上げることができます。メディアはもちろん、個人も発信する機会が増えている現代においてはとても強力なツールだと思います。事業立ち上げの際には様々な苦労がありますが、一歩ずつ歩みを重ねているチームの皆さんを心から応援しています。
■ オールインワンAI編集アシスタント「StoryHub」とは
「StoryHub」は、高品質なコンテンツを低コスト・効率的に制作できるオールインワンAI編集アシスタントです。特許も取得した制作の全工程を支援する機能により、これから情報発信したい方でも安心して高品質なコンテンツ制作が可能です。

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サービス名:StoryHub(ストーリーハブ)※2025年3月に「apnea(アプネア)」から名称変更
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特許番号:第7685132号(登録日:2025年5月21日)
■ 会社概要
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会社名:StoryHub株式会社(旧:ストリーツ株式会社、2025年3月に社名変更)
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代表取締役CEO:田島 将太
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設立:2022年4月
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所在地:東京都千代田区有楽町1丁目2-2 東宝日比谷ビル 9F
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企業サイト:https://storyhub.jp/
<本件に関するお問い合わせ>
StoryHub株式会社 広報・PR担当
メール:info@storyhub.jp
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