コニカミノルタQOLソリューションズとシューペルブリアン、見守り・介護業務支援サービス「HitomeQ ケアサポート」を介護DXで“未来の介護を創る”複合型老人ホーム「スープ矢野」へ導入
データを活用したオペレーションモデルの構築と実装
コニカミノルタQOLソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:野田 篤広、以下 コニカミノルタQOLソリューションズ)とシューペルブリアン株式会社(本社:広島県広島市、代表取締役 :木下 昌幸、以下 シューペルブリアン)は、コニカミノルタQOLソリューションズの見守り・介護業務支援サービス「HitomeQ(ひとめく) ケアサポート」を、シューペルブリアンが2025年5月に新規開設する住宅型有料老人ホームを軸とした複合型老人ホーム「スープ矢野」へ導入することをお知らせします。
今後両社は、入居者様の自分らしさを尊重する生活を実現するため、データを活用した効果的かつ効率的な介護オペレーションモデルを構築し、介護現場へと実装していきます。これにより、介護サービスのDXを加速させ、現場の生産性向上や人材不足解決へ貢献していきます。
【導入の背景とねらい】
日本は超高齢社会を迎え、介護業界における人材不足が喫緊の課題となっています。こうした状況の中、介護サービスのDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が求められています。しかしながら、現場に即したデータ活用は十分に進んでおらず、多くの業務で人的・時間的負荷がかかっている状況です。そのため、データを蓄積・分析した上で、効率的なケアを行う介護オペレーションモデルの構築がますます重要になっています。
コニカミノルタQOLソリューションズの「HitomeQ ケアサポート」は、コニカミノルタ独自の画像センシング技術とAIを搭載した行動分析センサーを活用し、入居者様の居室内での行動データを記録及び蓄積することで、介護職員への通知や入居者様の行動特性の可視化を行います。 これにより、データに基づいた介護業務支援を実現し、介護施設全体のDXを支援しています。
シューペルブリアンは、最高の品質を目指した介護オペレーションの構築・改善に関する豊富なノウハウを強みとしています。
このたびの「スープ矢野」への導入により、行動分析センサーを活用して入居者様の行動や生活リズムデータ取得し、業務支援につながる情報としてケアマネージャーや介護士、看護師などのステークホルダーに共有します。さらに、ステークホルダーからのフィードバックをもとに、「HitomeQ ケアサポート」の最も効果的かつ効率的な運用モデルを構築します。これにより、データに基づく介護オペレーションモデルを確立し、入居者様一人ひとりの生活に寄り添った質の高い介護サービスの実現を目指します。
【両社が提供する価値】
1. データ活用した介護オペレーションモデルの構築
「HitomeQ ケアサポート」で取得できるデータを軸に、入居者様の状態と提供サービスの内容、それに伴う入居者様の状態変化を客観的に評価し、「介護品質の可視化」を実現します。評価結果をもとに、入居者様一人ひとりに最適なケアを提供することで、継続的なサービスの質の向上を図ります。例えば、入居者様の歩行速度や活動量を指標化し、ADL*1(Activities of Daily Living:日常生活動作)を把握します。このデータをケアマネージャーや訪問介護士、訪問看護師と共有することで、適切なタイミングで必要なサービスが提供できます。継続的に利用者様の状態を把握することで、提供サービスの効果を評価でき、ADLの維持や改善につなげることができます。本取り組みは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和6年度「ロボット介護機器開発等推進事業(開発補助・海外展開)」に採択されており、より実践的な介護オペレーションモデルの確立に向け、推進していきます。
2. 介護業界におけるデータ活用の加速
「スープ矢野」で得られた成果をもとに、住宅型有料老人ホームをはじめとする様々な介護に応用できるデータ活用を前提としたオペレーション手法やセンサーデータの適用方法を確立します。また「スープ矢野」は、「HitomeQ ケアサポート」を活用した介護業界のDXをリードするモデル施設とし、業界関係者の施設見学を受け入れます。さらに施設職員の人材交流を通し、テクノロジーを活用できる介護デジタル中核人材の育成に取り組み、他施設へのオペレーションの導入を支援していきます。これにより、データを活用した介護オペレーションの普及と業界全体のDX推進に貢献します。
【今後の展開】
シューペルブリアンは、今回得た介護オペレーションのノウハウを基に、具体的な事例や導入モデルのブラッシュアップを進め、業界内での成功事例を積極的に発信してまいります。これにより、介護現場の効率化とサービス品質の向上を実現し、介護業界全体のDXをさらに加速させる所存です。
また、コニカミノルタQOLソリューションズは、この好事例を活かし、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅等に対し、データ活用による業務効率化や経営安定化へのさらなる貢献を目指します。
◆複合型老人ホーム「スープ矢野」について

住宅型有料老人ホーム・定期巡回随時対応型訪問介護看護・訪問看護・就労継続支援B型という4つの事業を運営する複合型老人ホームです。それぞれの事業が独立して運営されるわけではなく、一つの組織として共通のゴールであるケア品質の高みを目指しています。最先端のデジタルツールを活用し、未来の介護の姿を創るための新設老人ホームです。
◆HitomeQ ケアサポートについて

「HitomeQ ケアサポート」は、居室の天井に設置した行動分析センサーにより、入居者様の行動パターンや生活リズムを解析する見守り・介護業務支援サービスです。直上からの俯瞰映像を基に、介護スタッフのスマートフォンに映像で通知すると共に、入居者様の行動を分析し、小さな変化を捉えることで、適切なケアの提供を支援します。また、AI行動認識技術を活用し、24時間の歩行速度や活動量といった行動指標を日常的かつ連続的に蓄積します。さらに、ベッド周りの姿勢推移を分析し、歩行や移乗などの身体機能アセスメントを自動化することで、介護計画の精度を向上させます。これらのデータを活用し、入居者様の状態に合わせた介護計画を設計することで、ケア品質の向上と業務効率化の両立を実現しています。
<サービスの特長>
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映像で状態を確認し、入居者様の安全と安心
入居者様の注意行動があった際に、手元のスマートフォンで居室内での様子が映像で分かるため、効率的な駆け付けや転倒事故の防止をご支援します。また、転倒事故発生時や状態に変化があった際の家族説明等を、明確に行えます。 -
入居者様の状態を蓄積し、ケアに活用
居室内での入居者様の睡眠や生活リズム、身体機能の変化等を蓄積したデータを分析し、入居者様様一人一人にあったケアが提供できます。ショートステイなどでは、ケアマネージャーから家族への情報共有に活用できます。 -
導入しやすいサブスク料金と長く手厚いサポート
施設の状況に合わせて、床数や必要な見守り・データ分析機能を選択でき、初期費用が不要のサブスクリプション形式で導入できます。また、導入前から定着後も手厚いサポートで、継続的にケア品質の向上や業務効率化を支援しています。
【出展概要】
3/18-19で開催されますCareTEXOne広島に出展を予定しております。
日時:2025年3月18日(火)・19日(水)9:30~17:00
場所:広島産業会館 西展示館 第1・2展示場
小間位置:
・コニカミノルタQOLソリューションズ 小間番号 2-14
・シューペルブリアン 小間番号 2-18
*1 ADL:Activities of Daily Livingの略。最低限の日常生活が自力でどの程度おこなえるかを示すもので、寝返り、起き上がり、更衣、食事、排尿、排便、入浴、移動、階段昇降などの動作のこと。
【お客様のお問い合わせ先】
QOLソリューションズ E-mail:hitomeq-info@konicaminolta.com
URL https://hitomeq.konicaminolta.com
シューペルブリアン E-mail:pr@s-brillant.co.jp、TEL:082-962-3100(代表)
【報道関係お問い合わせ先】
コニカミノルタQOLソリューションズ株式会社
E-mail hitomeq-info@konicaminolta.com
シューペルブリアン株式会社
TEL:082-962-3100(代表) E-mail:pr@s-brillant.co.jp
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