アンティークと未来をつなぐ:SDGs時代のサステナブルな家具選び
創業1903年老舗家具屋4代目の新たな挑戦。30年後、日本人の10人に1人がアンティーク家具を使っている文化を作る。
創業121年の歴史と伝統を持つ水野商品館株式会社
アンティークショップ「ハンドル」(https://handle-marche.com)を運営する水野商品館株式会社は1903年(明治36年)、ライト兄弟が世界で初めて飛行機で空を飛んだ年に古道具屋として誕生しました。
現在は、フランスやイギリスから買い付けたアンティーク家具の通販を中心に、毎日を楽しく過ごせるインテリア雑貨や照明器具などを販売しています。
創業121年を誇る老舗家具店として、アンティーク家具や雑貨の通販サイトで、これまでに30万点以上の配送実績を持ち、ネットショップコンテスト北陸初代グランプリを受賞するなど、信頼と実績を築いてきました。
私たちはアンティーク家具EC販売でトップクラスのシェアを誇り、また、家具店としてはめずらしくスタッフのほとんどが女性であることが特徴です。
ハンドルのビジョン:「1 to 10」プロジェクト
ハンドルのビジョン「1 to 10」プロジェクトでは、「30年後、日本の10人に1人が、アンティーク家具を使っている文化をつくる」という目標を掲げています。
家具店の4代目として、末っ子長男、姉3人の中で育った私は、子どもの頃、フローリングの子ども部屋に憧れを抱いていました。
当時、畳ではなくフローリングの部屋を持つ子どもはクラスでわずか2、3人。でも、今では新築される家のほとんどがフローリングになり、子ども部屋も当たり前にフローリングになっています。
これと同じように、30年後の日本では古いものを大切にし、アンティーク家具を使うことが当たり前になる文化を創りたいと考え、10年間活動を行ってきました。残り20年で目標を達成したいと思っています。
ヨーロッパの古き良き文化を日本へ
ヨーロッパでは「古い物を大切にする文化」が根付いています。自宅でアンティークの家具や雑貨、照明を修復しながら使うことは当たり前。アンティークマーケットや蚤の市で古くなって使わなくなったものを次の人に譲り、使い続けていくという文化があります。
しかし、残念ながら現在の日本は、特に家具選びに関しては、まだまだ使い捨ての文化が主流なので、アンティーク家具を使うという習慣を知っている人はほとんどいないのが現状です。
私たちハンドルは、ヨーロッパのように良質な素材で作られた古いアンティーク家具を大切にし、使い続ける文化を日本でつくり、定着させたいと考えています。
サステナブルな未来への取り組み
近年、ファストファッション業界では、安価な衣料品を大量生産するビジネスモデルが広く行われてきましたが、この過程で売れ残った商品の大量廃棄や環境破壊の問題が深刻化しています。
持続可能な社会を目指す上で、このような廃棄問題は避けて通れません。同様に、家具・インテリア業界もこの課題に真剣に取り組む必要があります。
私たちハンドルは、持続可能な社会の実現に向け、アンティーク家具の魅力を発信し続けます。
歴史のある装飾やデザインを、熟練の家具職人が手作業で一つ一つ丁寧に造ったアンティーク家具は、今では手に入れることが出来ない高品質な木材を用いているため、耐久性が高く、また、現代のように化学的なものではなく自然素材を使った塗装が行われているため、何度でも修復することが可能です。
自然素材を使っているため、環境への負荷もないアンティーク家具と一緒に、サステナブルな未来を共に築いていきましょう。
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