常設美術館のお知らせ/アジアのコレクターの方々によって、個展「新しい海」(東京都現代美術館)が発展し、寒川裕人/ユージーン・スタジオの作品の常設美術館が、現地運営組織によりバリの世界遺産の麓で建設

約1haの敷地に合計約3000平米の美術館「Emme」は、2026年度に建築完成予定です。まずはスタジオより、作品を常設として未来の世代に残したいとご提案、ご尽力下さった方々に深く御礼申し上げます。

ザ・ユージーン・スタジオ株式会社

Official Announcement

*2026年6月 最新情報に更新致しました。

この度、アジアとASEAN地域、インドネシアに縁のあるコレクターの方々によって、東京都現代美術館の個展「新しい海 After the rainbow」(2021-22)が契機となり、寒川裕人/ユージーン・スタジオの作品を恒久的に展示する常設美術館へと発展し、バリの世界遺産一帯の麓にて、現地運営組織により現在建設が進められています。

まずはスタジオより、私どもの想像を遥かに超え、作品を未来の世代に残したいとご提案くださり、ご尽力下さった方々に御礼申し上げます。このようなご提案を頂いたことを大変光栄に思うと同時に、この美術館が地域全域や次世代へ捧げられるものとなることを願っています。

本美術館は、インドネシアの公益財団法人Yayasan Emmerald for Earthおよび現地法人によって建設・運営されています。両組織は、美術館を独自に運営・管理するとともに、開発、法務、広報、採用を担います。寒川裕人 / ユージーン・スタジオは作品を担当し、また美術館のコンセプト形成と建築に関する対話に参加しています。また、美術館周囲は重点開発区域として、現地および多国籍のチーム、地域の官公庁によって支えられています。

本館建築はインドネシアを代表する建築家アンドラ・マティンが設計。寒川裕人との対話を経て設計され、美術館は休耕田に作られ、既存の樹木を残しながら太陽の角度に合わせて設計されるなど、建築とランドスケープが既存の植生と敷地の自然条件に合わせて計画されています。建築は順調に進んでおり、完成は2026年度と予定されております。

緑豊かな敷地では、隣接する教育機関との取り組みなど多様な活動が行われており、施設の収益の一部が環境保全活動や教育支援へと還元される予定です。(本常設美術館は約1haの敷地に合計約3000平米超の施設となります。)

© Andra Matin © Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO © Emme

(下記、美術館公式webサイトより引用)

“海と緑に囲まれた1haの敷地に広がる美術館の建築のパートには、イスラム圏の建築における最高賞のひとつとされるアガ・カーン建築賞やヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展特別賞を受賞し、インドネシアを代表する建築家アンドラ・マティン(Andra Matin)が設計を担当しています。

またミュージアム・コミュニケーション・マネジメントパートは、グッゲンハイム・ビルバオやV&Aをはじめとする世界の数多くの美術施設を担う英国のチームが担当します。 先駆けて2024年5月末にはインドネシアにて美術館より計画が発表され、本国では様々な媒体に掲載されました。また英 Financial Times 本紙や仏 Le Quotidien de l’Art 本紙のほか、香港やフィリピンなどでも取り上げられ、自然と作品、建築、コミュニティが一体化する新しい美術館のあり方が注目されています。"

基本情報 / Key Facts

美術館名:Emme

(仮称「Eugene Museum in Bali」)

種類:常設美術館

所在地:インドネシア・バリ島

設立・運営:インドネシアの公益財団法人であるYayasan Emmerald for Earth、および現地法人Desa Emmeraldによって設立・運営されています。公益財団法人を通じて、美術館収益の一部は環境保全活動および教育プログラムの支援に活用される予定です。

沿革:本プロジェクトは、東京都現代美術館での個展「ユージーン・スタジオ 新しい海/After the Rainbow」(東京都現代美術館、2021–22)を契機に、アジア、ASEAN、インドネシアにゆかりのあるコレクターの方々の提案、尽力によって始まり、展覧会や作品で見たものを未来の世代へ継承したいという想いから、既存の樹木伐採を避け、休耕田であった土地を活用して美術館の建設に向けた歩みを進めました。現在、コレクターの方々や地域の方々と深いつながりを持つバリ島のユネスコ世界遺産文化的景観エリアの麓に位置する、緑豊かな環境の中に建設されています。

建築完成予定:2026年

建築家:Andra Matin

*Emmeのスタッフの募集が現地運営組織により開始されています。

採用情報の詳細に関しましては、美術館への直接のお問い合わせや、インドネシア労働省の求人情報などのプラットフォームをご確認ください。採用活動を含む運営全般は、Emmeのインドネシア現地運営組織および公益財団法人が独自に実施しております。ユージーン・スタジオは美術館の採用、所有等運営は担っておりませんが、Emmeへ関心を頂いている皆さまに心より感謝申し上げます。

詳細は美術館の公式webサイト(英語/インドネシア語 *外部サイトへ移動します。)をご覧ください。

Initial sketch of the architecture viewed from the land side.© Andra Matin © Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO © Emme
Initial sketch of the museum Final form, (CG) © Andra Matin © Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO © Emme

先駆けて2024年5月末に、美術館よりインドネシアにて計画が発表されました。

Financial Times (フィナンシャル・タイムズ/イギリス、本紙より引用)

“アンドラ・マティンが設計した広さ3,000平方メートルのユージーン・ミュージアムには、現代アーティスト、寒川裕人(1989年生まれ)の常設作品が15点以上展示される。これらは絵画から大型のインスタレーションまで多岐にわたる。寒川裕人は、従来のギャラリーに所属しなくとも、2021年に東京都現代美術館で最年少で個展を行ったアーティストである。”

Rumahjurnalis.com (インドネシア、webより引用、機械翻訳)

バリ島に当館を設立するというアイデアは、2021~2022年に東京現代美術館で開催された寒川裕人の個展『新しい海:After the Rainbow』の成功を受けて浮上した。新型コロナウイルス感染症の影響下での開催となったが、連日長蛇の列ができるなど大きな注目を集めた。この展覧会の成功は、インドネシアを含む国際社会からの広範な支持を生み出し、バリ島に寒川裕人の作品に捧げる常設美術館を創設するというアイデアにつながりました。

この美術館には、「Goldrain」、「海庭」などの有名なインスタレーションや、これまでの国際展で来場者を驚かせたいくつかの大きな光り輝く絵画など、寒川の記念碑的な作品が展示されます。ユージーンは、愛、光、影、人間と自然の関係など、実存的なテーマを探求することで知られています。彼の作品はスケールが大きいことが多く、訪問者に現代生活の複雑さを熟考させるような没入型の体験を生み出すでしょう。

Le Quotidien de l’Art(フランス、本紙より引用)

“インドネシア南部のバリ島に新しい私立美術館がオープンする予定だ。ユージーン・ミュージアムは、1989年にニュージャージーで生まれた日本人アーティストの名を冠している。”(本誌より)

Art+ Magazine(フィリピン、webより

"バリにある常設美術館は、アメリカ生まれの日本人アーティストによって、従来の巡回美術展の枠組みを超越したものになります。

寒川裕人は、日本で最も知られる現代美術館のひとつである東京都現代美術館での個展で特に知られており、同館で最年少で個展を開いた記録を持っています。この展覧会は長蛇の列を作り社会現象となりました。"

Tourismvaganza (インドネシア、webより)

東京都現代美術館で開催された非常に著名な個展『新しい海: After the Rainbow』に続き、さまざまな地域や国からの期待と支援が高まり、バリ島に常設美術館『Eugene Museum in Bali』の設立が進められています。有名なタナロット寺院から約10分の場所に位置し、ユネスコ世界遺産の敷地内に建設されるこの美術館は、インドネシアの著名な建築家アンドラ・マティンによって設計される予定です。

Casa Brutus/カーサ・ブルータス(日本、webより

2026年、バリ島南部、森と海に囲まれた立地に、寒川裕人/ユージーン・スタジオの常設美術館が誕生することが発表された。…常設展示には、寒川の代表作である《海庭》シリーズや《Goldrain》、《Light and shadow inside me》などの絵画やインスタレーション、さらに建築一体型の新作などが予定されている。…2024年内に着工がスタートする〈Eugene Museum〉は、寒川の創作の根底にあるコンセプトである共生、そして「新しい海」を体現し、アップデートしていく、壮大な作品でもある。大自然に抱かれたスピリチュアルな地で、現代アートを堪能できる新たな聖地となりそうだ。

Emme Presents – Pre-Opening Interview
Andra Matin & Eugene Kangawa (EUGENE STUDIO) — “Voices from Indonesia” [English Subtitles]

Highlights from 2024, featuring voices from people in Indonesia.
Planning & Editing: EMME and the local museum team

EMME Presents – Pre-Opening Interview
アンドラ・マティン、寒川裕人(ユージーン・スタジオ)― ボイス・フローム・インドネシア(英語・日本語字幕)

企画/編集:EMME and the local museum team、2025

EMME Presents –  “Interview” Part. 1&2 Andra Matin/Eugene Kangawa (Eugene Studio) [Japanese Subtitles]

An interview by the local museum team.
Architect Andra Matin and artist Eugene Kangawa discuss the concepts and materials, with new perspective sketches, at Eugene’s atelier and home.
(This video was recorded in May 2024.)


(下記、美術館の英語版ボイラープレートより直訳・引用)

“世界遺産の麓、名勝タナロット寺院から約 10分、美しい緑と水に囲まれた常設美術館は、2026年の完成を予定しています。アジアとインドネシアに根差したコレクターズ・ユニオンが、作品を次世代に届けるための恒久的な美術館として、着工が進行しています。

本美術館の設計は、インドネシアを代表する建築家アンドラ・マティンが主導し、アメリカ生まれの日本人現代美術家・寒川裕人と対話を重ねて設計され、作品のために構想されました。来館者は、この1ヘクタールの敷地全体を通じて、自然と人間の共生を体感することができるでしょう。

設計にあたっては、休耕田となっていた土地を再利用し、既存の樹木を避け、太陽光や星座の軌道に沿わせ、テラコッタ素材を再利用し、時間の経過とともに変化する空間を生み出しています。

本館では一般開館のほか、ワークショップや夜間ツアーのほか、プレイルーム(礼拝部屋)、レストラン、ライブラリ、宿泊プログラムも予定されています。来館者は、金色の雨に包まれ、光の波の中へ足を踏み入れ、何万枚もの落葉に囲まれ、巨大な金色の絵画や天体、光の中、あるいは影に身を置くことになります。これらの作品体験は、天候や時間帯といった自然条件によって大きく変化し、まるで風景のように移ろいます。本美術館は、東京都現代美術館で開催された寒川裕人の大規模個展を見たコレクターたちの「幾世代先へと見られるべきだ」という思いから生まれました。地域の自然的・環境的魅力を高めることを目的に、レストランや宿泊プログラムも併設される予定です。”

2023年末には、美術館建築の準備の一環として、地域の方々の支えにより、アート・ジャカルタ本部と同じビルに「美術館準備室」が設立されました。
本美術館は現地公益財団法人および現地運営法人によって建設・運営されています。
*本美術館は、個展「ユージーン・スタジオ 新しい海/After the Rainbow」(東京都現代美術館、2021〜22年)を原型とし、寒川が本美術館のために特別に制作した新作を加えて構成されています。《Goldrain》《Everything Shines》《Light and Shadow Inside Me》をはじめとする15部屋程度の常設作品およびインスタレーションを予定しています。


※その他、美術館に関する記事はこちらからもご覧いただけます。
https://eugene-museum.com/newslist/(外部サイトへ移動します)
https://the-eugene-studio.com/news/(日本語)



寒川裕人 / Eugene Kangawa コメント

「まず、このような私一人では想像できえないような、常設美術館という素晴らしいご提案、機会に驚くと同時に、実現へご尽力頂いた方々に深く感謝申し上げます。このような国を超えた取り組みは当然ながら、多くの方の有り難い支えと推進があってのことで、地域の方々、そして全ての関わる方にとって大切な場所になってほしいと願っております。

インドネシアを訪れ、そこで友人たちと交流することは本当に喜ばしいことでした。Andra Matinによる素晴らしい建築も完成に近づき、素晴らしい正式名称も決まり、私たちも完成の日を心より楽しみにしております。

現在、美術館のテーマとしては、「共生/Symbiosis」、また「Meta-Nature」や「Diverthing (Divert-Thing)」、「想像の力」などが挙がっています。今回、各作品のディテールをAndraたちと細かに共有し、作品、絵画と建築が共振し、一緒に設計されていくという興味深いプロセスがありました。建築全体が作品のようでもあり、一部は自然光が多く、時間帯による変化が大きい場であり、同じ作品でも昼と夜とではまた違う様子になるでしょう。森羅万象すべてへの等しい探求が表され、建築、ランドスケープ、そしてそこに訪れる人々と共にある、ひらかれた場になれば幸いです。」

Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO 寒川裕人 / ユージーン・スタジオ
時間や存在、歴史を題材に扱った抽象的な絵画やインスタレーションを中心に、過去の代表的な展覧会に、東京都現代美術館 個展「ユージーン・スタジオ 新しい海」(2021–22)のほか、金沢21世紀美術館「de-sport:」、資生堂ギャラリー個展「1/2 century later.」、サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)「89+」参加他、コレクション展など多数。寒川裕人(かんがわ ゆうじん)は1989年米国生まれ。

「共生」と「想像の力」をテーマとした東京都現代美術館での個展の反響を背景に、アジア・ASEANゆかりのコレクターの方々の手によって、同展が発展する形で、寒川裕人/ユージーン・スタジオの作品単独の常設美術館が、バリの世界遺産の文化的景観を望むエリア約1haの敷地にて、現地運営組織および現地公益財団法人によって建設・運営されています。

またアメリカで発表された短編映像がロードアイランド国際映画祭、ブルックリン映画祭ほか複数の海外映画祭でオフィシャルセレクションの選出や受賞ほか。東京近郊にて、作家本人とスタジオスタッフの設計とDIYによる、緑豊かな「Atelier iii」にて、様々な分野のスタッフによって制作が行われています。
https://the-eugene-studio.com/

(引用 了)

© 2021 Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO


アンドラ・マティン/Andra Matin (建築家) コメント

「この美術館は、建築がEugeneの作品と有機的に混ざり合うこと、そして彼の作品と親和性のあるバリの伝統、文化、魂を閉じ込めることが重要です。 私の建築は自然への敬愛がベースになっており、作品との親和性を強く感じています。今回の取り組みはアート、人々の行動、自然が繊細に混じり合っており、コスモロジーにとって重要な要素が含まれていると感じています。

バリの伝統的な住居システムとして、Natah Systemというものがあります。そこには憩いを生み出す共同空間と共にコミュニティが成り立ちます。今回は建築、自然とEugeneの作品、そしてビジターの皆さんとの共生の地となります。このシステムをベースに、テラコッタなど現地の素材と技術を最大限活用しています。

そしてこの美術館は、インドネシアにおいて、質の高いコンテンポラリーアートと建築を体験する名所になってほしいと思います。インドネシアの建築チームと日本のコンテンポラリーアーティストが力を合わせ、非常に繊細な技術によって、空間と体験を作り出して行きます。是非インドネシアの人々や、世界の人々に感じてもらいたいと思います。」

Andra Matin アンドラ・マティン
アンドラ・マティン(Andra Matin)は1962年インドネシア生まれ。2018年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展特別賞受賞や、イスラム圏の建築における最高賞のひとつとされるアガ・カーン建築賞を2022年に受賞等、住宅や美術館、モスク、公営 水泳場などを幅広く手がけるインドネシアを代表する建築家。 代表作に「ブリンビンザリ空港」、「ポテトヘッド」(2010年)、「Tubaba Mosque」 (2017年)など。西ジャワ州バンドンで生まれ、1981年バンドンのパラヒャンガン大学建築学部卒業、1990-98年Grahacipta Hadiprana勤務、1998年に事務所を設立し、バンドンにて約40名超のスタッフが勤務しています。
https://www.andramatin.com/

© Andra Matin

本件に関する問い合わせ先(日本語):

Eugene Studio(ザ・ユージーン・スタジオ株式会社)

press@the-eugene-studio.com

Press enquiries on this matter:
Correspondence
Indonesia / Vivin
UK, US, FR / Sutton

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ビジネスカテゴリ
アート・カルチャー
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会社概要

URL
https://the-eugene-studio.com/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都世田谷区松原 6-5-20
電話番号
-
代表者名
和田雅史
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年07月